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今日を集める_2024.6.14

今朝のランニングは階段を登るコースにした。階段を駆け上がるのは辛い。でも、歩いて登るより、体を動かす時間や息切れする時間、辛さを感じる時間は総合的に少ないかもしれない。途中まで歩いて登り、やはり駆け上がろうとスタート地点に戻ったなら、そのあとはもっと辛くなる。

ひとりで走るのはなかなか苦しい。走ること自体をサボることもできる。ひとつの選択や少しの迷いが、その後に影響してくる。自分がどんどん剥き出しになり、露骨に現れてくる。走れば走るほど気持ちが悪くなることもある。運動すれば気分が晴れるとか、精神面が鍛えられるというのは必ずしも当てはまるとは思えない。走っている間はずっと考えている。何かに追われるように、そこから逃げるように。もしかしたら何かを追いかけているのかもしれない。無心で走っていることもあるけれど、ほとんど考えている。長距離を走れる人はすごい。長期間生きられる人はすごい。その間ずっと自分と向き合うのだから。

好きな漫画の「坂道を見たら悩む前に走っちゃえばいい。そしたら止まれなくなるから」という台詞をよく思い出す(細かいニュアンスは違うかも)。作者はどんな気持ちを込めてこの台詞をキャラクターに言わせたのだろうかと考える。数年後、作者は連載していた作品を残したままどこかへ行ってしまった。何年かに一度気になって検索するけれど、今どこで何をしているのかはわからない。この台詞に作者自身は背中を押されなかったのだろうか。みんないつどうなるのかなんて、本当にわからない。

動画を更新した。どうしても今日アップしておきたかったから、間に合ってよかった。
札幌に1泊した時の様子と、帰宅後の数日を1本にまとめた。旅行のことだけを動画にしなかったのは、旅行後の反動が苦しかったから。楽しさだけじゃなく、苦しさも一緒に残したかったから。その苦しさをわかりやすく伝えるなら、切ない音楽に乗せた方がいいのだろうけど、元気な音楽に乗せた。落ち込んで元気がなくて何も出来ていないわけじゃない。元気が有り余っていて、まだ動けて、疲れたって言葉に出したくなくて、でも焦って空回りしてしまう。苦しい。そこを残したかった。元気な音楽に乗せる方が正直だと思った。そうすることで伝わりづらくなるのもわかるけど、「旅行楽しそうだね」と見てくれる50人のうち1人でもそこに気づいてくれたら嬉しい。

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