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『この恋を星には願わない』【第13話】 感想

『この恋を星には願わない』第13話②が、2024年5月18日に公開されました。
更新が多くてほんと嬉しい。紫のあ先生、ありがとうございます。
今回も冬葵と妃咲さんのやりとりにドキドキしたりハラハラしたり、一コマも目を離せない回でしたね…! つらつらと感想を書いていきます。


『この恋を星には願わない』 あらすじ

幼なじみの冬葵、瑛莉、京の3人を中心に、それぞれの想いが文字通り交錯するラブストーリーです。日常が丁寧に描かれる大学生ものです。

あらすじ
小さな頃からいつも一緒に過ごしてきた幼なじみの瑛莉ちゃん。 いつしか友達としての好きから恋愛としての好きに変わっていたが、私はこの想いを本人に伝えることはないだろう。 これからもずっと彼女のそばにいたいから―― 。
それぞれの「好き」が交錯する、美しく淡いラブストーリー。

https://comic-walker.com/detail/KC_000622_S?episodeType=first

『この恋を星には願わない』 【13話】感想

幼なじみの3人以外に存在感のあるキャラクターとして、冬葵の高校の先輩である妃咲(きさき)も登場します。
みんなそれぞれ魅力的ですが、私はこの妃咲さんを推してます。もうね、ほんと好き。一コマでも出たらいつも嬉しい。
13話は、妃咲さん推しの視点でも見どころがたくさんある回でした。

紫のあ先生は、こうしてちょくちょくコマを投稿してくれるのありがたいですよね。
木漏れ日の中で何かを思案する妃咲さん、素敵ーーー! (なんか先輩は呼び捨てではなく、冬葵と同じく「きさきさん」と呼びたい感じ)

【13話】 あらすじ(ネタバレなし)

13話は映研サークルの合宿回です。
(このサークルはインカレだと言ってたし、冬葵たちはみんな大学は同じではないのかな? 冬葵と瑛莉ちゃんは一緒?)

黒髪のウィッグをつけて撮影にのぞむ瑛莉ちゃんと、サポートする冬葵、特別出演となった妃咲さんの愛犬コジローもいます。
大学生の合宿といえば何かが起こるのが常でして、、主要メンバー全員が集まったこの合宿先でも、やっぱり何かが起こります。

【13話】 感想 (ネタバレあり)

※ここからはネタバレありです※

撮影に追われて暑さにやられている瑛莉ちゃん。
様子を見に来てくれた冬葵の手を取って、"保冷剤代わり"という口実で、冬葵の手を自らの頬に持って行きます。
このコマもきれいだなぁ。紫のあ先生の絵は本当に光の描写がきれいで、ここも木漏れ日を感じます。
瑛莉ちゃんからすれば、スキンシップを拒否されたばかりの冬葵が自分の近くに来てくれて、そんな仕草を受け入れてくれたことに安心感を覚えます。

これさぁぁぁ、瑛莉ちゃんの気持ちもわかるけど……残酷だよね。冬葵が想いを伝えていない以上、仕方のないことだけど。
「瑛莉ちゃんはスキンシップが多め」と冬葵は言っているし、昔からずっとこういうやりとりをし続けてきたんろうね。

好きな人からまったく他意のないボディタッチをされ続けるのは、気持ちを伝えたらこの関係が崩れてしまうんじゃないかという怖さとか、これ以上は望んではいけない事実を何度も何度も突き付けられているような感覚とか、結構辛いんじゃないかな。切ないなー……。

でもそんな感情を一切表には出すことなく、瑛莉ちゃんが安心できるように努めて自然に振る舞う冬葵。なんていい子なんだーーーーって毎回思ってるよ。

あと瑛莉ちゃんに食べたいアイスを聞くシーン、「イチゴ? ラムレーズン?」と二択なのがいいよね。好みを当たり前のように把握してる感じ。二人が今までの積み重ねてきた月日を感じます。

さて、お話の舞台は合宿です。
そんな冬葵と同室なのは、妃咲さん。え、待って合宿って、二人部屋だったりする?? やっぱり二人は付き合ってるから??
って期待しちゃった。けど、いや「みんな出てる」って言ってるし大部屋かな…。
大部屋だとしても、冬葵と妃咲さん、瑛莉ちゃんが同じ部屋で寝るの、ちょっとすごいよね。
瑛莉ちゃん絶対寝れなそうでちょっとかわいそうだけど(笑)、その展開見てみたくなっちゃう。

部屋での二人のやりとりもいいよね。
妃咲さんってクールに見えて、「先輩はなんでも見てるよー」とか、寝てるコジローくんを抱き上げて冬葵にツッコまれたりとか、お茶目なところもちょいちょいあるのがいいですよね。いたずらっこというか。かわいい。そして寝ぼけ眼のコジローくんもかわいい。

続いて、冬葵がお誘いして、庭園のようなところを散歩する二人。完全にデートだよねぇ。絵になります。

いっそ瑛莉ちゃんからのスキンシップを全拒否すれば? と提案する妃咲さんに対し、それは彼女を傷つけてしまう、自分も傷つく彼女を見ていられないと返す冬葵。
でも妃咲さんから見れば、スキンシップを拒まれるよりも自分と冬葵が恋人同士でいることの方が、よっぽど瑛莉ちゃんには効いている(傷ついている)ように見える。
実際二人は両片想いなんじゃないの? って妃咲さんは思ってるんじゃないかな。

そして13話で一番気になるのが、この会話での妃咲さんの「……イラつくなー」なんですが。

いやぁ、お顔がいい。本当にいい。
ここでのイラだち、初見では、かわいい後輩である冬葵を傷つけ続ける瑛莉ちゃんに対してのイラだちだと思ったんですね。てめぇ、いつまでもうちの冬葵に何してんだ、的な。

えっ!? これは、妃咲さんも冬葵へ本気モードになった…!? 次のページの美しいハッとした横顔は、自分の冬葵への気持ちを自覚した顔…!? って思った(沸いた)んです、私。きさふゆ推しなので。
それは私が見たすぎる展開なので、めっちゃ大歓喜だったんですけども。

いい女 vs いい女による冬葵の奪い合いが見たいぞ……!

ただね、よくよく会話を読み返してみると、ちょっと違うかも。
(冬葵がそんなんだからさぁ)の「そんなん」は、自分を散々傷つけてきた相手を甘んじて受け入れ続けている冬葵に対しての言葉だし、(あんな目に逢っておいて)も、冬葵に向いてるのよね。
瑛莉ちゃんへのイラだちだったら、(あんな目に遭わせておいて)になると思うから。

なので、妃咲さんが「イラついた」対象は、この会話の中では、冬葵と瑛莉ちゃんの関係性に対してなのかなと思った。
妃咲さん本人も、恐らく報われない辛い片想いをずっとしてきたから、今の冬葵と瑛莉ちゃんを横目で見て(せっかく両想いなんだから、モタモタしてないで早く二人とも正直になって幸せになればいいのに)的なイラだちだったりする……? のかな。

もしそうだとすると、延々ともどかしい二人にイラっとした妃咲さんが、窓越しにこちらを見る瑛莉ちゃんに気づいて(ハッとした横顔はそれ)、瑛莉ちゃんにもっともっと彼女自身の冬葵への気持ちを意識させるために、自分と冬葵がキスしてるところを瑛莉ちゃんに見せつけようと思ったんじゃないかと。
裏を返せば、何よりそれは冬葵のための行動であるわけだけど。

どうだろうなー。
もしくは、それは結果論であって、妃咲さんは今の状況を(あはー)って楽しんでるだけかもしれないけど。

キスしたのを周りに見られたんじゃないかって心配する冬葵に、「大丈夫だよ。ちゃんと周りは見てるから」って、妃咲さん一瞬サイコパスかと思ったもんね笑。

どうだろう。もうほんと妃咲さんの本心がわからなすぎてずっと考えちゃいます。恋かもしれないねこれは。

イチファンとしては、冬葵にじわじわ本気モードになった妃咲さんも加わった四角関係な展開が見たいです! とても! いやたぶんそうはならないけど。

あ、あと冬葵のほっぺをぷにってしたのもかわいかったですね。
(冬葵にほっぺを触られた瑛莉ちゃんに対抗してる? とか思いました。対比として)

『この恋を星には願わない』【14話】 はいつ頃? どんな展開になる?

続きが楽しみな『この恋を星には願わない』ですが、次もたぶん分割で「第14話①」になるのかな?
更新は【6/7(金)】だそうです。
たぶん映研サークル合宿の続きですね。
夕飯とかお風呂とか就寝時とか? どこが描かれても楽しみすぎます。
最後までお読みいただきありがとうございました♪


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