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宇宙

乗り継ぎに遅れてしまうと
荷物を揺らしながらつるつるの床を蹴る
そこはLAX国際空港


いかにもブラックな働き方を続け
新卒一年を終えようとしていた2月
暖かい気候を求めてメキシコに向かっていた時のこと


なにをそんなに焦っているんだ、人生そんなに急いでもしょうがないよ。
そう私に語りかけたのは空港職員の男性だった


彼の目はあまりにも綺麗な水色をしていて
彼の言葉は空港を急ぎ足で駆け抜けようとする私よりも
日々仕事に追われる生活をする私を見透かし
届けられたように心に刺さった


私はあの時、彼の目を通して宇宙を見た気がする

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