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フレッシュタイム祭り2021

10年ほど前、玄関先の小さな植栽スペースに一株だけ植えたタイムが今年も花盛りです。今年はタイミングよく花付きフレッシュタイムを楽しんでいます。
インスタグラム @kumama_yurikuma にあげた写真ばかりですが、まとめたメモとして残します。

メディカルハーブとしてのタイム

お肉や魚料理、トマトの料理などキッチンハーブとして幅広く使えるタイム、私は断然シチューの香りの決め手と認識しています。

一方、メディカルハーブとしての側面もあります。詳しくはモノグラフを載せている専門サイトや書籍に譲りますが、抗菌作用に優れ、感染症予防に用いられることがあり、また去痰、鎮咳、鎮痙の作用があるとされています。呼吸器や口腔内トラブルに、適した剤形で用いたいハーブです。
フィトケミカルが濃縮したエッセンシャルオイルを使う場合には肝毒性のある成分が含まれるので注意が必要ですが、ハーブを調理やティーとして用いる分には問題ないとされています。

下写真はブロックから垂れ下がるタイムさん。
上には伸びていかないのでクリーピングタイムだったのかな。左手奥の方の緑も全部同じ一株です。

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垂れ下がって下に着いちゃいそうなところを剪定して、柔らかい新芽部分を取り分けました。茎が硬い古い部分は乾燥させてから葉だけ落としてお料理用にするつもりです。

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漬けたもの3つです

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左から、

タイムハニー

オレンジの蜂蜜に漬けました。喉がイガイガする時に行き渡らせるように舐める用です(前田京子さんの「ひとさじのはちみつ」参照!)

ほとんどの蜂蜜が結晶化していたので漬けたというか練り込んだというか・・・。タイムから水分が出て結晶も少し溶けてきましたが、サラサラにはならなさそうです。少し温めてレモン汁をちょっとだけ入れて緩めてからタイムを取り除いて保管します。来週くらいには。

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タイムのティンクチャー

生葉から水分が出て薄まることを想定して30度ほどに薄めたウォッカで。
うがいやマウスウォッシュに使います。

写真は漬けたばかりなので液が無色透明です。色が出てくるのはドライハーブより遅くて三日くらいかかりました。

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ハーブレモンシロップ

たまたま国産レモンが手に入ったのでレモンシロップに、タイムとローズマリーを入れました。
レモンと同量(重さ)のてん菜糖と、ハーブの量は適当(いつもすいません)。
これは完全に飲む用です。

砂糖が溶け切るのに4−5日かかりました。1週間ほどおいたので、ザルでハーブとレモンを濾して、シロップは冷蔵庫保管します。日持ちは2週間くらいです。

お味は、ハーブの風味が効いたオトナ味。あえて蜂蜜を使わなかったので、ストレートにレモンとハーブの香りを感じられます。
桜が散ってから寒の戻りで肌寒いので、お湯割りでいただいています。もう少し暖かくなってきたら炭酸割りで。
ドレッシングの甘味などお料理にも使えます。

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終わりに

今回はタイムのツケモノ3種でした。10歳を超えてもまだまだ威勢よく、放っておくと増えていきそうなので、今度は蒸留もしてみようかな。
同じタイミングで植えたラベンダー(ラバンジン系)はあっという間に「木」にまで巨大化しましたが、昨年急に枯れ込んでしまいました。それまではラベンダー、タイムともに頑張ってるな、くらいにしか思っていなかったのですが、片方がなくなってみると急に愛おしさが湧いてきてしまって。。。大事に、有効に使ってあげないとと思っている次第です。

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