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ちょうちょになった亡き母

三姉妹のシングルマザー、ゆりこです。

私の母は、私が幼い頃から病気がちで、入退院を繰り返し、最期は肝臓ガンを患い、61歳で亡くなりました。

亡くなった日は、三女が生まれてちょうど3ヶ月の日。赤ちゃんを連れてのお葬式やら納骨やら、母の死はとても悲しかったけど、三女のお世話もあり、忙しくてバタバタと時が過ぎていきました。

いつも、ちょうちょがいるね。

お葬式の日も、保育園の送り迎えの道でも、お買い物に行く時も、いつも現れるちょうちょ。私に並走するように飛んできたり、車についてくるように飛んできたり。
「最近いつもちょうちょがいるね。」
母が亡くなってから、すごくそう思うようになりました。子どもたちも、ちょうちょが多いと言うようになりました。

そのちょうちょ、お母さんだよ

いろいろ“みえる”人に「そのちょうちょは、ゆりこさんのお母さんだね」と言われた時、妙に納得できました。
いくらなんでも、ちょうちょの登場が多すぎる。やたら私の周りにちょうちょがいる気がするのです。

何年も経つと、ちょうちょがくると自然におしゃべりが始まります。

ちょうちょに話しかける習慣

心の中だけで、ですが、
ちょうちょが母なのかも?って思ってから、ちょうちょに話を聞いてもらっています。
「りりこがね、明日テストだから応援してね」
「ももこのお友だちが転校することになったんだよ」
「ななこ、自転車の練習はじめたんだけど、全然うまくならないんだよ。」

話しかけていると、リラックスというか、毎日電話していたあの頃に戻れるような気になります。
もっともっと話したいことあるんだけどな〜、と早々と亡くなった母を思います。

「また三姉妹のお話聞いてね」

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