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【北陸】地方空港からの海外旅行が最高すぎる話

お盆にバリ島へ遊びに行ってきました。
私にとってバリ島は実になんと25年ぶり。
その当時は大阪に住んでいました。

今回はじめて、最寄りの小松空港から出発したのですが、結果、これがめちゃくちゃ大正解でした。
このことを全北陸にお住まいの皆さまにお伝えしたく、ここに記しておきます。


北陸に住んでいる周りの友人に、海外旅行に行くならどこの空港を使う?と尋ねたら、100%関空か成田だったんです。

大阪市中央区に12年間住んでいた私、その頃は関空までバスなりラピートなりに乗れば、1時間ちょっとで行けましたが、福井から関空…いやちょっと、もうそれだけで疲れる。どう考えても空港に辿り着くまで、少なくとも3〜4時間はかかります。もちろん交通費も発生します。
そして前泊や後泊しないと、おおよそベストな時間帯の便には間に合わない(子連れなのでなるべく普通の時間に行きたい)ので、宿泊費が発生します。
海外行くまでに国内でもお金がかかるなんて。

そこで今回は我が家から最寄りの空港である、小松空港から海外へ行くルートを考えました。

調べてみるとソウル、上海、台北に飛んでいました。
今回の目的地バリ島へ行きやすそうなルートを検索し、台北を経由するエバー航空で行くことにしてみました。

今回の行き方とスケジュールがこちらです。

11時45分 小松空港発
     ↓
13時55分 桃園国際空港着
     ↓
翌朝9時50分 桃園国際空港発
     ↓
15時15分 デンパサール空港着

トランジットで一泊することになりますが、関空だったとしても前泊するので、同じことかなと。しかも台湾なら日本国内で泊まるより、安く泊まれるかも?…と思ったら、ちょっと今回は台北のホテルの値段の上がり方がすごすぎて、いや日本円が安すぎて?ちょっと出ちゃいました。てへ。

さて出発当日。小松空港へは自宅から自家用車で向かいます。国道8号線がうっかり渋滞してたら怖いので、念のために高速道路を使用。スイスイ快適に問題なく40分ほどで着きました。

空港の駐車場に車を停め、空港1階の国際線カウンターへ向かいます。建物の左側部分が国際線です。

小松空港内MAP

今回は初めてだったのと、万が一何かに巻き込まれた時のことを考えて早めに着き、チェックインの行列に並びました。
ですがチェックインまでは行列がなければ、車から降りて10分もかからなさそう。だってほらMAPの通り、空港の出入口から数歩で国際線カウンターなんです。

搭乗券を発券してもらい荷物を預けて、カウンター横の階段をてくてく2階へ上がり、保安検査場を抜けて、出国審査を経るまでが5〜10分。

小松空港2階の保安検査場前


そして時間がきたら、1カ所しかない国際線搭乗口から飛行機に乗り込み、出発。

いざ出発

なにこれ…あっという間すぎて、ほんっとに感動。
小さい空港だし飛行機まで外を歩くのかなと思いましたが、ちゃんと建物とつながっていました。快適。

トランジットの台北には午後に着き、出発は翌朝とゆっくりできるので、台湾には入国してしまいましょう。

初めての台湾でしたが、標識はだいたい英語と漢字が併記されているので、なんとなく意味も分かるし、街の造りが日本と似ているからか、とても安心感がありました。MRTに乗って晩ご飯を食べに、憧れの夜市に行ったりできちゃいます。

懐かしい雰囲気の中壢観光夜市へ


地元の方がほぼ。にぎわっていて楽しい


翌朝は桃園国際空港からデンパサールへ出発。
台北ではあまり欧米人を見かけなかったけれど、このバリ島へ行く便に限っては、急にほぼ欧米人が占めていました。
国際空港ならではの華やかな雰囲気を味わいたい欲も、ここで満たされると思います。



そしていよいよ目的地のバリ島へは、5時間半ほどのフライトで、15時すぎに到着。台北まで進んでからのバリ島へのフライトなので、機内での時間も短くなり、身体的にも疲れにくいと感じました。

バリ島旅行記は長くなるのでまた別の記事で。


帰りの便は、また台北に戻ってトランジットし日本に帰国という流れ。デンパサール空港を出発する際に、スーツケースのピックアップを日本にしておくと、再び台湾でピックアップ&預け入れする必要がないので、ぜひそうしましょう。搭乗券もデンパサール→台北までの分と、台北→小松までの分の2枚発券してくれます。


帰り方とスケジュールがこちらです。

16時30分 デンパサール空港発
    ↓
22時 桃園国際空港着
    ↓
翌朝6時30分 桃園国際空港発
    ↓
10時25分 小松空港着

そう、帰りは乗り継ぎの出発時間が早朝なんですよね。ここだけがネックでした。しかしなんと、桃園国際空港の第2ターミナルに、カプセルホテルが2023年にオープンしているではありませんか。

まぁ少し値段は高めですが、この利便性をかんがみると問題なしでしょう。

口コミを見ると、うるさいグループと一緒になるとちょっと…的なことが書かれていましたが、私が行った際は一人旅の方が多く、とにかく静かに音を立てずに過ごすよう、おのおの努力してる感がありました。

このカプセルホテルに泊まるために、台湾に再び一旦入国が必要ですが、夜だからか入国審査は列が全く無くすんなり入れました。

3階出発フロアの22番カウンター近くのエレベーターから
5階へ上がるとこのホテルに着きます

このホテルで翌朝5時までしっかり寝られました。
搭乗券はすでにデンパサール空港で発券してもらっているので、朝起きたらそのまま3階の出発フロアへ降りていき、保安検査場を通り、出国審査を経て、ゲートへ向かえばOKです。

桃園国際空港を出発したら3時間半ほどで、小松空港に到着。

ここからも感動だったのですが、さすが地方空港、すべてがやっぱりコンパクト、シンプルに完結。


飛行機を降りたらすぐ入国審査でして、同じ飛行機に乗っていた人しか並ばないので行列も数名ほど。スーツケースも5分〜10分ほどで出てきまして、そこからトコトコと税関を抜けて出ていけば、もう空港の外です。
人波をかき分けて、スーツケースの出てくるレーンを見極めたり、たくさん歩いてやっと空港の外に出られるなんてことが無いんです。しかもこれ、お盆です。ほんっと感動。

小松空港から自宅までの帰路はもちろんノー渋滞。お昼前には自宅に着いて、シャワーを浴びてゆっくりできました。関空発着だったらまだ車や電車の中で、帰りが夕方になっていたことでしょう。


何度でも言いますが、本当にこの快適さを全北陸にお住まいの皆さまに、声を大にしてお伝えしたいです。

いや、北陸に限らず他の地域の地方在住の方にも、きっとお近くの地方空港があるのではないでしょうか。
ぜひ地方空港を活用してみましょう。海外旅行がぐんっと身近になると思います。



世界の入り口は近くで開いているんですよね、勝手に思い込んでいただけで。

せっかく世界中のほぼどこにでも行ける、最強のパスポートを持った国に生まれてきた私たち。
たくさん旅して、たくさん広い世界を感じたいですね。


さあ次はどこに旅しようかな?



地図はこちらの小松空港サイトからお借りしました。




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