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わたしが「わたし」を助けにいこうー自分を救う心理学ー を読んで

なんでいつも同じようなことで悩むのだろう
部屋を綺麗に保てない。散らかった後にまとめて片付けたり
高校までは普通にできていた「人と仲良くする」ということが大学以降難しく感じるようになりました。

自分の美意識が低いからとか、面白くない人間だからとか
原因をいろいろ考えてはみたけど、なんとなく別の理由がある気がして何年も悩んでいました。

あるYouTubeとの出会い

そんな時に、自分の感情を代弁してくれるようなYoutubeを見つけました。
「橋本翔太の人生リノベーション!」です。

https://www.youtube.com/channel/UCiFpKFt3RNKnmTLOPFibOAQ

このチャンネルは、自分ではうまく言語化できない心の動きがわかりやすく解説してあり、それがもう自分に当てはまりすぎて、思わず「わかる」と言ってしまう場面がいくつもありました。

そんな橋本さんが最近本を出したと知り、早速購入してその足でタリーズに行き
気づいたら一気読みしていました。

その本のタイトルが わたしが「わたし」を助けに行こう です。

https://amzn.asia/d/77FgGH3

うまくいかないのは自分を守るためだった

本の中で、そんな心の防衛反応のことを「ナイト(騎士)くん」と表しています。
一度ついた心の傷を、それ以上感じないように守ってくれています。

たとえば「部屋が片付けられない」という悩みを持っていたとします。
仮に部屋が片付いていると、「部屋を片付けなきゃ」という思考は無くなりますよね。現状片付いているのだから。
すっきりした気持ちになったり頭の中がクリアになると思います。

しかし深層意識では、それでは都合が悪いのです。
それは、部屋が片付いていないこと以上に大きな悩み(仕事や健康の不安など)を直視しないといけないからです。
それが辛いので、ナイトくんはあえて片付けをしないよう働きかけているのです。
部屋が散らかったままにさせ、それに対するモヤモヤした気持ちを感じることで、さらに大きなモヤモヤ(仕事や健康の不安など)を感じないようにして自分を守っています。

これは、他の事象にも当てはまります。
目の前の悩みは、それ以上の大きな悩みを感じないように発生しています。
ナイトくんは子供なので、さっきの部屋が片付けられない例にある通り、やることが不器用だったり極端だったりします。が、全て自分がこれ以上傷つかないように起こした行動によって発生していたんだと。それを知って、すごく納得しました。

それを知った上でどうすればいいか

ナイトくんを消すことはできませんが、働きを緩めることはできます。
それは、ナイトくんと対話することです。
対話の方法は、本では7つのステップで明記されていますが、簡単にいうと

・なぜその問題が起きているのか
・ナイトくんはどういう使命を持っているのか
・その使命を辞めたら自分がどうなると思っているのか
・自分はもう大人になったことを伝え、見守ってもらうよう伝える

こうすることで、ナイトくんは安心し働きを緩めることができます。

ナイトくんが起こした行動は、良い行動ではなかったかもしれないけれど、そこには意味があったんだと理解することができました。

最後に

この本は、何年も同じ悩みを抱えている方にぜひ読んでもらいたいです。
自分への感じ方が変わると思いますし、本の内容を知った上での行動は、きっと知る前とは異なるものになると思います。
どうしたって離れられない自分のことを肯定できるようになるためにも、この本を読み返そうと思います。





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