部屋から出ないでいるんだ

化粧をするひとなら、ファッションの触れ幅があるひとなら、外見でどんなに人の見る目が変わるかわかるはずだ
わたしはなんにでもなりたい
ギャルになりたいしゴスになりたいしオタサーの姫になりたいしゆるふわOLになりたいしメンヘラビッチになりたいし
なろうと思えば全部になれる
顔がひとつしかないというのは窮屈だし生きづらいとおもう
ひとは与えられた肉体や社会的立場のなかに流し込まれてその形をとってる「メタモン」みたいなものという気がする

部屋から出ないで、お化粧をしないで、誰にも観測されない生活をしていると、ふと素顔さえ窮屈に思えるのです

わたしは何にでもなれるし何にもなりたくない

(だけど絶対、おとこのひとになりたいとは思わない……)

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