夫婦が離婚を選択するとき

もう、離婚しちゃったから思うけど、
離婚すると決意するまでが長かった。

でも、決めたら、早かった。

そんな私の離婚までの道のり。


結婚生活での私は、夫のご機嫌をとっていた。

その時は思うことはなかったけど、
自分のことは、どうでも良かったのかな?

自分の気持ちをより、
相手にご機嫌の方が大事なんて、
どう考えても、おかしい。


私は、今まで意識していなかったけど、
人が言い争っていたり、
不機嫌そうにしていたり
自分が原因でなくても怒っていたり

・・・そういう雰囲気を感じると、
極度に落ち着かなくなる。

そして、どうにかしないって、
思ってしまう。


そう、思うまでは、誰でもあること。


ところが、私は、過度に反応してしまう。

夫との関係でも、
夫がイライラするたびに、
穏やかになるように声をかけた。

そして、本当は、自分の話をしたいのに、
夫が話をするのを、ただ、聞いていたり。

結局、自分の話は聞いてもらえることはなく、
寂しい気持ちになることもあった。
でも、それを夫に伝えられず、
また、夫が気づくこともなかった。

もっとも、私が何も言わないのだから、
気づきようもないのだけれど。

だから、ずっと寂しくて、
ずっと、不安だった。


その寂しさや不安を感じないように、
子どもたちと楽しいことをしたり、
お金がない不安だと思い込んだり

そうやって、
自分の気持ちをごまかしてた。


それも、心が病んでしまうほどに。


そして、嫌われたくない。
見捨てられたくない。

そう、思いながら、
こんな関係を続けるうちに、
夫への気持ちは、冷めていった。

一緒にいたいけど、
自分の気持ちが言えない。

そして、夫のご機嫌をとることに
疲れてしまった。


こうして考えると、
私は、何がしたかったのか?と思う。


自分の気持ちを伝えたら、
夫に嫌われてしまう。

そんな呪いにも似た思いがあった。


だから、結婚していた頃の夫にさえ、
自分の気持ちを言えなかった。

そして、自分の気持ちを言った、
たったひとつのことが、


「離婚をしたい。」


と、いうことだった。


結局、私は一人で生きていこうと、
決めた時にしか、
夫に本音を言えなかったのだ。


夫との結婚生活は、
私が夫のご機嫌をとり、
夫の生きる力を奪い、

私の生きる気力を奪った。


私は、何のために、
夫のご機嫌をとっていたのか?

この答えは分からない。


ただ、ひとつ言えることは、
私も夫も、
自分の生きてきた習慣を
手放せなかったということ。

その結果が、離婚だったのだ。


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