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#2 ジャズに触れた時のこと

私が初めてジャズに触れたのは、中学の頃に我が家にやってきたTechnicsのコンポがきっかけだった。
当時、CDが出たばかりでまだまだレコード全盛だったが、我が家には早めにCDを聴く環境があり、父が買ってきた何枚かのアルバムの中にあったのがグレンミラーだった。
音楽は好きで歌うことも好きだったが、もっぱらスポーツ少年。
だが、家に帰って流れてきたオーケストラのハーモニーとポップスにはないリズムに、
ただただカッコよさを感じていた。
高校に入り、英語の授業でグレンミラー物語を取り上げたページがあった。グレンミラーそのものというよりは、ジャズへの関心が再燃したことを覚えている。
そして、同じ時期に行われた芸術鑑賞会で、サックスカルテットのライブがあった。体育館の舞台で演奏していたのを観た時はそれほどの感想はなかったが、今思い出すということは何かしらの影響を受けたのだろう。
まさか今、その形でライブをやっていようとは夢にも思っていなかったが。
高校までスポーツ三昧だった背の高い少年は、大学に進学すると同時にジャズと出会うこととなる。

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