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自分で自分をもてなす術を知る。

すてきな歓迎をされた。

6月の中頃から体調不良が続き、ようやく普段通りの食事ができるまでに回復した。
「なにかお腹に優しくて消化にいいものを・・」と探して目に留まったのは、サンドイッチハウス メルヘン。


たまごサンドとじゃがバタースープをオーダーし、食事が運ばれてくるのを待つこと数分。
「あ、じゃがバタースープの香りがしてきた〜」と思ったと同時くらいにプレートが到着。


目の前に現れたプレートから滲み出てくる温かさとやさしさに、「わぁぁ?!なんじゃこれは・・」と心の中で静かに叫んだ。

赤地×白ドットのペーパーナプキンの上にたまごサンドが置かれ、
たまごサンドの奥には白と紫のスターチスがミニ一輪挿しに飾られている(お水が入っていたのでおそらく生花)。
その横にはビスケットがひとつ。パッケージの赤とペーパーナプキンの赤がリンクしていてかわいい。
じゃがバタースープの入ったマグカップの下には花の形をしたシルバー色のコースター。

こんな形で提供されると思っていなかったので素直に嬉しかった。
(全ての店舗で実施されているのかは不明)
体調不良でなぜかやさぐれていた心に、メルヘンワールドがやってきた。

そして、たまごサンドを頬張りながら疑問に思うのである。
「私は私にこんなもてなしを日々しているだろうか?」と。
答えはノーだ。

自分をもてなす。
言葉にするのは簡単だ。

どうやって、自分をもてなすのか。
サンドイッチハウス メルヘンは知っている。

自分の心が喜ぶことをすればいいのよ、と。


何事も形から入る私。
いきなりすべて実行するのは精神的にも金銭的にも難しいため、
雑貨屋さんで自分好みの質感のウッドプレートを購入し、その日は帰宅。

今度は季節のお花やグリーンを買ってお部屋に飾ってみようかな。
一輪挿しはどんな色や形にしようかな。
かわいい柄のペーパーナプキンはどこに売ってるのかな。

こんな想像をするだけでも、口角が上がってきて楽しくなるから不思議だ。

"自分のために"となると、なぜかできない。
でも、もっと自分で自分のことを愛して、幸せにして、喜ばせていい。

大きなことをしようなんて思わなくていい。
まずは、日々の暮らしから。少しずつ。


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