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ネットのお漬物屋さん始めます

2020年より、和ピクルスのD2C事業を始めます。
6月から本格的に動き始め、現在は、試作を重ねながら、ブランドコンセプトを詰めて、パッケージを考えて、ブランドサイトを構築して、物流を整えて、試食会準備をしてなどなど、目まぐるしく動いています。

リリースは年明けの冬。まだスタートラインにも立っていないのですが、とてもありがたいことに、テレビ東京の「池上ベンチャーズ」に出演させていただく機会をいただき、恐縮です…。
テレビ東京で12/22(日)16:00~放送です!ぜひ見てね!

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◾️なぜネットのお漬物屋さん?

みなさんから突っ込まれる「なんでネットの漬物屋さん?」についてご説明します。

まず、私自身が漬物がとても好きで日頃食べている中で、「漬物の価値って今忘れられてない?」というところから始まりました。

漬物は、世界最古の健康食、保存食です。
素材本来の栄養が凝縮しており、発酵しているので乳酸菌も配合。つけ方によってGABA(眠りを促進する成分)なども摂取できます。
そして日本だけでなく、世界各地に漬物文化が存在します。

しかし、近年は、「塩分が高い」「体に悪そう」という意見がほとんどです。

決してそんなことはありません。
それどころか、漬物はこの健康志向の世の中にまさに適した食品だと考えています。

また、お漬物市場は現在約3200億円、10年ほど横ばいです。販路はほとんどがスーパー、コンビニなどの量販店への卸で、上位数社が市場規模の40%ほどを占めています。
歴史ある産業ですが、ある意味でいうと古い体制でイノベーションが起きにくい産業でもあります。
市場規模、市場環境を加味して、チャレンジするに値する価値が大いにあると思いました。

さらに、現在漬物には【消費者が積極的に選ぶ消費行動が起きていない】という課題があるのではないか、と考えています。
スーパーで販売している漬物は単一化が進み、種類が限られています。また化学成分を多く含む商品も少なくなく、心から安全・安心と思えるものを手に取れる機会が限られています。

これらの要素をひっくるめて、
「栄養満点はもちろん、美味しく、楽しい商品を新たな体験を通して提供することによって、積極的に商品を選ぶ世界観を作る」というコンセプトのもと、
お漬物のD2Cブランドに挑戦することを決めました。

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◾️まずやったのはひたすらアポ電。しかし断られ続ける

ネットのお漬物屋さんになる!と決めてまずやったのは、サプライヤー(製造元)探しです。
右も左もわらない私は、まずネットで検索できうる限りの漬物製造業者をピックアップし、片っぱしから電話しました。
しかし、完全に一見さん御断り。。
「販売チャネルがないなら作ることができません」「ラインが空いていないので無理です」の嵐。まともに話を聞いてくれる業者はいませんでした

仕方ありません、謎の小娘が突然電話してきて、ネットで漬物を売りたいんです!と訳のわからないことを言っているんですから。

リストを全てかけ終えると、今度はタウンワークを取り寄せて上から順にアポ電しまくりました。
合計200件ほどかけましたが、商談できる業者は現れませんでした。電話先の数件の業者は、「ネットでは漬物は売れないから、やめときな」とアドバイスまでしてくれる日々。。

まじでどうすればええねん…と❌だらけのリストを眺めながら、ふとFacebookに以下を投稿しました。

すると、お漬物屋さんの知り合いがいるではありませんか・・・!
この投稿をきっかけに数件ご紹介していただき、さらなるご縁で、最終的に最高のサプライヤーさんと手を組むことができました。
現在、ロットもわからない中で、細かい試作の注文を、嫌がる顔一つせず重ねてくれています。

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◾️「失敗」「失敗」「失敗」…「成功」!

お漬物D2Cのきっかけについてさらっと書きましたが、かれこれ1年半ほど「何の事業をやるのか、何なら身を削っても後悔しないか」を考えながら右往左往してきました。一度掘った事業もピボットし、私には向いていない、才能がない…何度も自己嫌悪に陥りました。

そんな中でとある起業家の友人が、「やめた時が本当の失敗で、やり続けた人に成功がやってくるから、やり続ける限り失敗ではない」と言っていたことにとても勇気付けられました。

そして、新R25のガクト様の記事の以下部分をいつも胸に刻んでいます。。

「ボクは、そもそも「成功」と「失敗」に道が分かれてると思ってない。
「失敗」「失敗」「失敗」「失敗」…「成功」。
モノゴトは「成功」と「失敗」に分岐なんかしていない。成功するまで一本道が続いているだけ。そういう考え方なんだ。」
引用:https://r25.jp/article/746616346240008957

和ピクルスD2Cブランドは2020年初旬リリース。
毎日必死で、毎日苦しく胃が痛くて、毎日楽しい。

D2C事業は総合格闘技で、ブランド、販売、テクノロジーを同時に推進する必要があり、本当に毎日死にそうです。

ご興味をお持ちいただいた方、いつでもご連絡ください!一緒にやりましょ!

また、誰か参考になればと、D2C事業開発で私が経験したことについて、できればタイムリーに綴って行ければ。

まずは、宣言でした!やってこ!

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