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つわり-6kg、前置胎盤、胎児発育不全、緊急帝王切開。一通り経験した妊娠・出産レポ

note再開!最近周りで2人目を妊娠したり、後輩が妊娠したりして、
なにかと「妊娠中どうでした?」「出産のときどうでした?」と話題になるので、記録としてまとめておきます。
私は割と妊娠中にいろいろ課題があり(入院しかけたつわり、前置胎盤、胎児発育不全、緊急帝王切開etc...)、毎日ネットで調べてはソースが怪しいキュレーション記事に震えあがっていたので、誰かの参考になればと思います!あくまでも個人のケースですが、特に最後の「胎児発育不全」の章は、産休を取りずらい自営業やフリーランスの方が当てはまるしれない、ぜひ読んでほしい章です。


妊娠初期:つわりで-6kg、胃液を吐く2カ月

つわりは個人差があります。まったくなにもない、食べ続けないと気持ち悪くなる、特定のものしか食べれない。いろんなケースがあります。
私の場合は、とにかく食べ物を受け付けない型でした。

食べたら吐く、飲んだら吐く、ついでに胃液も吐く。

とにかくこのループが2ヶ月続くわけです。単純な栄養不足に陥るのですが、フリーランスとして働いていた私に有給などもちろんなく、その時ちょうど海外プロジェクトの過渡期で海外出張も行く必要もあり、とにかくいつも吐き袋を持って外出していました。

ついに体重はマイナス6kgまでダウン。「あと1kg減ったら入院しましょう。あと出来るだけ動かないで、じっとしてて、カロリー消費するから」と担当医。
「動くときはトイレ、お風呂の時だけね!あとはベットで!」

いや...無理だろ...と心でツッコミながら、しばらく自宅安静と定期的な点滴生活となりました。
今振り返ってもこの2ヶ月が地獄すぎて、**自分の会社では「つわり休暇」を作る、と決めました。 **


妊娠中期:突然の前置胎盤

地獄もつわりも、ある日突然ふっっとなくなりました。本当にある日を境に正常に戻る、妊娠の不思議さよ。。
無事安定期に入り、自宅安静も溶けて、ご飯ももりもり食べれる幸せを噛み締めながら過ごしていた矢先。

妊娠26週目、いつもの定期妊婦健診で、「前置胎盤」と診断を受けました。
前置胎盤とは、胎盤が産道(赤ちゃんが生まれる時に通る道)の出口を覆いかぶさっている状態で、出産時に胎盤が邪魔して赤ちゃんが外にでれず、また母体も大量出血を起こす危険性がある可能性がある、という症状です。ちなみに詳細な原因はわかっていません。

前置胎盤は赤ちゃんが育ち胎盤が大きくなれば自然に治る可能性もあり、30週目で判断をするのが一般的。「様子を見ましょう」とのことでしたが、今まで聞いたことのない用語を知った私はめちゃくちゃ不安になり、ネットで毎晩「前置胎盤」と調べてはまた不安になりまくりました。

次の検診(これも1ヶ月あき、こちとら不安で一杯です)で、前置胎盤の症状は治っていました!パチパチ!と思いきや、次なるトラブルが襲います。。

妊娠後期:赤ちゃんがお腹で大きくならない胎児発育不全になる

前置胎盤完治にほっっしたつかの間、臨月入ろうとする36週目に「胎児発育不全」と診断されました。
何かというと、シンプルに赤ちゃんがお腹の中で大きくならず、低体重のまま、という症状です。私の場合、妊娠32週から胎児の大きさは変わらず、36週目にして想定1800gでした(平均は2.5kg)。大きく成長する妊娠後期の1ヶ月間、ほぼ大きくなっていないということです。

これには震えあがりました。先生に原因を聞くと、明確な原因は不明だが、
胎児に栄養である血液が胎盤にまで至っていなかったのではないか、ということでした。
・過度に頭を使う
・過度なストレス
・睡眠不足
・不規則で栄養の偏った食事

などが、胎盤に血液が行かない原因だと。

妊娠後すぐに復帰できないからと前倒しで仕事の担保をしようと躍起になっていた時で、上記ほとんど当てはまっていました。
私はお腹に大事な娘を宿しているのに、なぜ自分のことしか考えかったんだ
ろう。涙が止まらず、お腹をさすりながら何度も何度もごめんねと唱えました。

一般的に産休に入る34週目は、とても合理的な数字だと思います。この時、胎児は母と一心同体、母自身の行動や感情全てが子供の成長に繋がる時期なんだということを思い知りました。

「とにかく出産までの1ヶ月、全ての栄養を赤ちゃんに送りましょう。たくさん食べて、たくさん寝てください!それが最後のできることです。」

それから1日5食フードファイトの日々が始まりました。そして3週間で5kgの増加に成功(?)。妊娠中は、人生で一番で痩せ、人生で一番太った所業を成し遂げた時期でもありました。

赤ちゃんは、緩やかな増加ですが1800g→目標の2kg代に乗ることができました。

↓35週目の腹。非常に小さい。

出産:破水→陣痛→帝王切開

臨月になると、いつ陣痛が来るのか、全妊婦はそわそわします。私の場合は、妊娠39週目の早朝に破水したことから、これが世に言う陣痛か!と言う定期的な痛みが襲ってきました。

そこで不思議な事象が。破水と思われる液が緑色だったんです..
自分の体の中に緑色の液体が存在していたとは...なかなか衝撃だったのですが、

実はこれ、なんと胎児のうんちでした。

胎児が苦しかったりびっくりした際に、稀にうんちも漏らしてしまうことがあるそう。

病院につくとすぐ「ただでさえ小さいのに、うんちはSOSのサイン。緊急で帝王切開に切り替えましょう」と先生。 すぐに書類にサインし、緊急手術を行うこととなりました。
しかし、通っていた病院は産婦人科クリニックで、午前の診察が全て終わってからの手術。破水は朝方5時から、病院についたのは8時くらい(その間、「え、これ陣痛・・・?」と耐えていた。)、手術開始は13時予定。
なので約8時間陣痛に耐えながら待つことに。
もちろん8時間とか全然普通なんですよ。ですけど、私無痛分娩予約したはずだったよね。。麻酔を入れる訳でもなく最低限看護師さんが来るくらいで放置でした(笑)。最終的に子宮口は7cm!本当に本当に痛かったです。どれくらいかと言うと、私は「2年分溜まった下痢が出そうなのに我慢しなければいけない状態」とよく例えます。(お食事中の方本当にすいません)さらなる痛みに耐える全母に敬礼すべきです。

そして半身麻酔帝王切開手術が開始されました。意識がありながら自分のお腹が切られるのって結構めちゃくちゃ怖いし、生まれてくる赤ちゃん心配だし、嬉しいし、いろんな感情が入り乱れて、とにかく脳内はUltra soul。

そして開始5分(早っ)、「オギャー!!!」と言う元気な声が聞こえました。え、え、生まれたの?!と混乱している中、先生が生まれたての赤ちゃんを私の胸に乗せてくれました。
胸に乗ると赤ちゃんはピタッと泣き止んで、一生懸命目を開けようとしていて、最後は両目があいてじっとこちらを見つめる、生まれたての赤子。
私は「やっと会えたねえええー涙涙」と永遠に叫んでいました。

そうして生まれた娘は、2160g、42cm。小さく生まれましたが、体の機能はしっかりしており、保育器に入ることなく退院。それから、娘のいる生活が始まりました。

↓生まれて数時間の娘

出産後:一生愛し一生心配し続けるであろう娘の存在

その後娘はすくすく育ち、あっという間に現在は2才5ヶ月。たくさん喋り、友達との交流を覚えるようになり、世界が広がっている一方で、絶賛いやいや期で、気に入らないことがあるとすぐ大泣きして抱っこをせが見ます。
私にとって娘は、「自分よりも大切な存在」で、ずっと当たり前に愛情を注ぎ、何をしていても当たり前に思い続け、そして「怪我しないかな?」「悲しんでないかな?」とずっと心配し続ける存在です。

この話を母にすると、母は笑って「何歳になっても娘に対してはそう思うよ」と言いました。私の母も同じ気持ちかと思うと、一生の応援者なんだなと母の尊さが身にしみました。私も、娘が大きくなり、自分の足で未来を歩いていてる時、陰ながら一番のフォロワーになり続けようと思います。

二人目を妊娠するときにしておきたいこと

以上が出産記録でした。この経験から二人目を妊娠するときは以下をやりたいと思っています。

・最高のメンバーを見つけて、出産で少し抜ける間も事業が周り安心できる状態にする。
・1日3食をもりもり食べる。
・7時間は絶対寝る(寝てるときに一番胎児が育つ)
・日々を楽しむ。

こうやって書いてみると当たり前のことですが、絶対やるゾ!

以上、出産レポでしたっ






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