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愛日

「あいじつ」と読むそうだ。時間とともに変わっていく太陽の光。とその本には書かれている。そして,もうひとつこの愛日には「親孝行をするために日を惜しむこと」という意味もあるそうだ。
書き手の方は、激しさはないけれど,静かにやさしく光をそそぐ冬の太陽。特に年老いた親を思う気持ちに似ているような気がする。と。

今日,施設に母を訪ねた。
101歳になる母を見ながらあとどれくらい母を訪ねることができるのだろうか。と心寂しい思いがこみ上げる。

本の書き手はこう続けている。
次第に限りあることが実感となる頃......いっしょに過ごせる日々を惜しまずにはいられません。暖かい陽だまりの中には,懐かしい思い出がいくつも揺れている.....と。
母を訪ねたからだろう。
元気で良かったという思いと,近づく別れへの寂しさが混じり合う。

今日も別れ際には,私と孫達を案じていた。
本日も買い物無し。

To my child: I love you more than I have ever found a way to say to you. – Unknown

私の子供へ:あなたに伝える方法が見つけられないほど、私はあなたを愛しています。– 作者不明

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