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バンライフ諦めました。

こんにちは、ユリコです。

突然ですが【夢だったバンライフ諦めました】

今日は私たちの将来の事についてちょこっとお話ししようと思います。

夢だったバンライフ

欧米を中心に広がり、現在では多くの日本人も行っている車で移動しながら暮らすスタイル、バンライフ。

SNSを通しバンライフの事を知り、最初は「こんな暮らし方もあるんだ〜」と軽く思っていただけでしたが、You Tubeで実際にバンライフを行っている方を見ると、時間に追われることなく自分たちの行きたい場所へ行き、現地の特産品を食べ、時にはそこに住んでいる方と交流する、私の想像以上に魅力溢れた暮らし方だと気づき、そこからドンドンとバンライフへの憧れが強くなっていきました。

憧れが強くなるあまり「私も早くしたい!!」そんな気持ちからバンライフを行ってる方を羨ましく思う日々でした。

今の生活が終わったらバンライフする!

現在私たち夫婦はデンマークのオールボーという小さな街に住んでいます。住み始めて1年以上経ちますが、未だに日本人と出会った事はない、そんな小さな街です。(アジア人すら見かけない)

そこではホテルの清掃員として働いており、時給は最低賃金ですが『バンライフをする!』それを目標にこの1年間【お金を貯める】ことに焦点を置いて超節約生活をしてきました。

実際にバンライフを行ってる方の車の内装を動画を通して見たり、「こんな車が欲しいね〜」「車買ったら、こういう内装にしたい!」

時間があれば、そんな話もよくしていました。

新型コロナウイルスが……

バンライフの事を考えるだけでウキウキする日々を過ごしていた時(約1ヶ月前)……そうです。あのウイルスが発生しました。

デンマークでもコロナウイルスの影響で、大型施設は閉まり、多くのレストランも休業。街自体はロックダウンはしていませんが、外出は自粛となり一気に街全体が閑散となりました。

それと同時に仕事もなくなりました。

仕事がないことには収入がありません。現在はホテルからの要望で週に1回3時間だけ仕事を行う事ができていますが、それだけの収入では夫婦2人生活する事はできません。

国からの補助金も出るようですが、それを合わせても家賃・食費………(食事は基本的に1日2食朝ごはんのパン、そして昼・夜は一緒です。)

生活費を抑えるためにも食事は基本的に1日2回としていますが、それでもやっと生活できる額です。
(これを機に、お菓子食べないダイエットも始めました。)

もちろん欲しいもが買える状況ではないし、現実逃避を行うかのように韓ドラを見たり、家でピクニックをしたり………人生で初めて「生きる」ということに直面しているように感じます。

今はウイルスがこの世から消え去った時「あんなこともあったね」っとみんなで笑える日が来ることを願ってます。

バンライフを諦めた3つの理由

自宅で過ごす時間が増え、今後の事を考える時間も多くなりました。そんな中、2人で何日も何日もたくさん話し合って出た答えが【バンライフは諦める】という事でした。

この答えが出た理由については↓↓↓

①金銭的に余裕がない。
これが1番大きな理由です。金銭面。
バンライフを始めるにあたって、車代・保険代・内装工事代………車が完成した後もバンライフする資金など、本当にたくさんのお金が必要です。

ウイルスが発生するまでは毎月これくらいの収入があって、9月まで頑張れば○○○万の目標額が貯金できるだろう。そう考え頑張っていましたが、突然現れたウイルスによりこの計画は一気に崩れ落ちました。
(9月にはデンマークを離れる予定です。)

毎日生活するのがやっとで貯金なんてできない、それが今の私たちの現状です。

この状況がいつ元に戻るかは分からないし、、、
車を買って、自分たちのバン(動く家)を完成させてもその後の旅費がゼロ……そんな事も考えられ、今バンライフという選択をしても、自分たちが「幸せ」に感じられないのではないかという答えになりました。

②自分たちの居場所がほしい。
この4年間私は海外をふらつきながら生活しています。良く言えばバックパッカー、旅人。簡単に言えばただのニートです。

カナダ・オーストラリア・デンマークの3カ国に住んで、その他にもたくさんの国を旅して……毎日新しい発見があったし、何より日本では経験できないような事、想像を超える多くの出会いもありました。
(全部全部わたしの財産)

マヌエルと出会ってからも一緒にたくさんの場所に旅行に行ったし、「旅」というものが夫婦で唯一の共通趣味のようです。

そんな中で1つだけまだできていない事があります。
それは自分の居場所を見つける事です。

たくさんの国をフラフラと生活してきていますが、ただフラフラしているように見えて、実際は自分の居場所を探し続けています。(こんな長くなるとは思ってもなかったw)

最初に行ったカナダが違ったら、オーストラリアそしてデンマークと次こそ私にあった場所だと思っていましたが、残念ながら全部違いました。(ここで一生過ごしたい!そんな場所には未だに出会えていません。)

バンライフをするにあたっても『車=動く家』とはいえ、保険や税金の事を考えると固定した場所、2人で生活できる場所が必要です。
(お互い国:イタリア・日本で生活する気持ちはありません。)

そう考えると、まず優先して見つけるのは自分たちの居場所だと言うことです。
ユーロ圏、または全く違う国での市民権・永住権が必要です。

居場所を見つけるための方法として、ワーキングホリデーを利用する。

ワーキングホリデーのVISAが利用できるのは泣いても笑っても30歳までです。

実際に現地で住み、働きながら自分たちの居場所を見つけることができる超便利アイテムを使わないわけにはいきません。(ワーホリVISAはドラえもん並に便利アイテムです。)

マヌエルはもう28歳。あと2年しかワーキングホリデーのVISAが使えない、そう考えるとまずはワーホリVISAを最大限使って自分たちの居場所を見つけることが最優先だと考えました。

③本当にバンライフしたいの?
ウイルスの影響で今後について夫婦で考える機会が増え、感じたのは「本当にバンライフがしたいのか?」という事です。

SNSを通して知っている人たちがバンライフをやっているから、それを羨ましく思って自分もやりたいだけ?それとも本当に自分もやってみたいと心から思ってる?

そんな気持ちがグルグル頭の中をよぎっていました。

したいか?したくないか?
この2択で聞かれたら、答えは「したい」です。

しかし今の状況、そして今後の事も含めて考えると答えは出せません。

これからの生活に不安を感じながら、今バンライフを始めても………いつか終わる。

そんな事を考えるとバンライフという選択は「今の自分たちに必要な事ではないのかもしれない。」という答えになりました。

またバンライフは車での移動となるため、たくさんの国を訪ねたいと思うと普通の旅行と比べかなり時間がかかります。

「世界制覇」「地球制覇」したいと思ってる私からしたら、バンライフでは時間が足りません。

「たくさんの場所に行きたい!みたい!」という思いが強くバンライフは自分にあった旅の手段とは少し違うのかなという事を感じています。(今はね、あくまでも今は!)

今後はどうするの?

今後はウイルスの収束を待ちつつ、9月まではデンマークで生活し、その後は一旦イタリア・日本に各1ヶ月半程度帰国しようと思っています。(家族・友達にも会いたいしね!)

デンマーク→イタリア→日本

この順で帰ろうと思っています。次日本へ帰る頃は2年ぶりの帰国になる予定で今から楽しみが止まりません!

最後のワーホリの場所:ニュージーランド◇クイーンズタウンへ

私たちが最後のワーホリの場所として選んだのは、ニュージーランドのクイーンズタウンです。

不思議な事にこの場所にはマヌエルと出会った頃(3年前)から2人で行きたいねっと言い続けていました。

写真を見ただけですが、その瞬間に2人でその街に惚れ込んでしまいました。

しかしいろんな理由が重なり、行く機会を逃し続けた結果、3年間も保留に………もうこれは「今行くしかない!」そんな思いから自分たちの居場所を見つける旅として、ニュージーランド・クイーンズタウンを選びました。

実際に行けるのは来年の1月頃になる予定ですが、今からニュージーへ行けることを楽しみにしています。

早く自分たちの居場所が見つかりますように☆そう信じながら、また新しい場所で新しい事に挑戦していきたいと思います。

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