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バク転の哲学
「死にたくなければ蹴りなさい」
バク転を教わるときに先生に言われたこと。
バク転とは、立った状態から両手を大きく振ってななめうしろに蹴り、立った位置の後ろ側に両手をついて返ってくる技です。
もちろん最初は補助つけるなりして練習しますが、慣れないうちから一人でやると頭ゴーンです。
首の骨折ったら死にますから先生の言うことは大げさではない。
私も二回ほどバク転練習で指骨折しました。
でもとりあえず蹴りさえすれば、美しさはどうあれ怪我はしません。
(ただしそうかといって体操未経験者がいきなり一人でやらないでください。怪我しても責任とれません)
怖がっておそるおそるやればやるほど、恐ろしい結果になるのです。思い切ってやる方がかえって安全。
これは平均台で演技する時も同じでした。
私はこの教訓に、人生の哲学に通ずるものを見た気がしました。
死にたくなければ攻めなさい です。
怖くて不安なときは誰でもある。
そういう時こそ思い切ってやれ、ということです。
こわいこわいと、ウジウジしてたら、ウジ虫がわきます。
あなたの弱みにつけこんで利用しようとしたり、あなたを蹴落としたいハエのような人たちがニヤニヤしながら集まってくるのです。同じようなウジウジ人間に引きずりこまれます。落ちていきます。死にます。誰も守ってくれないのです。
攻めることは、自分の身を守ることでもある。
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