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A PIECE OF LIFE

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パーソナル・インタビュー&ライティングサービス「A PIECE OF LIFE」を立ち上げました!さまざまな人の、さまざまな思いを映し出し、切り取ります。
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記事一覧

音読で、子供たちが“自分の輝く場所”を見つける機会を作りたいーー。EPISODE5. ナレーター・「ソフィアの森朗読塾」主宰 斉藤ゆき子さん

前回、EPISODE3のインタビューで「これから音読を広めていきたい」と語っていた、朗読サロン「ソフィアの森」主宰の斉藤ゆき子さん。今、この目標が実現しつつあるという。2021年の春には、「音読で社会をよくする」ための社会貢献活動として、一般社団法人を設立し、音読指導者を全国に増やし、災害の被災地などを中心に朗読公演を行なっていくのだという。このプロジェクトの根底には、「一人でも多くの子供たちに、コンプレックスをなくし、自分が輝ける場所を見つけてほしい」という思いがある。そん

「著者の“伝えたい思い”を形にする、温かい伴走者」 EPISODE4. 「八鳥」書籍プロデューサー 板橋裕美さん

自分が仕事を通して得た知見やメッセージを本にまとめたい、と考える人は多いが、そもそも誰にどうお願いをすればいいものやら、途方に暮れるだろう。そんな「本づくり」を、他の誰にも似ていない独自の豊富な経験をもってサポートしている人がいる。それが板橋裕美さんだ。インタビューが始まってまもなく「私の人生で、こだわりがあったことはほとんどない」と発言した板橋さんだが、その行動力と一途さは、そんじょそこらの「こだわりのある人」にも到底叶わないはずだ。 法人として、フリーランスとして、さま

「声が届けてくれるもの、読むことが与えてくれるものの力を信じて」  EPISODE3.ナレーター・「ソフィアの森朗読塾」主宰 斉藤ゆき子さん

書評担当をしている私の元に昨夏、一冊の本が届いた。「奇跡の朗読教室〜人生を変えた21の話」。そうだ、私は小学校の時、国語の教科書を読むのが大好きで、新しい章に入って教科書を読む日は当ててもらえないかとワクワクしていたのだった。忘れていた記憶が蘇り、また本書から溢れる著者のお人柄にも触れたくて教室の門を叩いた。普段は数ヶ月待ちにもなるというこのレッスンにちょうど空きがあり、するりと入会できた私は、たちまち朗読の、そして先生の生み出す世界に魅了された。その著者であり講師が、斉藤ゆ

「PR×サステナブルという掛け算でどこまでできるか、挑戦中です」 EPISODE2.「imperfect」PR事務局 内藤日香里さん

表参道ヒルズの一角に、ちょっと変わったフードマーケットがある。「imperfect」というそのショップは、生活者にも世界や社会にとってもプラスになる「ウェルフード」を提供している。今回登場するのは、ここで広報支援を務める内藤日香里さん。プロボノとして働いているエシカルブランドで、私が以前ELLEで取材をした、ウガンダ発のブランド「RICCI EVERYDAY」代表の仲本千津さんと同僚だったことで、今回のインタビューのご縁につながった。彼女はどんなきっかけで、サステナブルな社会

「誰も見たことのない世界を、世の中に見せたい」 Episode1.瞑想ベンチャー「suwaru」代表取締役 石古暢良さん

 十数年前、友人を通じて知り合った彼。時折仕事の話も聞いていたものの、デジタル音痴の私には未知の世界で、「陽気でちょっと変わったARベンチャーの取締役」という漠然としたイメージでしか理解していなかった。そんな彼から「瞑想」の誘いを受けたのは2019年初夏のこと。誘いに乗って私自身も体験し、その必要性を強く感じて日常に取り入れるようになった。が、彼がなぜここにたどり着いたのかは謎だった。今回初めてその話を聞いたが、そこには長い長い、道のりがあった。  石古さんの人生最初の岐路

新プロジェクト。A PIECE OF LIFE始動。

このnoteはそもそも私自身が聞く・捉える・書く・伝えるにまつわることを皆さんとともに考えるために立ち上げたのだが、3回目にして、新しいプロジェクトについて書くことになった。それは9月9日水曜の早朝、突然思いついた計画だ。朝イチで朗読の先生に話し、午後に起業家の友人女性に話し、木曜の夜には筆跡鑑定の先生に話し、金曜も十年来お世話になっているネイリストの方に話し、こんなふうに人に聞いてほしくなるってことはもう、今すぐ始めなくてはと、見切り発車することにした。 パーソナル・イン