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推しと埴輪を作った話

タイトル通りそのままの話です。
何故、将棋棋士と埴輪を作ったのか…
ご存知の方はご存知。

こういうことです。
クラウドファウンディングの返礼品でした。
東西の将棋会館の建て替えで募っていて、東西どちらにも、何か私にできることはないかな…と思っていたところでした。単純なので、できたら髙見先生を推してるって分かりやすいものを。

なので、東はこちらを選んでいます。

はい。こちらも届くのが楽しみです。

こういうものはなんというか…私は、髙見先生を知って、先生を通じて将棋の楽しさとか苦しさとか素晴らしさを知ったので、これから先生方が何十年も通うお仕事場がきれいなところだとといいな、と思いました。単純なので。

とりあえず太字で書いておく。

推し先生との時間、プライスレス〜!!!

めっちゃ楽しかったんですよ♡

レポートはしてよい、と許可をもらったので、拙いものですが、楽しかったことをつらつらと書きます。
※マスクは一瞬撮影時のみ外してくださいました


①写真撮影

埴輪作成のため連盟のイベントでは異例の私服で

ご挨拶のあと、記念撮影は突然の屋外。隣接の公園は埴輪群がすごかったです。ツアーやピクニック、散策の方々に混じって列になって移動する、先生とスタッフとわたしたち…謎の集団。

埴輪群の中で好きなポーズでスリーショットを撮れるという好企画。(もう既にここから楽しい)

ご参加者の方、ひとつとして同じスリーショットはなかったと思います。快く応じてくださるお二人の先生が既に眩しい。

ノリノリの山崎先生と若干照れのある髙見先生

もうなにがなんだか。いやめっちゃ楽しいなこれ

②埴輪作り

ゾロゾロとお部屋に戻ったら本命の埴輪作成です。館長さんと、学芸員さんに概要を教わり、更にお手伝いしてくださる館内のスタッフの方が巡回して、丁寧に教えてくださいます。

スタッフさんめっちゃ親切なんです

私も的確なアドバイスをたくさんもらって作りました。通常の埴輪作成は2時間コースらしいんですが、私たちの持ち時間は1時間。

早指しじゃん…!

粘土を触り始めて、そう簡単には思うようにいかないことに気づき、若干焦る全員。

髙見先生の御手手ファンの皆さまへ

私は図工はさほど得意ではないので、自分の粘土より髙見先生が何か作っているところを見たいっていうか推しが粘土を捏ねるなんてもう一生見られないんじゃない?という(わりとよこしまな)気持ちだったんですが、だんだん捏ねていたら楽しくなってきてがんばれました。

髙見先生の御手手ファンの皆さまへ2

埴輪にも棋風が出ます。山崎先生は「見本?見てなかったわ!」と仰ってました。最高…。髙見先生はとっても繊細な気質なのです。かわいい…。

完成した埴輪と先生にシャッター音の嵐(笑)

何故、将棋棋士の先生が埴輪を作り、それに猛烈にシャッターを切っているのか…。そうここが高槻市だからです!何故ならはにたんの国だから!

おっっっも!!!

ちなみに、これは粘土をほぼ追加しないで完成させた髙見先生の埴輪に対し、倍くらいの粘土を使わないと破綻しそうだった山崎先生の埴輪を交換してみたところ重すぎてヒェーとなる髙見先生でした。

力戦派と定跡派なのかな…

それぞれの机には見本の埴輪さんが置かれていたんですけど、私は寄せることしかできないのでまあ…。駒を持たせたらとアドバイスされたので左馬にしました(左馬が書けなくて、検索して見ながら書いた。

奥には真剣な山崎先生のお姿

先生方はたくさんお話ししながら気を配って作成してくださったので、時間制限のあるなか、大変だったかと思います…ありがたいことです…しかも、館長さんのご好意で駒形の粘土が予め作られており、両先生が私たちの埴輪につける駒を直筆でいれてくださいました。

山崎先生は「角」
髙見先生は「王」

両先生共に達筆なので、こうして入れてくださる駒の文字もとってもきれいでした…

埴輪は焼けたら郵送してくださるそうです

私はてっぺんに髙見先生の王をいただけました!(その節はありがとうございました(私信))

切れ込みを上に入れてあるので、無事に焼き上がったら底に軽くフタをして、貯金箱になる予定です。たまったら髙見先生に還元しよっと…

③サイン会

写真撮影→埴輪作成ときて、サイン会です。
ちなみに時間は進行予定通り。埴輪がんばった。

揮毫色紙を目の前で書いていただけました!持ち時間は5分。書き終わっても対局時計がピーピーいうまでお話しできて、とっても嬉しかったです。

やっぱり「不抜之志」よね…!

私は山崎先生に揮毫をいただくのは初めてだったので、代表的なこちらをリクエストさせていただきました!すてき。とってもいい言葉ですよね。書は習ってないから…関西の若手はすごくって…と終始謙遜されていましたが、山崎先生の字はとってもカッコいいです。

将棋のお教室で4枚落ちをやっていて難しいです…というと、本当にあたたかく励ましてくださってがんばる気持ちでいっぱいになりました。詰将棋が好きだと言うとすごく褒めてくださって…。お気遣い、ほんとうにありがとうございました。

後ろにいるのは埴輪作りを手伝ってくれた方々です♡

髙見先生の揮毫は無限に紫電一閃を集めている私ですが、最近書いてらっしゃるもので、こちらだけは手に入る機会がなくて、リクエストさせていただきました。私は髙見先生の大胆で艶やかな文字は大好きなので、どさくさ紛れにたくさん好きと言っておきました。名前までもうめっちゃかっこいいんよ…

髙見先生の将棋を好きになって将棋に興味を持った私ですが、普及活動に出てくださる髙見先生とは何度かお目にかかることができ、私に娘がいることも覚えていてくださっていて、今回は少し長くお話しでき、とっても幸せでした。相変わらず、緊張してよく分からない世間話しかできないのですが、応援しています、とお伝えできてよかったです。いつもあたたかく気遣ってくださり、ありがとうございます。

***

どんな感じになるんだろうな〜と思っていたんですが、両先生が優しく楽しませてくださり、寄付の返礼品としての体験はとっても満足度の高いものでした。寄付なのに。ありがたいことです。たくさんトークもしてくださったんですが、それは参加者のみなさまとの思い出にしたいと思います。参加できてよかったです!高槻に会館が完成したら、また関西に遠征して見に行ってみたいな〜と思います。(新しい会館を巡れるイベントがあったら嬉しい…♡

さいごは、やっぱりシュールなお写真を貼って結びにしたいと思います。山崎先生、髙見先生、連盟のみなさま、高槻市のみなさま、今城塚古代歴史館のみなさま、すてきな午後の時間をありがとうございました!

棋士といえば、次の一手ポーズ


2022.11.