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「知と美」を観に行った話

双子コーデの良かったことよ…。

紀伊國屋サザンシアターで行われた「女流棋士の知と美」を観に行ってきました。当日は台風が接近していて、家を出る時は大雨だったのですが、新宿はなんとか。

席からはこんな感じの眺め。私は前回の画像を調べながら、解説席が向かって右側にあると賭けて席を取りました。私が気持ち悪いのはいつものことです。

解説は阿久津先生と髙見先生です。棋士の先生のダブル解説、控えめに言っても最高だったよね!!!阿久津先生を拝見できたのも初めて。嬉しい。阿久津先生かっこよかった…!もちろん髙見先生は相変わらずお素敵!あとこの御二方はお声も良きです。

ただ右側なので、全員並んだとき、これ以上引くとお席のお客さまが写り込んでしまうのでした。みなさんとってもお綺麗だったな〜。

女流棋士の方のお着物・袴の席上対局はなかなか私には観る機会の少ないものなので、とても楽しみにして伺いました。案内の方々も、みなさんとても親切でありがたかったです。

前のnoteにはグダグダ書いたのですけど、私は指す方で悩む毎日なので、強い将棋を観て元気を出そう〜と思っていました。解説はこの御二方なら分かりやすいこと間違いないし。

私は見ている棋譜がほとんど矢倉か相掛かり、対抗形は居飛車穴熊か左美濃、って感じでほとんどやらない平手でもそういう風にしか組めないので(そりゃあそう)、振り飛車をお勉強したいなと思って楽しみにしていました。

今回の対局は全て対抗形に。川上先生との対局で石本先生が居飛車を持ち、他の対局は武冨先生なので、そうなりました。アマチュアにはプロの将棋を参考にしても…みたいなことはよく流れてくるけれど、やっぱりいいものはいいですよね。私は観るのも指すのも楽しみたいです。

そりゃあ、そんな風に指せるようになるわけじゃないんですけども、次は何を指したらよいのか、解説の御二方のわかりやすい見解を聞いて、考えながら観るのはとっても楽しいです。将棋みはじめて良かった〜って思います。

着物は好きなんですが、私は子供の入学式とかしかもう着ないので、こういう若い色の艶やかなお召し物は目に良いですね。縦撮りがなかなかできなかったんですが、巾着と草履の色のコーディネートもすごくいいし、感想戦での佇まいと、対局中の真剣な表情のギャップも魅力的です。

決勝戦は、負けたくない!という両者の気合いが肌で感じられて、大熱戦だったと思います。私も一応遺伝子的には女性なので、こういう意地の張り合いというか、女性のがんばるところは気持ち的にも、技術的にも見習うことしかないなって感じました。

小高先生と武冨先生の双子コーデはしつこく載せる。これはいい…と会場の総意を感じたよね…もっとシャッター切ればよかった。確か髪飾りもシンメになってたはずなんよ。

とっても仲が良くトークも冴え、対局ではバッチバチの熱戦を披露してくださったふたり。お互いの将棋を知っているとこういうふうになるんだ…と思いました。そして会場のみなさんの!幸せそうな表情!いいもん観た…って感じですよね…。

端攻めのスリリングな感じを見せてもらえてありがたい限りです。

あと、さすがだな…と思ったのは、当たり前に女流棋士のみなさんって可愛らしいのですけど、強くて凛としているから魅力的なのですよね。

司会の方から女流棋士のみなさんの印象を聞かれた時に、阿久津先生は「かっこいいですよね」と仰るんです。髙見先生は「知的でまさにテーマと合ってますね」ということを仰るわけです。

私なんかは安易にかわいいとか使ってしまいますけど、強くて賢いから美しさも映えるわけなので、「かっこいいね」ってサラッと言えること、現代的だし、棋士の先生の感性は素敵だなと思います。

せっかくこちら側にも向いてくださったのだけど、ちょっと動揺してきれいに撮れなかったのよね…あと、前の方の手が入ってしまい、仕方なくトリミングしてあります。草履の色がそれぞれ違うの、分かるかな…

まだまだイベントをやりにくいご時世だとは思いますが、観覧できるのはやっぱりとても楽しいし、こういう切り口の企画は女性の側から見ても面白いので、将棋にもいろんな可能性があったらいいな、と思います。

帰りは新宿は大丈夫だったのですが、地元に着いたらわりと暴風で若干風に煽られて歩いてたんですけど、扇子飛んで行ったらショックで死ぬ。と思った。扇子!推し先生の!いつか欲しかった扇子〜!!!売り切れる前に並べてよかった!やだどうしよう!ありがとうございました!(歓喜)

2022.09.