見出し画像

声が聞こえますか…という話

ディフェンスの決まり事の話をしようと思って3回ほど試合を見直したんですけど…これは…。
いやね、マンツーマンとかゾーンとか、ピックアップとかセーフティとかワンアームとかスライドとか、そういう話をしようと思ってたんですよね。オーバーとかアンダーとか。
ディフェンスって難しくって、ミニバスみたいに全員マンツーマンでマンマーク!なんならフルコートプレス!みたいな簡単にはいかないので、大人になると。
用語が多くなって、わかんないよ?って見てるだけだとなるんですけど、そういう説明の話…してる場合じゃないですね…たぶん。

金沢武士団とは2勝でした。

よかったよかった。100点ゲームですし。どんな状況でも結果としての勝ちを持ち帰らないとならない試合が続きます。なんなら最初から毎試合なんですが、負けがあるから勝ちもあるので、そうもいかない時はある。
ただ、今は勝ってひとつずつ積み上げていくことがとっても大切だと思う。結果として課題を浮き彫りにしても、まず勝ってからのお話し。
なので、勝てて。というか、負ける気なんかしてないんですよ。だっていいプレーできるんだもの。いいチームです。信じてるから、応援できるのですから。

金沢武士団

戦略ってシンプルな方が効くかなって私は観てて感じます。どんな形でもマレーと冨岡にスコアさせる。
もちろん他の選手にもチャンスがあればトライするけど、とにかくこの2人のために最初から最後までブルーワークを厭わず、汚れ仕事を徹底してやり、とにかくボールを速めに運んで走り続ける。わかりやすく、わかっていても止めにくくしてあります。いいチームだと思います。
あと、ステイゴールドが入ってチアがチアになっているー!私が観てた頃は舞姫団だったので、チアというより舞踏団みたいだったんですね。
そして相変わらずMCさん、いい声ですね。

ベルテックス静岡

肌感として選手からはどういうゲームに思えるのかなー、と考えてしまいます。ゲーム1は全員が得点に絡めたし、ゲーム2でもスコア自体は良かった。私は勝って嬉しかったです。試合後の選手のツイートを読んで、ベストゲームだとは思っていないのかな、とは思うんですが…。

180点。

これはこの2試合の失点の合計です。多いよね…ディフェンスは、終始ふんわりした感じでした。マークも頻繁に外れるし、ファストブレイクでどんどん走られる。きっと帰って練習するんだろうな…と思うので、嫌味を言いたいわけではなくて、もっといいディフェンスができるからやれるようになるといいな、って感じです。
ノーガードの撃ち合いを選択したのだから、そういうものだろう、という見方もあります。私はそうではなくて…こう、結果としてそのプランを選択せざるを得なかった、という見方です。ディフェンスってすぐピタッとハマるものではないと思うので、その場で2つ勝つにはオフェンスで打ち勝つしかなかった。

ここからディフェンスの話をしたかったんですが、やめます。友人しか読んでいないからいつもの通り、出さないファンレターです。

#0 大澤歩
2戦目のスターター、最初はバタバタしましたが強気でコントロールして火をつけられたところが2戦目の勝因です。大澤歩らしいな!って思いました。リハビリのドキュメンタリーを拝見しながら、また再びこういう姿が見られること、よかった、と心から思います。
ベンチからの声も配信でもよく聞こえました。得点時のセレブレーションだけでなくしんどい時間、際どいとき、こちらの支えになるのです。

#1 大石慎之介
七尾も滑りやすくて心配でしたが、勝って帰ることができてとても嬉しかったです。コートに立つと全員の雰囲気が締まると思っています。感覚的なものですが、怯まず果敢にチャレンジする姿に、このチームを支える覚悟を感じます。若かったり、日本は初めてだったり、色々なタイプの選手のいるチームです。全員でまたトライできますように。

#3 エヴァンスルーク
声ってあまり出さないタイプですよね。うん。知ってるんですけど、あえて書きますね。
ルークは全てのポジションを守れるようになっていて、シュートも向上して、持ち前のフォローのうまさも、個人としての出来はほぼ申し分ないですね。素晴らしいことだと思います。もちろん、それ全てを前からできることは知っています。
チームのディフェンスを支配しているのはあなただと思います。ただ、あなたは2人いない。
あなたが全てに奔走することが、誰かの猛烈な怠惰を呼ぶ、と感じました。ディフェンスはチームでやるものだ、と私に教えてくれましたね。
ならば、あなたならどう皆に伝えるのか、観てみたいんです。

#8 マイケル・オジョ
比較的気持ちよくシュートの入った日かもしれませんが、少しフェイスガードに苛つきが目立ち、ファウルが余計についてしまいました。
次の試合はかなり練り込まれたチームです。無駄なことはしていられないと思います。観ていたと思いますが、打ったら打ち返す形で報いるのではなく、しっかりとストップさせる必要のあるチームです。
美しい写真のように、チームメイトと輝くバスケットを演出してください。

#12 福田陽平
すっかり頼もしくなりましたね。私はあなたのことは何も知らないけれど、プレーを見て、ためらいのないシュートと、必死に追いかけるディフェンスの意識が、どんなタイミングでも、出る時間を全力でやろうとする姿が、平凡なファンの日常にとても勇気を与えてくれます。ペースを落とそうと懸命になっていたのはあなたがいちばんだったと思います。
きれいな弾道のシュート、御殿場でも観られることをとっても楽しみにしています。

#13 東祐太
ハイローが入った時に少しうまくいかなくて、次のカットインではしっかり仕事をするところ。
マレーに対して真正面からディフェンスをして、フェイクに惑わされずついていき、結果ファウルになったものがあったとしても、私は東祐太みたいな選手は好きだなあ、と思いました。
手を使わないでスライドするの、バスケをする子供たちに観てほしい。コートの上で黙って結果を出すところ、お写真ではほんの少しかわいらしいところ、素敵です。
フリースロー上手いなあ……。

#23 ノヴァー・ガドソン
疲れの見える時期になりました、そう誰でも。
勝負強く、どこからでもシュートができ、アシストもできて、きっと静岡の人たちはあなたを知って応援していると思うんです。
あともう少しだけ、このチームのために頑張ってはもらえないかしら…。シーズン終了まで折り返しを過ぎました。
あなたの位置でディフェンスが手薄になることを、次の対戦相手は決して許すタイプではないです。私はあなたがディフェンスで仕留める姿も見たいんです。

#25 ムッサ・ダマ
いまさらですけど、笑顔がチャーミングですよね。ジャッジに憤ることがほとんどなくなって、自分の機嫌を自分で取れるって素晴らしい選手だということだなって思います。だからノヴァとの気の抜けたパスミスはやめられるはず。
オフェンスで押し合う相手が続きます。あまり気持ちのいいものではありませんが、それはインサイドで走れて高さのあるあなたを嫌がっているからです。外角に開くのもプランのひとつだと思いますが、ペイントエリアのシュートスキルをもっと見せつけてやってください。次のゲッティーズはかなり面倒なタイプです。
あ、アシストうまくなったねえ!

#41 加納誠也
上の方でも書いたんですが、ベンチセレブレーションだけではなくて、えっ今のどうなの?みたいな試合展開の時にベンチはがんがん鼓舞していってもらえたらかっこいいなって感じます。ホームでもです!
コートではディフェンスのしつこさはもちろんのこと、スペースやコースの作り方が上手いなって思って観ているので、悩めるガード陣の救いになってもらえたら観ている私が嬉しいです。ベルテックスは、バッドボーイズ4人の出来如何というよりは、実はバックコートで試合の流れが決まるチームだと思うので。

#81 石川尚樹
まあそう簡単に言うこと聞くわけないんだよなあの2人…なんてね。
シュート自体が決まるかはさておき、攻め立てる気持ちに失敗ってないんだと思っています。
マークがずれてはずれてしまうときって本当に立て直すのが難しいのだな、と思いながらバスケットを観るのですが、石川尚樹という選手はどうするんだろう。楽しみに観たいと思っています。
だって竹村が速さとパスで挑んでくるから。優しいあなたが、どれだけ嫌なやつになれるか。最後は気持ちだと思うんです。どれだけバスケットにしがみつけるか。

#92 村越圭佑
コフィンって棺桶って意味で。という書き出しなのは、オフェンスでコフィンコーナーにいる役割があると思うんですが、あそこって相手のリングにはいちばん遠い距離じゃないですか。
なので、トランジションになったらなかなかの疾走をすると思うんです。
マレーは上手かったでしょう。いい選手なんです。B3にいるから別世界でしたか。抑えられた場面と、見失った場面とありました。
次はヴォールケルです。サイズは負けていません。アシストを量産しようとするか、フリースローもらってこようとするかもしれません。向こうはさほどディフェンスを得意としてないので、あなたが怖じけずに得点すれば、警戒してくると思います。

私が書いてるこれはSNSのドブ川に捨てているようなものなので励ましにも何にもならず、それはともかくとして。

チームのファンの方が応援している声、最初にバスケットが再開したときの気持ち、このチームに入ってどうなろうと思ったとき…覚えていますか…。
私は優勝という大きな目標の前に、きっとエキサイティングで芯の通ったバスケットが観られるんじゃないかなって感じたことを覚えています。

みんなで、どうなりたいんだろう。
ディフェンスの意思統一の無さがちょっとショックで、なるべく素直な気持ちを書きました。

後半を過ぎ、2つのバス遠征、いちばん身体はキツい時だと思います。ファンの皆がみなさんの無事をいつも祈っていると思います。これは推測でも、間違ってはいないと思います。

私は、1試合でも多く健康に開催されて、できたらシーズンを全うしたい。できるだけ現地でも観たいです。優勝を決める日にいられたら最高なんだけどな。

これから、どんなバスケットを魅せてくれますか?

2021.04.