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記憶って曖昧

二人目出産で里帰り中の娘が
昔のDVDが見たいと言って、
見ていました。

娘達がまだ、幼児の頃
8ミリ映写機で、撮ったものです。


撮っているのは、亡くなった父で
帰省した時、海や川にみんなで
出かけて、BBQしたり。

公園に出かけて、子供たちを遊ばせたり、

いっぱい映像が残っていました。

父が、ずっとビデオカメラを回して
いたのです。


その中で、時々父の声が入っていました。
幼い孫にやさしく、声をかけたり
問いかけているものでした。

私は、こういった光景は、全然記憶がなく
あの頑固な父が、「やさしい言葉」を言うのか
と、驚いたくらいです。


私の中の父親は、いつも不機嫌で、
頑固で人を褒めるなんてしたことない
人でした。


父から言われた、酷い言葉や
私を否定する言葉でずっと苦しんできた
思いばかりが、私の中で定着していました。


思い出すのは、そんなマイナスな事ばかりでしたが、
もしかしたら、やさしい側面もあったのかもしれない
と思いました。


とにかく、長い時間の中で、
優しかった場面、酷い事を言われた場面
いっぱいあったはずなのに


ほとんどの事は忘れてしまっていて、何故か
「あの時のあの言葉で私は傷ついた!」
と、繰り返し思い出すのです。


でもよく考えてみると
いくつかの、「自分が傷ついた場面や言葉」だけを
ずっと、ネガティブに思い続けていただけ
かもしれないなあと思えてきました。



人の記憶は、あいまいで、不確かなものなんだと
思いました。


記憶の中にある事が、真実なのか
途中で、自分の勝手な解釈で
違った内容になっていないか
甚だ疑問です。


少なくとも、本当に少ない自分の記憶や
自分が知る少ない情報だけで
人や物事を、断定的に見るのはやめようと
思います。


過ぎてしまった事を、
ネガティブに思い出すのは
自分の未来に何のプラスにも
なりません。

何事も正負のどちらもあって
バランスが保たれていると考えれば
物事に固執することもないはず。

人生の修行は続きます。 


今日も皆さんにとって素晴らしい日でありますように (^^)/




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