【夏休みにオススメしたいアニメ】 #2 何かに打ち込みたい部門
夏は勉学・部活・趣味・・・何か打ち込みたいことがある人が多いはず!そんなみなさんをを鼓舞できるようなアニメを2作品紹介します!
《1. ハイキュー!!》
古館春一先生が週刊少年ジャンプで連載し、 Production I.G制作で、2014年にテレビアニメが放送されました。現在(2023年夏時点)で劇場版の制作も決定しています。
あらすじ
幼い頃に春高バレーの映像を見かけた小柄な少年・日向翔陽は、テレビに映る小柄ながらエースを努める「小さな巨人」の存在に憧れ、中学でバレーを始める。中学では環境に恵まれず、天才的なプレーで有名だった影山飛雄率いるチームに試合で惨敗する。高校はかつて「小さな巨人」が所属していたかつての強豪・烏野高校を選んだが、今は弱小校となっていた。チームメイトになった影山と共に、青春をかけて、彼らの「頂の景色」を目指す物語。
個人的にハイキュー!!の良さは、様々な人が楽しめ、熱くなれる魅力を持っていることだと思っています。アニメを見る人のほとんどは、「キャラクターの面白さをみている人」「ストーリー展開の面白さをみている人」に大きく分かれていると思っていますが、この作品はどちらも丁寧に作り込まれています。
<キャラクターの面白さ>
キャラクターたちがお互いに影響し合って成長する作品なので、キャラクター同士のライバル関係、対比関係が面白いです。そのわかりやすい一例として、初期から対比関係が決まっているキャラクターの名前には対比になる漢字が入っています。
日向翔陽(日向) ↔︎ 影山飛雄 (影)
日向翔陽(日) ↔︎ 月島蛍 (月)
といった具合です!最初はライバルどころかメインキャラになるとさえ思わなかったキャラクターが後の重要人物だったりするのもハイキュー!!の面白さなので、楽しみに見てください!
<ストーリー展開の面白さ>
キャラクター同士が高め合っていく過程ももちろん大きな魅力ですが、予想させない試合展開が素晴らしいです。主人公が第一話の時点で、底知れぬバレーへの情熱があり、技術は素人なものの目を見張る運動神経があるという設定があり、話が進むごとに良いチームメイトに恵まれるため、一見主人公無双にも見えます。しかし、作中での他のキャラクターたちの評価から察するに、日向は得点は取れますが、バレーは本当に素人レベルです。そのため、試合は思うように運ばないことも多々ありますが、主人公が最強というわけではなく、キャラクターたち自身が試行錯誤して試合に臨んでいくのが面白く、展開の予想ができません。
性別も世代も超えてハラハラワクワク楽しめる作品です。
《2. 映像研には手を出すな!》
大童澄瞳先生の漫画原作の、サイエンスSARUによって2020年に放送されたアニメーション。実写のドラマや映画にもなっている人気作です。
あらすじ
アニメを作るために設定制作を日々続けているが人を巻き込めない高校生・浅草みどりは、日々利益のことを考えている友人・金森さやかと共に校内のアニ研の見学に行き、そこで、アニメーター志望だが親に反対されている読者モデル・水崎ツバメと遭遇する。この電撃3人娘が、彼女たちの「最強の世界」を創造するため、奮闘する物語。
この作品はかなり特殊な世界観をしていて(原作の大童先生曰く、2050年の世界が舞台だそう)、初見殺しというか、人を選ぶ作品だと思います。
ツッコミどころは多々あって、
高低差の多い街並みと、敷地内に川が流れていたりプールを改装して職員室を作った高校
何をやってるのか全くわからない部活の数々
多種多様な人種(肌の色、目の色、口調も各々特殊・主人公が江戸弁と現代語)
癖の強いキャラクターデザイン(主人公の顔はたぬきとカエルの融合体っぽい)
といった具合で、実のところ私も最初は何がいいのかよくわからないままアニメを見進めました。
でも、この世界観だからこそ、彼女たちの現実だったら空回りするであろうほどの、クリエイターとしてのアニメにかける情熱が、「最強の世界」として形を持って出てくるのがクセになります。
アニメ制作会社の一員としてアニメを制作するなら、「SHIROBAKO」があるのですが、決まったアニメを人と協力して作っているSHIROBAKOと比べ、映像研は明らかに人手不足な音響・活動資金・背景画等、人を巻き込むか自給自足するかの世界で生きているため、大人に比べて不安定で、最後まで彼女たちが何を作り出すかの予想が視聴者にはもちろん、彼女たち自身にもつかないところが魅力です。
金森がプロデューサーとして、浅草と水崎の作りたいものを作らせつつ活動を続けられるようにしているところも面白く、強い意志を持って何かに打ち込みたい人の背中を押せる、勇気をもらえる作品です!
今回は何かに打ち込みたくなるアニメを紹介しました!
次のおすすめアニメの記事では、3.季節を感じる部門 の2作品を紹介します。
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