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次の道に向けて思うこと。夜の大きなひとりごと。

わたしは今、転職活動中です。始めて1週間ほどが経ったところです。

2022年12月から半年間の「トライアル期間」――やりたいことや一度は憧れたことなどなんでも好きに飛び込んだり挑戦したりする期間――を経て、わたしは転職に踏み切ることに決めました。

アルバイトから正社員登用してもらう道、フリーランスになる道、複数の業務委託を掛け持ちしてパラレルワーカーになる道……。この「トライアル期間」の中でいろんな道を考えましたが、転職して正社員に復帰(?)する道を進むことにしました。

ちなみに正社員になろうと思ったのは(ぶっちゃけ業務委託でもいいけれど)、ある程度の安心感がないといつまで経っても心がざわざわしちゃうのと、「自分のため」には頑張れないとわかったからです。副業したいなとは思っています。

年始に「フラワーコーディネーターの仕事がんばる!」みたいなことを堂々と書きましたが、転職すると決めたのでそのアルバイトはもう辞めました。
もともと、挑戦してみて自分にハマったら続けよう~くらいの、本当に「トライアル」な気持ちで飛び込んでみた世界だったので、違うなと思いながらズルズルダラダラ続けるつもりはありませんでした。

そもそも「自分が」叶えたい夢や野望もなく、極めたいこともなかったわたし。1年以上SHElikesでいろいろ学んで、この半年間のトライアル期間を過ごして、それでも自分のやりたいことなんて、なかなか見つかりませんでした。

自分の進む方向性がいつまで経っても見えなくて、やりたいと思って手を挙げることは結局ボランティア(報酬無し)。

多くの経験ができた。自分の向き不向きも分かった。得たものはたくさんあった。でも。

「このスキルで仕事を獲得したい」「この仕事がしたい」というような特定のスキルや職種でくくられた仕事の中に、やりたいことを見つけられませんでした。

そのうえ、報酬もない。やりたくて手を挙げたことが苦しくなる時期も正直ありました。

この頑張りは、結局何になったんだろう。
わたしの能力は、誰のためになってるんだろう。
……そんな疑問が、浮かんでは消えていく。

いや、そんな疑問が浮かんできたら掻き消して、自分にとって何の意味があるかを半ば無理矢理にでも見つけようとした。
遠回りしていることなんてとっくに気づいていた。


わたしは器用貧乏だ、と、つくづく思う。

マネジメントをする。人の話や想いを聴く。関係構築する。計画を立てて進めていく。文章を書く。資料を作る。サポートする。説明する。PCを使う。共感する。1を聴いて膨らませる。正解のないことを考える。相手に合わせたコミュニケーションをとる。細かいことに気付く。教える。面倒を見る。周りが動きやすいように振る舞う。人前で話す。情報を整理する。アドバイスする。言葉を選んで伝える。こうしたらいいんじゃない?を思いつく。……

どれもできる。少なくとも人並みには。

でも、だからなに~~~???ってなっちゃって。
じゃあ何がしたいの?って言われると困っちゃう。頭を使いながらいろんなことができたらいいんですけど……って。

結局、誰かの夢や野望を実現するとか、悩める人の思考を紐解くとか、よりよい環境を整えるとか、そういうことのために、考えたりいろんな手段を使ったりしながら手を差し伸べることしかできないんだなと。
相手が顧客だろうと仕事仲間だろうと、自分の持つ道具を使って誰かの役に立てればいいなと思う気持ち。

極めたいスキルがあったり、何か特定のプロフェッショナルになりたかったり、そういうことではない。むしろ、そういう人たちが極めたいことに専念できる状態にしたいというか……。わたしなんでもやるからさ、的な。それは言い過ぎだけれども。

書くことは好きなので、かつてはライターになることを考えていました。でも、書くことが好きだからといって、ライターになるのは違うなってどこかで気づきました。書くことは仕事の主軸にするよりも、好きなこととして取っておきたいのかもしれない。
そして、飽き性なわたしはゼネラリストとして生きるほうが性に合っているのだろうな、とも思ったり。

ぼやっとしていますがそんな感じの結論に辿り着き、社内外問わず手を取り合いながら、自分が持つ道具を引き出しの中から出し入れしながら、仕事をしていけそうな場所を探すことにしたのでありました。


はぁ~~~~~、やっと、やっと、視界が開けてきた。長かった。

でもこれは、トライアル期間がなかったら気づけなかったこと。正規ルート・最短ルートばかり辿ってきたわたしは、遠回りして初めて気づく(知る)ことばかりでした。

まだ29歳。もう29歳。やっと心が凪いできた。

この半年、1年、甘えて生きていたと言われればそれまでだ。苦しがってただけかもしれない。そんな自分を正当化しているのかもしれない。
だけど、わたしにとっては必要な期間だった。

もう充分、自分に、内省に、時間をかけてあげたと思う(そんな期間を許せるほど稼いでくれていた過去の自分、ありがとう)。
次の道は、妥協せず進んでいけば大丈夫そう。
そこに対する自信だけは持てるようになったから、自分を信じて進んでいきたい。


そんなことを想う夜。

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