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ポニテのあの子

中学生のとき、初めて同性に恋をしました。ポニーテールがよく似合うパッチリ二重の可愛い女の子。教室の席が通路を挟んだ左隣で、私は授業なんてそっちのけでその子の横顔に見惚れてました。
あの頃の私は一点の曇もない超純粋な心の持ち主だったわけで(今はどうなんだって疑問はスルーしてね☆)、ただ好きという気持ちだけで突っ走って四六時中ストーカーのように追っかけ回してました。
そしたらある日、先生に呼び出され…
「呼んだ理由分わかる?」
「………」
「前から思ってたの。あぁ、またやってるな〜って」
「………」
「ず〜っとベタベタして」
「………」
「気持ち悪いな〜って思ったのよね」
そう言われたのがなんかショックで
帰ってから親の前でボロボロ泣いたのを今でも鮮明に覚えてます。
すっげー困り顔だった。すまん親よ。
その後も告白とか特にせずに片思いのまま私の初恋は終わりました。


あれから何年も経ちますが、ポニテのあの子は今でも連絡を取り合う仲です。

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