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14・抜け出せないループ。身体的に一番堪えたこと。

前回の記事はこちら ↓


※モラハラやDVの描写があります。読みたくない方はここでそっと閉じてくださいね。 



 夫からのDVで一番辛かったことは、寝ている所を起こされて、その後長時間にわたり説教をするというものでした。


 私が寝ている所へやってきて、布団の上から体を蹴飛ばす。
痣にはならないくらいの、けれど、そこそこ痛いし目も覚める力加減で、起こす。これがいつもの、夫のやり方です。


 蹴った後、夫は無言でその場を去り、自室へ戻る。

ここで私の取るべき行動は、起きて夫の後を追って行くことだ。


 そういう時は、決まって何か言いたくて悶々としている時です。
何か引っかかることをを見つけては、尊大な意見で相手や物事を品評する。私にはもっと酷い。品評にダメ出し、それに「お前のせいで人生狂った、俺にはもっと相応しい人がいた、お前は俺にそぐわない、ブス、カス、クズ」という暴言の数々。もう何度言われたかわかりません。


 そんなに言いたいことがあるのなら、こんなちっぽけな夫婦間というコミュニティーなんかじゃなく、大々的に、大きな声で言えばいいのに・・・!!


 外で言うには自信がないんです。自分の意見が否定されるのは怖いんで  す。身近にいる人にイェスマンになってもらわないと駄目なんです。

 私はもうずっとこの相手をし続けてきて、イェスマンでいることが一番被害が少ないと学んでいました。
夫の話を何時間もうんうんと聞き、わかるよ、そうだね、嫌だよね、と。
頭の片隅では、こんなことは間違っているとわかっているし、夫の意見にも全く賛同なんか出来ない。
でも反論したりしたらどうなることか。子供を怖がらせることなく、私自身が受けるダメージも出来るだけ少なく、そして一刻も早く終わらせたい。

その場を凌ぐのに精一杯で、どうやってこのループから抜け出せばいいかわかりませんでした。


 睡眠不足が、更に判断力の低下に拍車をかけます。
23時ごろに起こされて、明け方の3時4時までずっと話を聞き続けます。風向きによっては怒りだし、ネチネチと難癖をつけられます。

謝っても「謝意がない」「ちゃんとわかっているなら、もっと違う言葉が出てくるはずだ」と詰り、なかなか開放してくれない。
そりゃあそうだ。だって全く賛同なんて出来ないんだもの。でも謝らないと許してくれない。


 私は、その場から解放されるために、眠るために同意しました。
謂れのないことについて言葉を絞り出して謝りました。そして、夫の望む「改善策」を申し出て、自分で自分の首を絞め続けました。

 

 これが週に1回だったり3日に1回だったり、はたまた1ヶ月空いたりと、断続的に続きました。


 翌朝、私は子供の学校があるので6時に起きます。
睡眠時間は数時間で、頭痛はするし、身体は重い。けれど子供の世話も家事もしなきゃならない。夫が起きるまでは、夫の事務所の電話番もしなきゃならない。クラクラする頭でなんとか立っていました。


夫はお昼まで寝て、ようやっと起きます。


自分は、それでも良いんです。

そして話の内容は忘れている様子でした。

切れ切れに覚えている気もしたのではっきり確かめたことはないですが、(間違って地雷でも踏んだら大変なことになるというのもあり・・・)

多分忘れています。

あんな風に人を蹴飛ばして説教し続けておきながらね・・・。
酷い話です。





 

 

 

まだまだ未熟なnoteですが、サポートして頂けたら嬉しいです。私の体験談が少しでも誰かの勇気になってくれたら…!モラハラや離婚問題に苦しむ方のために、note投稿を続けていきたいと思っています。