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愛しき人生のつくり方を観て

何でだろう?手に取ったのが2回目でした。

1回目はプロジェクター映画鑑賞を始める前。

ほぼ流し見で、感想も書いてなかった。

今回はちゃんと観たので、感想を書きます。

手に取った時は前に借りてたことを忘れていて、でも一応、見始めてから(あ、これ前借りたな)と気づけました。

気になるタイトルだったんだろうな。

手に取りやすいものは変わらない、傾向は変わらないということ。

私はもっと人生を充実させて、愛しいと思える人生を生きたいんだと気付きました。

誰だってそうか。

フランスでは2014年、日本では2016年に公開された映画。

祖母が失踪、孫が捜索…のくだりに、おしんを思い出しました。

おしん大好き。

おしんも、息子が開店をする節目の大事な日に失踪します。そして、孫と一緒に思い出の地を巡りながら人生を振り返る。

この映画はスタートはお葬式(おじいちゃんの)。エンディングもお葬式(おばあちゃんの)。時系列通りに話は進んで、おしんとは完全一致ではないけど…祖母が失踪した先はやはり思い出の地だった。

よくある話なのかな?

国を超えても、祖母と孫は通じ合うものなのか。

どちらの作品も、息子より、祖母と孫の方が仲が良かった。

この作品は、3世代の人生が交錯している。

祖母には老人ホーム問題

息子には退職危機問題

孫には彼女ができない問題があり

祖母は息子達に無理矢理入れられた老人ホームを抜け出し、やりたいことをやり、旅先で死んでしまう。

息子は退職後妻とうまく行かず離婚を切り出されてしまうが、まわりのアドバイスに素直に従うし、基本妻を心から愛してるので結局丸く収まる。

孫はおばあちゃん思いで優しいし、イケメンなのになかなか彼女が出来ず…(何故??)

でも、おばあちゃんの旅に付き合っている途中、運命の人に出会う。

印象に残る素敵な言葉がいっぱい。

この作品のメッセージは何だろう?何を伝えたかったのかな…?

私の中で印象に残った言葉は、

孫がおばあちゃんとお父さんの洗礼式の写真を見て、言った言葉。

「小さいね、人生はあっという間だね。」

人生はあっという間。よく使われる言葉ではあるけど、印象に残ったのはそのあとのおばあちゃんの表情が理由かと。

すごくびっくりした顔をしていた。

このワードはおばあちゃんにとってもきっとすごく印象的で、これがノルマンディーへの旅のキッカケだったかもしれない。

しかし挨拶がキスっていいな。男兄弟間でもほっぺにチューが微笑ましい。

おばあちゃんがホームに着いた後、

「ひとりになりたいんだよ」

おばあちゃんの気持ちを察してあげる孫。

ってかイケメンでこんな心の機微がわかる男性に彼女がいない理由って?

夜勤の雇い主や旅先の案内所のから、うつ顔だとか自殺願望者に見られたり、運命の人から小児性愛者に見られたところを見ると、見た目のキャスティングミスかなと思う。(そう見えなかった)

彼に接する人は、彼を好きになる。

夜勤の雇い主とは頻繁にお酒を飲む間柄に。運命の人とは恋人関係に。

家族にも友人にも優しい彼が、まわりの人に好かれる理由はわかる。


妻のどう生きようと勝手でしょ!の言葉に、

「もちろんだ!人生は生きるためにある」

と夫。良い言葉。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E4%B8%8A%E9%99%B8%E4%BD%9C%E6%88%A6

おばあちゃんが疎開しなくちゃいけなかった理由

9歳で避難し、愛すべき土地は戦場となった。

最後、おばあちゃんのお葬式で

神父さんの言葉

地面に掘られた穴に亡骸を安置し、人生が死で終わる意味を考えてみましょう

私達は埋葬されるために生きるのでしょうか

主はこの問いに答えました

持っているものを全て捧げなさい

それはマドレーヌが人生を通してやった事です

愛は分かち合いです

彼女は与えて、受け取りました

両親と友人と我々と神から

この愛は神から生まれたものです

私達が誕生した瞬間から、神は絶え間なくすべてを与えます。神自身さえも。

与えることこそ愛です

クリスチャンじゃないけど、印象に残りました。


最後に!

孫の雇い主、ホテルの主人はこの作品の監督さんだったのですね笑


素敵な主題歌

かなり良いです

フランソワ・トリュフォー監督の『夜霧の恋人たち』という映画の主題歌「残されし愛には」を現代風にアレンジしたものだそうで

こちらがオリジナル


他の方のnote感想を読んで…

その方が、愛しき人生をつくるためにはの考察をされていました。

以下抜粋

私たちはすべての人々に対し、排他的な感情を抱くことなく、責任・配慮・尊重・理解(知)を、すなわち愛をもって接することが愛しき人生をつくっていくには必要だと感じられた。

以上抜粋

まさしく、そうだなと。かしこい人は簡潔に言うのが上手いな…素晴らしいです🙌

自分を大事にして、まわりのひとも大事にする。

以上は以前の自分が考えていたこと。

なんとなく以上抜粋内容と一致していませんか❓

この積み重ねが、私の求めていた愛しい人生に繋がっていくんだなと感じると、嬉しくなりました。

さらに読むと、本当にこの人は何歳なの?なんでこんなに達観してるの…文章に、ウルウル。

何度も読み直したい…リンクさせて頂きました。

人生は織物かぁ…

縦の糸はあなた横の糸は私…中島みゆきの糸じゃないですが

私には、立派な織物なんて作れそうにないけど

私の人生、肌触りの良い織物になるといいな

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