何かを始める時に必要な〝名前〟を決めるまでの話
「 自分のブランド 」と聞くと、なんだか照れくさい気持ちになるのは私だけでしょうか?
そもそも〝ブランド〟といえば、ファッションブランドに限らず誰でも知っている有名ブランドを想像してしまいます。
そんな流れで考えると、自分のブランド名って……
「私のような普通の人がおおげさじゃない⁉︎」と、自意識過剰気味の私は思ってしまうのです。
ブランドっていう言葉以外になんか言い方ないんだっけ?なんて考えたりしまう始末。
前回のnote に書きましたが、私が準備しているジュエリーのブランド名はSAFON(サフォン)に決めました。今回はそこに至るまでについて書こうと思います。
だいたいのブランドはコンセプトやデザイナー自身にすごくゆかりのある何かがあって、そこから名前がついていたりします。
同じく、わたしにも明確なコンセプトやビジョンがあれば良いのでしょうが、私の場合そういう感じとは少し違う気がするのです。
そこで、あれこれ考えず純粋に〝自分が作るもので提供したい想い〟って何かを考える事しました。
現在、子供服の通販サイト運営していますが、やっていてよかったと思う時や嬉しい時とは、お客様が喜んでくれた時。お客様がメールでメッセージをくれたり、写真を送ってくれたり、SNSでシェアしてくれたりする時はこちらまで元気がもらえて、やっていてよかったなぁと嬉しい気持ちになるのです。
そんなわけで、有名ブランドに敵わなくても、自分が作ったジュエリーを受け取った人が喜んでくれて、じんわりと愛着を持ってくれたり、時が経った時にあのジュエリーよかったなぁと心に残るようなもの提供する、という事をブランド名に込めようと考えたのでした。
では、「自分のとってそのような感情を持たせてくれたものは何か。」 と思った時に浮かんだのは1冊の本。ストーリーの面白さはもちろん、世界観の美しさ、独特の描写や読後の余韻など心に響くスペインの作家さんが書いた小説です。
正直、もっと夢中になった本や何度も読み返す本も他にはあるのですが、好きな本と聞かれた時にはなぜか思い出す作品なのです。
私自身の作るジュエリーも、身に着ける人にとってそんな存在になれるように・・・・・・。
そんな想いで図々しくも作者にちなんでSAFONと名付けました。(スペインの作家さんなので実際のスペルは少し違います)
この想いをいつでも胸に、これから頑張ります!
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