女と性欲

「私、性欲が強くて。どうにかなりませんか」

彼氏イナイ歴15年、一度も結婚したことのないミドリちゃんは、ビール片手に叫んだ。
ここは、M駅前のイタリアン。
昨日、ギターさんと飲んだ居酒屋さんから、歩いてほんの5分のところだ。

今日は若いお友だちと3人で女子会。
3人の共通点は、W大学卒ということだ。
高学歴で生意気な、30代、40代、50代の宴。
38歳のハナちゃんは、マッチングアプリにトライすること三度目の正直で、去年再婚したばかり。
44歳のミドリちゃんは、そんなハナちゃんの恋愛に興味津々。
ついでに、私のこのnoteも読んでくれていて、今日の女子会につながった、というわけ。

「そうですよねー。私も最初の結婚はレスで別れちゃったから。
私から前の夫を拒んでいたくせに、離婚してからジョフーにも行っちゃったんですよ」
「じょ、ジョフー⁈」

ハナちゃんの告白に、ミドリちゃんと私はぶっ飛んだ。
だって、ハナちゃんは清純派女優そのものの美貌の持ち主なのだから。
ぱっちりとした大きな瞳に、くっきりとした鼻筋、透き通るほど白い肌は、20歳上のダンナさまでなくても、私だって惚れる。
抱いてみたいとすら思わせる。
そんな彼女の口から出た、まさかの「ジョフー」つまり女性向け風俗、ということば。
毎日おひとりでいたすというミドリちゃん、少し前にイロハを買い求めた私ともども、興味津々トークのはじまりだ。

つづく


*2023年3月18日の活動状況
・もらった足あと:2人
・もらったいいね:1人
・やりとりした人:1人
ギターさんには、今日は私からLINEを送ると、薄めの返事が返ってくるという感じ。
明後日、来週の金曜、その次の土曜、そのまた次の土曜まで、約束が入っているのに、ギターさんのそっけない返事は私を不安にさせる。

サポートしてくださった軍資金は、マッチングアプリ仲間の取材費、恋活のための遠征費、および恋活の武装費に使わせていただきます。 50歳、バツ2のまりかの恋、応援どうぞよろしくお願いいたします。