息を弾ませながら灯台の中を上がると、午前の太陽に照らし出された美しい海面が、ふたりを出迎えた。
シャッターを切るのも忘れてぼんやり眺めていると、タカシさんがまりかの視界を遮り、唇を重ねた。

短く、短く、長く。
もっと長く。

ああ、まりかはこの殿方を好きになるのかも、と思った。
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