【短歌】ママという皮を着てみて辛くなり1人どこかへ行ってみた朝
子どもが0歳の時、
授乳と眠れないのが辛かった
夫は休日朝は寝ておきなかった
仕事で疲れているのはわかる
だから寝かせてあげたかった
それを繰り返すと、
自分が辛くなり、
ママという皮を脱ぎたくなった
眠れないのが人をおかしくしてしまうのだろう
泣きわめく子どもを家に置いて
朝わたしは家を出た
その日の朝は心地よかった
どこへともなく歩いていたが、
子供の声がこだまする
帰らなくてはと引き返した
短い時間だったが、
気持ちが切り替わって
ただいまと言えた
夫は子どもを抱っこしていた
私を不満そうにみつめたが、
責めはしなかった
泣いていたよと一言だけ。
誰かが何とかしなければならない
1人育てるのに2人でこんなに辛いのに、
次の子どもは産もうと思えない。
欲しいが産む意志を無くしてしまう。
今ある幸せを大切にしなければと思うがゆえ。
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