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続・がん検診から子宮全摘までのアレコレ

最初のがん検診で再検するよう言われた時、医師の説明がよくわからなかった。なんか出来てるんでもう一度それを取って細胞診しましょう、とのことで「癌ではないんですけどね」と付け足した。

そのナンカ、どは異形成というもので軽度、中度、高度とあり、私の場合高度と判定された。

何もしなければ癌化する可能性があるとのことで、選択肢は部分切除か全摘。部分切除だと、後で見つかったときに再手術になる可能性もあるそう。

がん検診→再検→再再検→手術のできる病院へ紹介

とここまでですでに3か月たっていたけれど
そして子宮全摘のデメリットは「医学的にはない」と言われたけれど
なかなか結論が出せなかった。

別に子宮がなくなる=女性でなくなる とか
更年期障害(これも卵巣自体は残るので医学的にはないそう)を心配したわけでもなく、単純に怖かったから。

結局どうするとも決めていないまま、かかりつけ医から紹介された一番症例を多く扱っているという総合病院へ行き、そこでなんとなく全摘の流れで手術の日取りを決めた。手術の前々日に入院、術後5日で退院のスケジュールとなる。腹腔鏡手術なのでもし体調が良ければもっと早く退院することも可能だそう。県で一番症例が多いといわれるだけあって、医師もかなり気軽な感じで、なんだか盲腸の手術レベルに思えてきた。

10年前同じ病気で手術したという同僚は「癌の一歩手前って言われて・・・」とかなり深刻に説明を受けたらしいし、ネットで調べても”高度異形成が盲腸並みに気軽な手術っぽい”なんて出ていなかった。

大丈夫かな、この先生???いや私の高度異形成が一般的なものと違うのかな???

とりあえず職場に相談すると「とにかく体第一に。いまから週一の出社もなし、退院後もゆっくり自宅療養して復帰後当分は在宅勤務してください」とありがたい言葉を頂いた。そもそも在宅でも出社でもパフォーマンスに違いのない職種というのもあるが、このまま退職もありかなと思っていたので、優しい言葉が嬉しかった。帰る場所があるというのはやっぱりうれしい。

そして私は派遣社員なので派遣元へも連絡する。そこで「傷害手当」がもらえるとの情報をもらった。社会保険料を払っているのでもらう資格があるそう、ということは今回は有給休暇を使わなくてもよさそうだ。傷害手当の支給額は給与の2/3程度らしいがしっかり手続きしよう。派遣元の担当さんが「私からも〇〇さん(派遣先の上司)へご挨拶しておきますね!」といってくれて、その気遣いが嬉しかった。

あとはよれよれだったパジャマを新調し、ついでに一目で気に入った服を数着買いこみ、帰り道花屋の店先に3本300円の赤いバラを見つけて3束買って帰った。今思い返すと軽いパニック状態だったようだ。

続く





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