ママ友はいらない
息子は小学生の時の交通事故で成人した今も障害がある。
新聞の掲載記事を通じて数年前に家族会の存在を知り仲間に入れてもらった。
一言に障害といっても原因や状況は様々だが、月に一回互いの近況を報告するひと時は和やかだ。互いのはなしをゆっくり聞きあう。
そんななか同じように障害を持つ息子さんの母、Tさんが話した言葉が忘れられない。
ある集まりで「こんなこんななのよ、って言ったら、”わかるぅ~”っていうの。あなたに私の何がわかる、って思うんだけどね」
アナタニ ワタシノ ナニガワカル
それと同じ思いを、別の状況でよく思う。
”辛いのはあなただけじゃない”
”大変なのはみんな一緒”
”一番つらいのはあなたじゃなくて息子さん”
”私の知ってる〇〇さんなんかもっと大変”
あなたに 私の 何がわかるの?
何がどう辛いのか、あなたは私の大変を他のだれかの大変と比較できるくらいよくわかっているの?私自身でさえわからないのに。。
それは何故か決まってママ友たちだった。
わたしには、学生時代の友達はいても、ママ友はいない。
いらない。