【天国と地獄:餓鬼道編】(草稿)
1⃣僕は、メルカリで副業中しながらフリーで挿絵をかいている。まだ、本業一本では生活できないが、副業のメルカリは、意外と上手くいっていた。収入の柱を複数もつことがスタンダードになりつつある時代に僕らはいる。
おやじは僕を33のときに生んだ。おやじは、僕に耳にたこが内耳にまで届きそうなほど繰り返し言う。
「絵で食っていけないなら、どこか安定したところに就職するんだぞ。」
親父の言うことは、33年分じゃない、100年古い。だけど、親父にもう反抗したりはしない。以前はしていたけどね