ADHDという診断を受けた日

今日、人生で初めてメンタルクリニックに行きました。
特にうつ病ということも、気分が塞ぎ込んでいたわけでもありません。

ただ一つ、自分がADHDなのかどうかを知りたかったから。



少し前の話になります。
ここでも書いたことがありますが、私は一時期部屋の片付けに没頭している時期がありました。
日常生活もすごく頑張っていて、勉強のモチベーションも高かったです。

綺麗な部屋を眺めて、もうあの汚い部屋には絶対に戻らない、そう思っていたあの頃。

先延ばし癖を少しでも減らすには、とにかく睡眠をとって脳を最適に動かせるようにするのが大事だから、逆算して、お風呂に入る時間のアラームをセットすることもしてました。
自分を動かす合図をたくさん日常に散りばめました。

やりたくないことはできない性質なので、家事も仕事も自己洗脳から始まります。
それも全部うまくいってた。
楽しいと思うから勉強をしたし、楽しいと思うから仕事をした。楽しいからこそ掃除や家事を頑張れた。

でも、そんな自己洗脳や工夫に溢れた日常生活って、余裕があるから送れるんです。
仕事が忙しくなった1ヶ月前、そんな日常は全部跡形もなく壊れました。

仕事が繁忙期に入り、1日15時間〜18時間くらい働くようになって、部屋がどんどん荒れ果てました。
メンタルを崩さないように、自分の最低限の機嫌取りは欠かさなかったですが、自己研鑽の時間なんて1ミリもありません。
洗濯物も溜まります。睡眠の時間なんて、空き時間に眠ることしかできません。当然のように昼夜逆転します。

数ヶ月かけてようやく築きあげたものが、忙しさで一瞬で壊れていくのを見て、虚しさでいっぱいでした。これを元に戻すのに、また時間かかるなって。


そう思った時に、もうこれ以上自分の力だけでどうにかするのは無理かもしれないと思い、診断を受けることに決めました。

最初はとても怖かったです。
ADHDという診断を受けることで、自分自身を甘やかしてしまわないか、とか。
メンタルが元気なのにメンタルクリニックに行って大丈夫なのか、とか。
行ってもし違ったら、とっても恥ずかしいことになるのでは、とか。

行かない言い訳を並べる方が楽でした。
でも、やっぱり気になった。
もっと私自身を知ることでできることがあるならどうにかしたかった。


いざ、メンタルクリニックに行ってみると、そのクリニックの先生はとても優しく話を聞いてくださいました。何に困ってるのか、日常をどうやって過ごしてるのか、丁寧に話を聞いてくださり、一つ一つに共感してくださって。

話を聞き終えて先生は、「ADHDですね」と仰いました。医学的には通信簿など子ども時代のことがわかる現物が無ければ診断を下せないけれど、話を聞く限りまず、間違いないだろうと。

現物は診察をするどこかの過程で持ってきてもらえればいいので、まずはどうするか考えましょう、と。

なんだか少し安心し、少し驚きました。私の思っていたことは間違ってなかったという安心感と、本当にそうだったんだという驚き。一応上司のおかげで仕事は問題なく回ってるので、グレーゾーンと言われてもおかしくないと思っていました。

薬を処方してもらい、今日から1年くらい飲み続けるみたいです。効くといいな。

いつか、ADHDならではの日常の工夫や、診察を受けるまで流れもここに書きます。
日常が好転しますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?