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泣く話


泣ける話を書くわけじゃなくて

自分がよく泣くという話。


昔から、何故かわからないけれど、とにかくすぐに泣く。ドラえもんの映画を見て泣く。人が泣いているのを見て泣く。本を読んで泣く。人にされたことを思い出し、辛くて、有り難くて、悔しくて、嬉しくて、あとからじわじわと泣く。喜びで泣く。生理前に自分が嫌になって泣く。泣かない日の方が少ない。泣かないことが非日常的な人にとって、きっとワンダーランドなぐらいには泣いている。私にとっては日常。

泣くことが良くない、泣くということが負のイメージを、世間に受けることが多い。相手が男性だと特に。驚かせてしまうし、なんというか、「萎えさせて」しまう。「『めんどくさい』印象を受けてるんだな」という印象を、私がより受けとることが多く、より申し訳なくなってしまう。しかしどんなに気をつけていても涙は止まらないし、泣いてる時はこれは私にとって普通なのよとも言えない。

そして反対に、泣きたいぞという時に限って泣けない。これが一番しんどい。もう、もう、なんでだよ。

とにかく泣くので、申し訳ないなと思って生きていたら、泣くことを特別扱いしない人に出会った。結果、私の所属することになる劇団の座長。特別扱い、という表現は少し違うけれど、私が泣いても非日常、ネガティブ、というオーラではなく、普通のこととして接してくれる。看板女優の先輩もよく泣くタイプの方。先輩達のおかげで、泣くことを良くないこと、として捉えなくなってきた。(もちろん、驚かせてしまうことの方が多いので、なるべく日常では気をつけているのですが、、)

でも、やはりなんでこんなに泣くんだろう?という疑問が自分の中であった。もしかしてみんな実は見えないところで泣いてる?私が我慢強くないだけ?そしたらやはりそれは良くない。

そんなことをまたふっと考えていた時、私の友達が、タロット占いにハマっていると聞いたので、してもらった。色んなクイーンとキング、人、動物がタロットには描かれている。私の目には、剣と、カップ、水、の絵柄が目立ってよく見えた。

友達が教えてくれた。剣は知性や言葉、水は感情の流れ。カップは感情の象徴。

この時、カップから溢れでた感情が、涙なのかなとふと思った。カップ=心で、心が受け止めきれなかったものが水、涙として溢れ出てくる。心の器、カップが私には小さいのか、それとも受け止めすぎて感情が溢れるのか。後者だと思いたいけれど、どのみち溢れでてきたものが涙だとすれば。ちゃんとその瞬間瞬間を受け止めようとしていることになるので、悪いことではないのかなと思った。

ちなみに占っていたら「カップオブクイーン」のカードがでた。やっぱりそうなのね…

そういえば。私は蟹座なのだが、蟹も水辺の生き物だから、そうゆう星の下に生まれたんだ。と勝手に結びつけようと思う。

先日書きためていた、上演延期の記事。更新した瞬間に勝手に涙が出ていた。自分でも驚いた。悲しかったんだなと思った。早く嬉しくて泣く日を迎えたい。









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