🎖子育て綴🌱自分のご機嫌をとるのに精一杯で良いのだ

双子の娘がいるのだけど「ダイエットするわ」というので、よしママとがんばろうねと話していた。なのに、今日も仕事から帰宅するとお菓子などを食べた殻がゴミ箱にたくさん。

「あれ？ダイエットは？」

と聞いたところ

ひとりは「うーん、分かっているけど美味しいんだもん」と開き直り、夕飯はお茶漬けで済ますと言う。

もうひとりは、「あー、自分のご機嫌をとるのに精一杯だわ」だからまーいいわとのこと。

2人とも太ったとはいえ、47kgくらい。身長はほぼママに追いついたから、見た目は全くもってスリム。羨ましい。

実はわたしも思ったより全然体重が落ちないので、もういいかーと思っていたところであった。

たかが太ったくらいで自己否定する必要はまるっきりなし。他にもチャーミングなところはあるだろう、と開き直りの境地にいたのだった。

「自分のご機嫌をとるのに精一杯」

我が娘ながら良いことを言ったものだと嬉しくなった。

周りと比べてどうとか言っているより、まずは自分のご機嫌重視。

娘曰く「これから進路判定テスト、英検、宿題のレポート三つに中間テスト、それが待ち構えているから、自分のご機嫌をとっておかないと乗り切れない」とのこと。

素晴らしい！

あれこれ言わずともちゃんと分かっておるではないか！

「勉強しろ」とはここしばらく言っていない。娘たちも反抗期が落ち着き、やらねばならないことはやらねばならないと少し大人になり「因果応報」の重さを分かってきた様。

それに「勉強しなければ」と分かっているのに「勉強しろ」と言ってもモチベーションを下げるだけ。

むしろママはママで脳天気に過ごしていた方が娘たちも癒されるというものだ。

「最近、ママのところに遊びにこない」と娘たちの部屋へ乗り込んだことがあるのだが「明日から試験だからな」とクールに返されたこともあった。

すまなかった、そうであったか、すごすごと部屋へ戻るママを見て「終わったら遊びに行くから」と気にかけてくれたのだった。

教育ママだった以前からは考えられないことだ。息子は中学受験をし、娘たちは小学校から私立へ編入させた。

息子のSAPIXのクラス分けテストのために息子の勉強のスケジュールを組み、子供たちの習い事の練習や送り迎えに力を注いだ時期もあったが、反抗期も終えて、もう親があれこれ口を出す時期は過ぎ、後は自分で考えてやっていくべきだと悟ったのだ。

黙って見守る、口を出さないというなかなか辛い時期を過ぎて、今ではもう子どもを信頼して任せることにすっかり慣れた。

子どもたちの人生だ。もうママが出来ることは子どもたちに自信を与え、学費を捻出するために稼ぐことだけだ。

ママがしっかりしていないと子どもたちがしっかりする様になってきた。

プリントや提出物、親のハンコが必要な書類など子どもたちから「ママ、見といて」「ママ、これ書いて」と自ら出してくる。

前はガミガミと「なんで出さないの！」などと言っていたのだが、今は反対に「ママ、あれ書いた？」と念押しされるまでになっている。

「今書こうと思っていたところ」とペンを取り出し目の前で書いて見せて、ほれ、と渡す。

親があまりにもおおらかで適当になると子どもは「任せておけない」となるのだろう。

なかなか自分の子育てに自信が持てない。もっと上手くやればもっともっと子どもたちは個性を活かし成長できたかもしれない。

子供の良さを潰してしまったのではないかとか、今も時々考えたりするけれど、考えているうちに面倒になり、「だって、その時はそれが良いと思ったのだもの」と開き直る、の繰り返し。

だから、子どもたちの気遣いやしっかりしたところを見ると嬉しくなる。そして「ありがとう」と感謝の念がじわじわと湧くのであった。

「自分のご機嫌を取ることに精一杯」

親バカだが、本当に良い言葉である。

自分のご機嫌を取ることを最重要事項としているならこの先も大丈夫だ。上手くいかなくてふてくされることもあるだろうけれど、その度に自分のご機嫌を取って、世の中の荒波を乗り越えてほしいものである。

(*´꒳`*)

ありがとうございます😊💕

ダイエット記事、ちょっと笑