見出し画像

力率0.9事件(電験二種電力管理R4問6)

この問題を記事にする為にnoteを始めたと言っても過言ではない。
自分にとって戒めの問題。

もうね、ここ思い出したくないレベルのトラウマ。

⑶まで全部×0.9したら完答です。
⑷は色々間違えてますが…

それでは、丁寧に解きます。

⑴について。
a、b、cそれぞれについて最大電力[kW]を求めたい。
現状の情報で最大電力を求めるには需要率を使えばよい。

需要率の公式を書いてみる。

単位見れば簡単なことだった。
まあもうこの問題はここで躓いたとしかね。

この式を変形して最大電力を求める。

a、b、c それぞれに代入していく

需要設備aの最大電力4860[kW]
需要設備bの最大電力3150[kW]
需要設備cの最大電力2160[kW]

となる。

⑵について。
総合最大電力を表の情報より求めるには不等率を使えば良い、公式にすると

不等率は配電線A、Bで違うのでまずBから求めていく。

配電線A、Bについて値が出たので変電所の総合を求める。

よって変電所の総合最大電力は8280[kW]となる。

⑶について。
それぞれの需要設備の平均電力を求めるには負荷率を使用する。
公式を書くと

ここにも最大電力が関わってくる。

もはや最初の間違いは致命的だ。

定義しなきゃいけない文字も結構あるのでややこしくもなる。
文字はわかればなんでもいいと思いますので今回は公式解答に反抗していきます(笑)

需要設備aの平均電力3400[kW]
需要設備bの平均電力2520[kW]
需要設備cの平均電力1300[kW]
となる。

⑷について。
ここは素直に全然間違ってます。
やったら低い数値になってるけど何したんだろ?
負荷率を求める式は再利用になりますがコチラ

これの全部の頭に総合とつければ答えはもうすぐそこである。

変電所の総合負荷率は87.2%となる。

あとがき

敗因:力率0.9を見逃したこと、力率1.0の場合でも普段から式に組み込んでいなかったこと。

見込み得点として全体の流れとしては間違っていないため10点くらいはくれているかどうか…
その場合でも電力管理の合計は54点、多分得点の内訳はこうだったかと。
⑴か⑹どっちかのミスが無かったらまた違った未来があったんじゃないかなぁ…

合格発表の日までは意外と部分点くれてるんじゃないか、と淡い期待を抱いたり、冷静に考えて無理に決まってるとか感情の起伏が激しかったですね。

こんなミスしてると思わなかったから試験終わった瞬間は勝ちを確信してましたよ。

まあそれでも自己採点はしばらくできなかったですね。

SNSとか見ると簡単だったとかやっぱ出るんで精神的にキッツイ時もありましたね。
簡単とは言いませんけど、できない問題ではなかったかと。
まあ、結局のところ総合力が足りなかったんでしょうね。

今思い出しても悔しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?