DEATH STRANDING:「繋がる」ゲーム
こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。自分は変わらずゲームばかりの毎日です。もうじき3月になりますが、自分の今年の目標は積みゲー消化です。エピックゲームスが時々ゲーム配ってくれるんですが、それが結構溜まっているんですよね。
というわけで積みゲー消化第一弾ということで、去年末に配布していた「DEATH STRANDING」をプレイしました。ディレクターズカット版です。
「繋がる」テーマと運搬ゲーム
デスストで特に良かったポイントは、「繋がる」というテーマをゲームデザインや世界設定に綺麗に落とし込んだところだと感じました。
ゲームデザインのコアである運搬要素は面白かったです。新しい拠点に運搬するときはチャレンジングな運搬が必要で、二回目三回目以降に拠点に運搬するときはインフラを整備して効率性を重視した運搬が必要になります。同じ道でも、最初とそれ以降で必要になる要素が違うのが良かったです。さらに、序盤は徒歩がしんどく車両を手に入れたときに「速いしめっちゃ運べるスゲー!」と感動したんですけど、中盤からは「徒歩の走破性やべえな」と改めて徒歩の良さに感動できたのも良かったです。マップを上手くデザインすることで的確に難易度を調節していたのは凄かったです。
座礁地帯やBTも序盤は結構怖いんですけど、後半からは座礁地帯を飛ばせたり、BTを処理したりできるようになるのも良かったです。ゲームの進行度に合わせて新たな要素をアンロックしてプレイヤーを感動させるのが上手いなと感じました。
世界設定もかなり面白かったです。DSとは何か、BTとは何か、世界は今どうなっているのかを読み解くのはSF好きの自分としては満足できました。
感情移入できない登場人物によるドラマ
デスストで唯一微妙だったポイントはストーリーです。
特に、サム以外の主要な登場人物の感情描写が薄く、そのせいで感動的なシーンが台無しになっているところです。全体的に世界設定についてや、次に何をすればいいのかといった事務的なセリフの割合が多すぎでした。逆に、各拠点の配達員や警備員、プレッパーズのメールにはDS後の世界で懸命に生きる彼らの思いがこめられていて良かったです。ちなみに自分が好きなメールは「アーロン・ヒルの冒険」ですね。サムを助けるために雪山を越え僻地にセーフハウスを建てに行くアーロン・ヒルの冒険譚で、デスストというゲームの良さを詰め込んだメールだと思います。
もう一つストーリーの微妙だったポイントを挙げるなら、エンディングです。感動的なシーンの連続なはずなんですが、ここでもやはり登場人物に感情移入ができていないでの、白けてしまいました。しかも、2時間近くありましたからね、苦痛が大きかったです。序盤や中盤で上手く内容を分散させて欲しかったです。
まとめ
個人的にはすごい絶妙なゲームでした。テーマやゲームデザインは卓越しており、ゲームの歴史の一ページを飾れると思いますがストーリーは残念な出来でした。万人に進められるゲームではありません。恐らく、合わない人の方が多いと思います。まあ、なんだかんだ言って遊べて良かったよ思います。では、また。
ゲーム代やお供のお菓子やドリンク代にかわります