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学園アイドルマスター:篠澤広に脳を焼かれました。

学園アイドルマスターを始めました!

アイマスシリーズは少し触ったことがある程度でハマるまでは遊びませんでしたが、本作は中々楽しいです。ひょっとしたら、自分のプロデュース生がここから始まるかもしれません。

学マスのキャラは個性が強くて”推せる”

本作はアイドル育成ゲームということで、最も重要なのは育成するキャラクターの造形なのですが、全体的に個性が強くてかなり良いです。伝統の赤色担当の咲季はバトルジャンキーですし、青色担当の手毬は上辺の態度がかなりキツめ、黄色担当のことねは一般人に見えますが度を越してお金好きと個性豊か。万人に受けないようなキャラ造形が逆に好感を持てます。しかし、単にわかりやすい個性があるだけではなく、育成ストーリーではその個性を深堀りしてくれるのでしっかりと感情移入できます。キャラゲーとしては満点じゃないですかね。

頭が良く、素直で、メンタルが安定していて、体力がない

自分が推しているのは篠澤広です。推すきっかけはガチャで一番最初に引いたから。彼女は飛び級で大学を卒業した天才児で、上手くいかないことに喜びを覚える変人です。さらに、身体性能が壊滅的でおよそアイドルにして良い人材ではありません。しかし、上手くいかないからアイドルを目指していた彼女が、レッスンや同級生との交流を通じてアイドルに対する姿勢が変化し、人として成長していくストーリーがとても良かったです。終始、篠澤広が主導権を握ってプロデューサーを振り回しているのも微笑ましかったです。

親愛度10の会話では、どうして彼女がたくさんある職業の中からアイドルを選んだのか語られるのですが、めちゃくちゃ破壊力が高かったです。まさにパラダイムシフトですよこいつは。篠澤広が天才や変人やアイドルである前に一人の少女だということを理解させられましたね。親愛度10に到達するのが難しかったり特別な演出があったりで感涙しそうになりました。

そんな彼女が歌った楽曲「光景」はかなり好みです。歌詞の読点が「、」ではなく「,」なのは大学を飛び級した彼女っぽさがあります。オケ自体もガチガチのラテン系のリズムの上にオーケストラっぽいストリングスを乘せているのが特徴的で、ウィスパーなボーカルと合わせてかなりアヴァンギャルドな楽曲になっています。この曲をアイドルソングと言うのは流石に無理なんじゃないかな、ってところも篠澤広らしさがあって良いです。聴けば聴くほど良さがでるスルメ曲です。毎日鬼リピしています。

学マスの楽曲はガチ

自分はアイドルマスター、というか声優が歌う楽曲は正直好きじゃないです。ほとんどの声優は単純に歌が上手くないですし、何よりもオケがペラペラでしょぼいです。

しかし、本作の楽曲はかなり本格的で良いです!特に手毬の楽曲である「Luna say maybe」は超カッコイイです。JRock/JPopの有線で流れていてもゲーム内の楽曲だとは気が付かないと思います。他の楽曲も最近流行ってる可愛い系のポップス(ことね)だったり、ダンスミュージック(清夏)、テクノポップ(麻央)だったりと本格派な曲ばかりです。

ここ最近の声優、というか若い声優は歌が上手くて良いですね。演技以外のレッスンを本格的にしてきた世代の声優なんでしょう。ハイレベルな楽曲にボーカルが負けていません。

学マスの育成はやりごたえがある

んほー!

本作の育成システムはローグライクデッキビルダーを採用しています。巷で言われている通り、ほとんどSlay the Spireで、必要以上に手を加えることはなく堅実な作りになっています。

映え写真を撮る楽しさもある

また、ウマ娘的なサポートカードシステムや継承システムもあります。サポートカードはウマ娘よりも高レアと低レア、無凸と完凸の差が小さいと感じました。高レアは無凸でも手に入るアーティファクトが本体ですし、低レアでも凸を進めれば無凸高レアと基礎ステは並ぶようになります。継承システムはライブの写真をメモリーのアイコンにできるのが良いですね。アイドルとの時間を積み重ねた感があります。

ストーリーの構成も良く考えられていると思います。TrueEndに行くまで何回か育成する必要がある周回前提のつくりになっており、少しずつキャラが成長している様子をシステム側から演出できています。頑張って親愛度10に到達するとすごい達成感があります。

サービス開始直後というのもゲーム体験の良さに繋がっています。何も分からない、何もかも足りない状況で、工夫したり運に頼ったりするのは作中のプロデューサーとリンクします。例えば一年後、配布アイテムが潤沢に配られてA+が当たり前になった環境ではこの体験は味わえないでしょうね。上手くいかないのが楽しいです。

総じてモチーフにしたゲームの良いところはそのまま残し、悪いところは改善している印象です。アイドル育成というゲームのコンセプトに対して適切に要素の取捨選択ができていると思います。

懸念点や改善点はある

気になるのは今後のサービス展開です。親愛度10が本作のエンドコンテンツに据えてあるとしたら消費期限は早そうだなと感じています。かなりギャンブルなプレイングだったとは言え、ゲームを始めて3日でA+まで行きましたからね。まあ、要は親愛度10にした後そのキャラを推せるコンテンツが追加されるのか、というところです。カードプールがどのように増えていくのかも気になります。

致命的に改善して欲しいところはイベント完走に必要なポイントが高すぎるところですね。そこは先人のウマ娘を見習って、追加のスタミナを払うとポイントがたくさん貰えるとかの調整が欲しかったです。

あと、動作が重いのはなんとか最適化して欲しいです。自分はBlueStacksで遊んでいるのですが、特定のキャラのTrueEndライブだけ異常に負荷が高くて落ちてしまいます(自分の環境では麻央は落ちて、広は大丈夫でした)。他のシーンは割とサクサクなんですけどねえ。

思った以上にハマってしまったのでしばらくは続けると思います。全キャラ親愛度10を目指したいですね。ですが、可処分時間がそろそろ破産しそうです……。寝不足が続いています。やばいです。では、また・・・…。

ゲーム代やお供のお菓子やドリンク代にかわります