見出し画像

ヴァイオレット・エヴァーガーデンというアニメを観て〜解説・考察#1〜

ヴァイオレット・エヴァーガーデンというアニメを観たことがあるという事を前提にして文章を書かせてもらいます。

2023年の終わりにヴァイオレット・エヴァーガーデンというアニメを初めて全話観ました。

話題になっていた事は知っていたし、かなり泣ける話だ!!
な〜んて事もなんとなくは知っていたけども、個人的には観ようと思っていませんでした。

だけど本当にただなんとなく作品を観てみたんです。

なるほどね!
話題になる理由は分かるわ。

と理解した部分と、ん??
ここはどういった事を表現・伝えたかったのだろうか??
と疑問に思う部分がヴァイオレット・エヴァーガーデンには地味にあったのです。

私が疑問に思った部分を理解しないとストーリーが理解出来ないのか?
といえば全くそうではありません。
気付かなくても全く問題はないです。

けれど、実はかなり細かい部分の演出で
本当に伝えたい事はこっちじゃないのだろうか?
と私はヴァイオレット・エヴァーガーデンを観て感じていました。

この作品を観て感じた事は、今の時代に刺さるようなアニメを創りつつ作品中の様々な細かい部分で、実はこんな事も伝えたいんだという創り手の意図を感じた作品でした。

私の中でかなりの疑問が解決しなかったので、ヴァイオレット・エヴァーガーデンについてあれこれ調べました。

話題になった作品だったので、絶対に細かく解説してる人とかいるだろ?
と思っていたが、探せど探せどいませんでした……

なんでいないんだよ!!
というのが率直な感想で、残念で仕方がありませんでした……

作品の中で出てくるテルシス大陸文字を解読しようとしてる人はいるのに、何故他の事を解説している人はいないんだ!

そう思って、私自身でここで解説してやろうと思った次第なのです。
私の解説を見て再びあれこれ見直したり、いや!
それは違うんじゃないか?
などと思ってくれたら幸いです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンというアニメ作品の魅力とはなんだろうか?という問いに私の見解を話します。

このアニメの魅力は、簡単に分かりやすく伝えている部分とかなり複雑に分かりづらく伝えている部分が存在する2重構造を楽しむ作品ではないか?

と私は思っています。

これは主人公ヴァイオレットにだけではなく、様々な出てくるキャラクターにも言える事で、その部分を感じる事で、各話が違った見え方がしてきて今まで感じていた事と違ってくると私は思うのです。

QUEENというバンドの「ボヘミアン・ラプソディ」という曲をご存知だろうか?
名前だけではメロディが浮かばない人もいるかもしれないが、聞けば知ってるとなる程に超有名な曲です。

このボヘミアン・ラプソディという曲はビートルズが創った名曲達を抑えてイギリスがここ1000年で創った名曲一位に選ばれる程の名曲とされています。

この曲には様々な仕掛けがされている曲なんですが、そんな事を一切知らなくてもこの曲っていい曲だなと思わせる程の力があります。

この曲を何回も何回も何回も聴いているうちに、あれ?
これってどういう意味なんだろう?と疑問に思う箇所が出てくるのです。
そしてさらに深く理解してくると、曲の聞こえ方と解釈が不思議と変わってくる曲なんです。

この曲に込められた正確な秘密は、一切明かされてはいません。
バンドメンバーは話しませんし、創った当の本人は亡くなっています。
しかし、一つだけ明らかになっている事があります。

それは、ボヘミアン・ラプソディはQUEENのボーカルである
フレディ・マーキュリーが自分はゲイであるという告白の曲。
という事だけがわかっています。

そう言われるとそういった意味にも取れるニュアンスの歌詞がチラホラあったりするなぁ〜
とは感じますが、あからさまにやっていないし言われないと全くそう感じないのです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンにもこれに似た現象を私自身は感じました。かなり複雑に仕掛けが施されている部分がヴァイオレット・エヴァーガーデンには存在します。

私はその発見と解釈と解説をここで書き綴っていこうと思います。

※しかしながら、完全なる私個人の見解が多く公式で発表してる訳ではありません。


ヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界

これは話ではなく、時代背景的な解釈になります。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界はテルシス大陸という架空の世界の架空の話で地球とは違う世界と思って観たほうがいいです。

名前がドイツで使われているものが多い為に、ドイツをモチーフにしている?とか舞台設定とか色々あるけれども……

まあそこはハッキリと気にしないほうがいいと思います。
街並みはイギリスっぽかったり路地はイタリアぽいし、文化はイギリスぽいし、何故か錦鯉いるし……
そもそもヴァイオレットの義手、今でも簡単には作れないじゃね?

みたいにあっちこっち混じってるので、あんまり気にする必要がないです。

ただ、それでも地球の歴史でいうとどの辺りを参考にしているのか?
私の見解では1870年〜1880年

この辺りのヨーロッパを参考にしてるのでは?と思っています。
何故ならば……

劇場版の方なんですが、電話が登場する場面があります。

ただそれはここ最近出来た。といった感じでした。
グラハム・ベルが特許取ったのは1876年。

アニメについてはそれよりも前という事になり、さらにはドイツっぽい国が戦争をしていた……

という事を考えると、1870年に普仏戦争が巻き起こってたりするので
つまりは1870年〜1880年この10年くらいのヨーロッパや文化を参考にしてるのでは?と考えています。

まあ正直全く気にする必要ないですが!

そして最後に、世間ではヴァイオレット・エヴァーガーデンの神回は……
10話だ!!

とかなりの数の支持があるみたいですけど、私は11話だと思っています。
何故11話なのか?それは後に解説していきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?