#3. お母さんを見た

電車で子供を抱えるお母さんを見かけた。リュックを背負い、前に3歳くらいの子供を抱っこして吊り革につかまっていた。その腕には子供のリュックもぶら下がっていた。

そんな大変な状況の中でも、目の前の子供を愛しそうに見つめ、キスをしていた。その光景に圧倒された。お母さんって本当にすごい存在だ。男女平等と言うけれど、これは男にはできるだろうか。

いや、そんな議論をしたいわけじゃない。ただただ感服した。この「お母さん」という存在を守らないといけないと強く感じた。

未来を担う子供たちを愛情深く育てるお母さんたち。これを守らないで何を守るというのか。

そう感じずにはいられなかった。自分もリュックを持ってあげようかと思ったけど、声をかける勇気が出なかった。席に座っていたら譲っていたかどうかもわからない。

子供を育てるって本当にすごいことだ。そして何より、子供を見つめるお母さんの幸せそうな顔。誰かを無条件に愛することができるというのが、一番の幸せなのかもしれない。

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