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ウスのお話part2#ニャンズ16

ウスのお話part2です。

ウスは、ママ猫と岡山からきました。

ウス1歳半。ママ猫8歳の時期のお話です。

ママ猫8歳

ママ猫8歳は、人間では50代かな?
おとしよりまでいかへんけれども
飼い主とのわかれはかなりショックで悲しむお年ごろ


見放されたとか、捨てられたとか
予想はしてたんですが、やはり
私にはなつかないママ猫

いつもにげてしまう
2、3日ようす見てみたが
やはり、かくれてしまうのです


ママ猫8歳こもる

かいだん下が押し入れで
ママ猫のねぐらになった

昼はほとんど出てこない
ウスがないても出てこない

夜中に少しだけかおを出して
ウスのそばには行っていた

けれど、
エサも水もほとんどへらない

ウスが食べてもママ猫は食べない
ウスが水をのんでもママ猫はのまない
だから、トイレにもほとんど行かない

ふつうの飼われているねこは
日をかさねてなれていく
時間が過ぎたらその場所になれる

そうしないと生きていけない
この子は何をもとめているんだろう
もと飼い主のAさんに相談しよう


ママ猫の望み

1週間、2週間とすぎても
警戒心はとけないようす
かいだん下に引きこもるママ猫

このままでは、この子のいのちがあぶない
この子が求めているのはきっと
もと飼い主のAさんだと思う

私にはなつかない
ママ猫は、ここでは暮らしたくないんだ
Aさんが来てくれるのを待つ気なんだろうなぁ

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岡山からの愛

ママ猫は、Aさんにあった
岡山から来てもらった
もうこれしか方法はなかった

案の定ママ猫は、Aに抱っこされた
彼女のさしだす手をなめた
そして、すぐに押し入れから出てきた

ほとんど飲まず食わずのママ猫は、ガリガリになっていた
Aさんは、ママ猫を抱きしめて泣いた

『ゴメンね。おうちかえろか』

そうつぶやく声に、

ママ猫はゴロゴロと
のどをならして喜んでいた
何度も顔をAさんにスリスリしていた

やっぱり、
Aさんでなきゃダメなんやわ
ママ猫は、Aさんと岡山に帰った


ウスが爪をたてた

ウスは、
Aさんのさしだす手に爪をたてた
ひっかいて、そして、うなった

もうAさんは、きらいって拒否した

『ウスは、もう、ここの子なんやね?』

Aさんが、手に血をにじませながら
さらに話した

『ゴメンね、ウス。元気でね』

Aさんは、私に 
ウスはお願いしますっておじぎしてた


ウスひきこもる

ウスはひとりになっちゃった
生まれてからずっとママが一緒にいた
そして、きょうだいもいて仲良くらしてた

ウスは
甘えたさんやから
ママ猫とずっと暮らせていた

なのに、人間のつごうで
ママとも側でいれなくて
ひとりきり、ひとりぼっち不安やね

だから
さみしくなったんよね
私になついていたけれど、、、

今度は、ウスが

押し入れに入った
引きこもってしもた
エサは食べるけど、ねぐらが押し入れへ

まだ、ママといたかったのかな
ひとりになって悲しいのかな
これは、どうしようもないから困った

始まりは、
サイトの掲示板から
関わって下さった方に相談てみた

ウスのお友達

掲示板つながりで
Fさんが仲立ちして下さり
トラックターミナルでの合流が出来た

Fさんが
車で送迎してくれた
だから、ウスたちと出会えた


〜〜★

Fさんちは、
保護猫を預かっている
愛ねこ10匹と保護ねこ数匹

保護猫の数は常に変わる
相談した頃は、ちょうど
ウスと同じくらいの年のネコがいた

お試しにお見合いをていあんされた

【ショートステイ】

という事で、2匹を受け入れてみた

ウスとは
まったくちがう種類のねこ2匹
似ているのは年齢だけなのだが、、、

ふしぎな事に
ものの3日で、なれて
毎晩、ウチの家では、ねこ3匹の運動会

3匹は
とっても仲良くなった

それが、メルとヨルの出会いだ

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●ヨル

ウスはお友達が出来て
すんごくお元気で暮らせている
3匹は、うちの子になった。


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●メル

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最後まで

読んで頂き

ありがとうございます

(=^x^=)













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