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進撃の巨人感想 パート4(壁外編後半)


はじめに

前回の続き。基本アニメの順番通りにコメントしていきます。原作にしかないシーンは原作何話ってのも書いときます。ストーリーは一通り把握しているという前提で感想を書いていきます。また、言うだけ野暮すぎるなってとこはスルーするのでそこは悪しからず。

断罪~氷解

壁外編後半OP 「The Rumbling」
いいね。このOPでおれが一番好きなとこは地鳴らししてる子供エレンが楽しそうにしてるとこ。

アニメ第七十六話 ジャン「そんなクソ野郎を…俺は…妬んだ かっこよかったから…」
思えばジャンがエレンに対する本音を初めて口にしたシーン。エレンのことが正しいとわかってるからこそ認めたくなくて訓練兵時代あんな喧嘩してたのかもね。

アニメ第七十七話 アルミカジャンコニーが武装して階段上ってるとこ
ここの四人の歴戦の猛者感がかっこよくて好き。

アニメ第七十七話 ガビ「悪魔なんていなかった…」
最高。ガビの分からせ第三弾。画像のガビが目のハイライト失う演出美しい、口角上がる。

出典:進撃の巨人29巻

あと、ファルコ告白に対する「何…言ってんの?」のアニメの声超いい。

アニメ第七十八話 画像のシーンのガビの表情
ここのアニメの表情描写ま~じで最高!!コルトは死ぬわ、好意を告げてくれたファルコも巨人化するわで、茫然自失して風にたなびいてるガビ美しすぎる、めっちゃめちゃ興奮する。ここ作画した人のガビへの愛を感じる。

出典:進撃の巨人30巻

この後のガビが涙を流しながらエレンを撃つところの表情もいいね~、てかガビの表情に限らずエレンジーク接触前後の演出すごい良い。

アニメ第七十九話 エレン「次の記憶だ ジーク」
たぶんここで初めてエレンが「兄さん」じゃなくて「ジーク」って呼んだね。
グリシャの「ジーク…そこに…いるのか?」を聞いて、この記憶ツアーでグリシャに影響を与えることができると気づいたから、エレンがこっから記憶ツアーに乗り気になったってことだろうな。

アニメ第七十九話 山小屋シーンと「地下室を見せてやろう」シーン
最初と見え方が変わって楽しいシーン。
山小屋シーンのエレン、ミカサにマフラーしてあげてる幼い自分見て「顔あっか!!」とか思ってたのかな、ジークの話あんま聞いてなさそうなのウケる。てかエレン、記憶ツアーで母親の顔見てたりノスタルジー感じてたりしてて、ちょっと満喫してる感あるよね。
ここでジークがエルディア復権を否定することでしか自分を保てないって言われてるけど、それは自分を愛さなかった父親が憎いからってだけじゃなく、逆に自分はその父親を愛していたからこそ、その父親を自分が殺した罪悪感から逃れるため自らを正当化しようとしていたってのもあると思った。
地下室シーンはグリシャの心情を思うと楽しい。目の前にいる子供エレンは、自分と同じ以上の自由を求める意志を持っているとともに、記憶で見た未来エレンと同じ人間なんだと確信して、未来の記憶に従うことを静かに決意した場面。

アニメ第七十九話 フリーダ「罪から逃れてはなりません」
フリーダ、表情から察するに不戦の契りがあっても完全にその思想に染まってるってわけじゃなく、中途半端に自分の意志は残されてる上で屈服させられるの余計つらそう。エレンにとっては、不戦の契りの内容だけでなく、そういう自分の意志が屈服させられてただ不戦の契りに従ってるってこと自体も、怒りに拍車をかけてそうだと思った。
マジで関係ないけどフリーダ地味にめっちゃ巨乳なのよね、それどころじゃ無さすぎて気づきにくいけど。

アニメ第七十九話 グリシャ「エレンを…止めてくれ」
グリシャ、こんなこと言ってるってことは地ならし完遂はしたくないんだろうけど、でもエルディア救うためには始祖が必要だから結局地ならしに加担するしかなくて、なかなか複雑な気持ちで動いてたんだろうな、と思う。

アニメ第七十九話 次回予告
「抗い、戦い、進み続けてきた者たちの物語。それはいったい誰が始めた物語だったのか。次回『二千年前の君から』」
良い次回予告。そして満を持してこのタイトル、アツい。

原作第百二十一話 エレン「あの景色を…」
地ならししてる景色を思い出して浮かべた表情のはずなのに、どこか恍惚としてるように見える。エレンのちょっと普通じゃないところが描写された一コマだと思う。

出典:進撃の巨人30巻

アニメ第八十話 初代フリッツ王「褒美だ 我の子種をくれてやる」
ここネットでよく持て囃されてるの見る。この時代なら実際褒美になってたのでは?って思うけど。それにユミルからしたら子種くれるの普通にうれしがってる感ある。
初代フリッツ王が結局ユミルのことどう思ってたかについて、奴隷ではあるけど欠片も情がなかったわけではないんじゃないかなと思ってる、三人も子を作らせてるしめっちゃ繁栄に役立ってるし。ユミルが自分庇って槍に貫かれたときも多少動揺はしたと思うんだよね~、ただ王が奴隷を心配するとこなんて民に見せるわけにはいかないからあんなこと言ったんじゃないか、と思ってる。(ちょっと初代フリッツに肩入れしすぎかな?)まあそんなん言ってもユミルの心が満たされなかったせいで二千年間こんなことになったんだけども。

アニメ第八十話 エレン「二千年前から 誰かを」
良い表情。目が描かれた始祖ユミルの顔結構好き。始祖ユミルに関しては後述。

出典:進撃の巨人30巻

アニメ第八十一話 ガビ「諦めて…たまるか」
ガビがかっこいいシーン。こんな精神ズタボロになるようなこと立て続けに経験して、それでも折れずに前を向けるのすごい。ガビのこういうとこ好き。

アニメ第八十一話 カヤ「……お姉ちゃん?」
最高。まさにサシャがカヤ助けるとこと同じくらいマジで良い。
そのあとカヤとニコロが真っ先にガビを庇うのも良すぎる。

出典:進撃の巨人31巻

アニメ第八十一話 シャーディス教官が巨人倒すシーン
旧式の立体起動装置で雷槍使わずブレードで巨人倒しまくるの歴戦の老兵感あってアツい。この人長年調査兵やっといて五体満足で生き延びてるから兵士としてはめちゃめちゃ強いはずなのよな。団長には向いてなかったってだけで特別な人間ではあったはず。

夕焼け~人類の夜明け

アニメ第八十二話 アニとヒッチの会話
ヒッチと比べるとよく分かるけどアニ小っちゃくてかわいい。そういえば眠り姫中に体が成長することないから小さいのも当たり前か。アニの過去と思想がわかって嬉しいシーン、全体的にアニが美人で良いね。

アニメ第八十二話 ガビカヤシーン
最高。ガビカヤエピソード総じてほんっとに面白かった!!トップクラスで好きなシナリオ。

出典:進撃の巨人31巻

アニメ第八十二話 次回予告
「進軍する巨人の軍勢。やがて何も知らぬ人々を踏み潰すそれを見上げ、立ち尽くすのか、立ち上がるのか。次回『矜持』」
良い次回予告。

アニメ第八十三話 リヴァイ「俺の目的は…ジークを殺すことだ…」
壁外編入ってからところどころ感じてたけど、リヴァイってもうジークを殺すためだけに戦ってる感あると思った。他の人が正義と正義の間で苦しんでる中、リヴァイだけは敵であるジークを殺す、エルヴィンの最後の命令を果たす、個人的な復讐を遂げるってことに囚われてる感あってちょっと他のキャラとの温度差を感じてた。やっぱメンタル最強格の兵長もいろいろ限界来てたのかもしれない。

アニメ第八十三話 アルミン「行動で示すよ」
ここ、自分を犠牲にしようと考えてた部分も無くはないかもだけど、自分がこうすればコニーは自分を助けてくれるって打算のもとこんなことしたとおれは思ってるから、ちょっとアルミンの性格の悪さ(って言うといいすぎ?)が出てるシーンだと捉えてる。

アニメ第八十三話 ルイーゼミカサ会話シーン
つらシーン。こういう最後まで思いが届かない、思い通りにならない人も描写するの、いいね。

アニメ第八十三話 「心臓を捧げよ!!」って喚いてる中でミカジャンが目を合わせてるとこ
めっちゃ険しい顔して見つめ合ってる二人のシーン。二人の他の人とは一線を画してる感が好きな場面。しかしこの二人、訓練兵時代に微笑ましい想いのすれ違い劇してたのが噓のよう。

アニメ第八十三話 ガビがかわいいシーン
かわいい。アニメだと一瞬しか映らないから頑張ってコマ送りにして見てみて欲しい。

出典:進撃の巨人31巻

この後コニーがアニの食い方からかうけど、なんか心の底から笑ってるようにはおれにはあんま見えないから、敵かもしれないアニと緊張状態に陥るのを避けるために咄嗟に冗談で雰囲気を和らげようとこんなことを言ったのかもしれない。バカだからこそそういう勘は働くみたいな。

アニメ第八十三話 ヒッチ「まったく…一人じゃ食べきれないじゃない…」
この二人の関係好きだからすべてが終わった後再会しててほしい。

アニメ第八十三話 コニー「世界を救いに」
普通のこと言うけど、こんな複雑で予想外の展開を繰り返してきた進撃の巨人が最後の最後に王道の少年漫画展開するのマジでアツすぎる。

アニメ第八十四話 ハンジ「虐殺はダメだ!!」
一時このシーン「ダメだドン太郎」とかネットで揶揄されてたよね。調査兵団って王制打倒以前の人望もろくにない時期から、王政や上流層などの一部の人類だけをせめて生かそうとするのでなく、どんなに可能性が低かろうと巨人に立ち向かい壁内人類をあまねく救おうとしていた理想家集団なんだから、そんなマインド持った人間がどんな理由があろうと虐殺肯定するわけないんよな。特にハンジさんって、変人と描かれつつも人類への貢献意識がかなり高い人でもあるとおれは考えてるから余計にこう言うのは当たり前だと思える。
これに対するジャンの「俺は…まだ調査兵団です」ってセリフもめちゃ好き。

アニメ第八十四話 ライナー「…すまない」
裁いて欲しがりなライナーにジャンが応えてあげたシーン。ジャンとライナーWinWinにも見えるけど、そのあとのガビファルの訴え聞いてジャンちょっと曇ってるからやっぱライナーの一人勝ちかもしれない。復讐はライナーが少し楽になるだけで何も生まないね。

出典:進撃の巨人32巻 アニ即座に逃げてんのおもろ
出典:進撃の巨人32巻 ここのライナーを気にかけてるアニ好き

そのあとアニが「私は?」って言ってんのは笑っていいのかマジでわからん。

アニメ第八十五話 フロック「ああッ…クソッ!!殺せ!!」
情けなくてワロタ。キヨミさん戦闘訓練積んでる気はするけど、にしてもあっさり負けてんの情けない。やっぱフロック戦闘能力的にはそこまで優秀ではなさそうよな。

出典:進撃の巨人32巻

アニメ第八十五話 イェレナ「人から暴力を奪うことはできないよ ねえ?兵長」
ここの兵長どんな気持ちでこの戦い見てたんだろう。島の仲間を自分の仲間が殺しまくってる中、ただそれを見てることしかできない歯がゆさとか、仲間を殺す苦しみを部下たちだけに味わわせてる罪悪感とかを感じてたんだろうか。

アニメ第八十五話 サムエル「裏切り者!!何でだよ!?俺たちは仲間じゃないのかよ!?」
あ~~~~~最高。こんなつら良い掛け合いある??
サムエルもダズも、巨人持ちのアルミンにだけ射撃したり、早く飛行艇を爆破して事を終えようとしたりしてて、最後までアルコニを殺すまいとしてるのつらい。コニー、裏切られるのは飽きたって言ったから今度は裏切る番になってるのつらすぎるけど展開としてきれいすぎる。

アニメ八十六話 戦闘シーン
アニメのこの話が公開されたとき、コニー強すぎて「コニーアッカーマン」って言葉がトレンド入りしてたの覚えてるわ。一対多で死なないの意味わからん、強すぎるだろ。王政編であんな躊躇ってたジャンが今や何の躊躇もなく殺してんのもいいね。

アニメ第八十六話 マガト、シャーディス死亡シーン
二人がかっこいいシーン。
シャーディス団長も生粋の調査兵団マインド持った人なんだしそりゃ地ならし止めようとするわな。最後に「世界を救った英雄の一人となるだろう」っていう一番言われたかったであろう言葉を言ってもらえて救われたと思う。
マガト隊長、ヴィリータイバーとの会話でエルディア人を使って戦争し続けると破綻するみたいなこと言ってたり、始祖奪還作戦決行の日戦士たちを気にかける素振りしてたし、ここで描かれてるように良心の呵責をずっと抱えてたんだろうな。「俺はあんたを誇りに思うよ きっとその子達も同じだ」って発言は最後の心の慰みになったと思う。

アニメ第八十六話 アニ「もう…戦いたくない」
アニが珍しく感情をむき出しにして本音を話すシーン。良いね…。

アニメ第八十七話 エレン「オレは…お前の何だ?」
地ならしで殺す人たちを目の当たりにし、エレンの限界度合いがピークに達した場面。最後にこぼした「助けて」に近い言葉だったと思う。いや~こんな切ない告白無いよ。
そのあとの飲み会は、エレンにとって地獄へ進む前の人生最後の仲間との交流だったわけだし、並々ならぬ感情で楽しんでたんだろうな。この時間がずっと続いてくれって心から願ってたと思う。

アニメ第八十七話 ヒストリア「私が…子供を作るのはどう?」
ここのエレン、ヒストリアを最悪な運命から解放するヒーローみたいだし、ヒストリアはエレンのこと好きだったのでは?と思ってる。だからこの発言はエレンに孕ませてもらうつもりで言ったんじゃないかな(我ながらキモイ言い方)。でもエレンはミカサしか見てないから、「その案採用!じゃあ相手はテキトーにそっちで見繕っといて!」みたいなこと言われて、ヒストリアが自暴自棄になって近所のよく分からん青年と子供作ったんだと思ってる。そうなら以前の妊娠ヒストリアの全然幸せそうじゃない顔も納得できるし、おれはこうだと解釈してる。

アニメ第八十七話 エレンが足切って片目つぶすとこ
これしてる時、これから途方もない数の人を殺すんだから、せめてもっと苦しまなきゃ、もっと痛みを感じなきゃダメだって気持ちはあったと思う。地ならしで死ぬ側からしたら何の慰めにもならないけど。

アニメ第八十七話 「進撃の巨人だ」
これ以上ないくらいのタイトル回収。「進撃の巨人」の意味が話が進むにつれて移り変わっていくの美しすぎる。話を作るのがうますぎる。

出典:進撃の巨人32巻

壁外編後半ED 「悪魔の子」
歌詞が直接的過ぎて正直曲は好きじゃないけど、映像は好き。地ならししてる間のわずかな時間だけ自由を感じ、そのまま燃え尽きていくエレンが描かれてていい。OPもだけど、やっぱ子供エレンの楽しそうな表情がいいね。


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