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進撃の巨人感想 パート1(最初~叫び)


はじめに

 自分は、進撃の巨人という作品が好きで、好きすぎて数十回とアニメと原作を見返してきたんだけど、ついにアニメも完結したということで進撃の巨人すべてに対する感想を書いていきます。最初は原作とアニメのラストについてだけ触れようと思ってたんだけどせっかくの機会だし全部の感想も記しとこうと思う。まあ進撃って完成されすぎてるから言うだけ野暮なことしか言えないかもだけど、イヤ…言ってやる…思ってること全部!(ネタバレしまくります!!!見てない人先に進撃全部見ろ!!!!)

出典:進撃の巨人5巻

基本アニメの順番通りにコメントしていきます。原作にしかないシーンは原作何話ってのも書いときます。ストーリーは一通り把握しているという前提で感想を書いていきます。また、言うだけ野暮すぎるなってことはスルーするのでそこは悪しからず。

最初~女型編


アニメ第一話「二千年後の君へ」全部
完璧すぎる~タイトルから出だしの日常から大まかな世界観描写から超大型出現からカルラ死亡までいい一話だわ~インパクト抜群、つかみばっちり。
一話で一番好きなシーンはカルラが口抑えながら「行かないで……」って言うとこだな~つらすぎる。カルラ食った後のダイナ巨人が満足そうな顔してんのもめっちゃ不気味で理解できない化け物感あって最高。

アニメ第二話 ミカサ「食べて、ちゃんと生き残るの、エレンを飢え死になんかさせない」
愛だな~厳しいけど本当にエレンのことを想ってるからこそ言える言葉だと思う。

原作第十七話 近接戦闘訓練シーン
アニがいいシーン。楽しく兵士ごっこに興じてるライナーにブチギレてるのに対して、無茶な理想を抱いてると思いつつも成長してくエレンに結構好感を持ってしまってるって感じでイイね〜。こりゃエレアニが流行ったのもうなずけるわ~。こんな感じで悪魔の末裔が自分と同じ人間だって認識していってるんだろうな~つら良い(つらい+良い)~~。

出典:進撃の巨人4巻

アニメ第六話 ミカサ「そうだ…この世界は、残酷なんだ」
鳥を撃ち殺してきた父親を見て喜びながらも、残酷な世界の渦中に自分もいるんだと悟ったようなミカサの複雑な表情が美しすぎるシーン。さらにそっからのBGMの盛り上がりとセリフと動き、完璧すぎる。地味にめっちゃ見返してる場面。

アニメ第十話 アルミン演説シーン
いうことなし。見返しすぎて完全に暗唱できるシーン。アニがここ盗み見てたけど、ここでも壁内人類とアルミンのことやるじゃんって思ったんじゃないかな~。

アニメ第十二話 イアン・ディートリッヒ
地味だけどかなりの有能モブ、イアン班長。現状で最善の、人類のために心臓をささげる判断を下せる超有能。そういう戦術的判断もできる上に、知り合って間もないミカサに「恋人を守るためだからな」と心情を読み取った発言もできる。美酒も悪酒も味がわかる、とピクシス司令に評価されてたけどそれもなんかわかる気がする。最期は仲間の身代わりになって死亡、その際ミカサが動揺してる描写がある。アルミンが後に「大切な何かを捨てられる人」として思い出す人。

アニメ第十六話 所属兵科決めるシーン
ジャンサシャコニーがすごいシーン。この三人ほんとに普通の人なのによく残ったし、壁内編最後まで生き残ってるの優秀すぎる。

アニメ第十七話 ジャン「オレには今何をすべきかがわかるんだよ!」
マルコの死を胸に変わったジャンがかっこいいシーン。マルコの死が最後の最後までジャンの心を支え続けてるのアツいよね。
そのあとアニがライナー握るとこあるけど、ここちょっと私怨で苦しめようとしてる感あってウケる。

アニメ第十八話 アニが死体ブンブン回すシーン
ここアニクソ野郎じゃんって意見をネットで見たからこの時のアニの心情を考えてみる。アニはこれまでの生活で壁内にいるのは悪魔ではなく人だって十分認識してたと思う。それでも任務のために人を殺しまくるしかないってなった場合、もう振り切って悪人になったほうが気が楽だったんじゃないか。自分はもう許される存在じゃない、と振り切って悪になりきろうとしてたんじゃないか、と自分は思ってる。少なくとも殺すのを心から楽しんでこんなことしてるわけではないと思いたい(どうしても願望が入るからやっぱ実際どうなのかはわかんない)。

出典:進撃の巨人6巻

アニメ第十九話 エルヴィン「撃て!!」
いいね~。(コメントが少ないことと好き度は無関係です。)

出典:進撃の巨人6巻

アニメ第二十一話 ペトラの死に顔とそれに対する兵長の表情
進撃の巨人死に顔美人ランキングがあるならグランプリであろう、ペトラと、それに対する兵長の表情、良すぎるね。兵長の気持ちを想像するととてもつら良い。

出典:進撃の巨人7巻 個人的にはペトラアニメのほうが美人で好き

アニメ第二十二話 女型の巨人が泣いているシーン
初見時だとただでさえよく分かんない女型が涙を流してるすごい不気味でいいシーンだし、全て知った後だとアニの心情考えればそりゃ泣くわって納得できて二度おいしいシーン。

アニメ第二十二話 リヴァイ「ガキの喧嘩か」
ここ、兵長と団長が非情だって描写にも見えるんだけど、おれには非情だと謗られる団長の苦しみを兵長が一緒に背負おうとしてる場面のように見える。そういう兵長と団長の関係を描写した良いアニオリだとおれは勝手に思ってる。

アニメ第二十二話 リヴァイ班の家族描写
何でこんなことするんだ…正直進撃の一番の鬱シーンここらへんかもしんない。進撃トラウマシーンその1。ちなみにその中にエルドの彼女?妹?みたいな人出てくるんだけど幸薄そうなめちゃめちゃいい雰囲気をまとってるので見返してみて欲しい。

アニメ第二十三話 アルミンアニの会話
自分がアニに悪く思われてないってわかった上でその好意を利用するゲスミンと、好意を利用されてると何となく感づきつつも誘いには乗るアニの、信じてはないけど疑いきれもしない二人のやりとり、おしゃれ。

原作第三十四話 画像のコマ

出典:進撃の巨人8巻 壁の巨人が判明した後のシーン

このセリフ冗談じゃないじゃん!やっぱ最初から地ならしを想定して描かれてたんだなと実感する一コマ。

アニメ第二十五話 エレン「あの時…気持ちいいと思った…」
あんだけ人殺しといてこんなこと言う、エレンのちょっとおかしいところを描写した良いアニオリ。

獣の巨人~叫び

アニメ第二十六話 獣の巨人シーン
獣の巨人怖すぎワロタ、進撃トラウマシーンその2。歴戦の兵士であるイケおじのミケでも最期はみっともなく泣き叫ぶの酷いけどいいね。関係ないけどミケ・ザカリアスって名前かっこよすぎる。

アニメ第二十七話 サシャ「走らんかい!!」
最高シーン。ここのサシャ本当にかっこいい。
このシーンの前のユミルとクリスタとの会話も超いいよな~、意見に二人の性格が出てて。
このシーンの後サシャはお父さんと生きて再会できるけど、そのあとのシーンはコニーが帰郷して崩壊した村を見て絶望する場面で、タイトルの「ただいま」で感じる思いが真逆なのつら良い。

アニメ第二十九話 ゲルガー、ナナバ死亡シーン
ゲルガー最期に酒飲めないのつらい、人生の最期だからってそう都合よくいかないっていう無念を感じる。「誰だよ!!これ全部飲みやがった奴は!?」って言って死んだけど、せめて酒がケガのために使われたって知れたらまだましだったよな~。
ナナバさん死亡シーンのアニオリ恐ろしすぎる。「お父さんやめて!!ごめんなさいもうしません、いやだああぁ!!」闇を感じる。進撃トラウマシーンその3。

アニメ第二十九話 ユミル「お前の生き方に口出しする権利は、私にはない だからこれはただの…私の願望なんだがな お前…胸張って生きろよ」
暗唱シーン。このセリフほんとに好きすぎる。自分に嘘をついて「いい子」として生きるクリスタに「自分に正直に生きて欲しい」という願いを込めて言ったセリフ。その思いを「胸張って生きろよ」って言葉に込めるのがま~じでいいね。あと、強制するんじゃなくてあくまで「願望」だと前置きするのも、相手の生き方の自由を尊重してる感じがしてすごい良い。この前置き無いと、自分の思う生き方を押し付けるヤなやつになりうるからほんとよく考えられたセリフだと思う。

アニメ第三十話 クリスタ「死ぬなユミル!!」
クリスタ初めての本心シーン。声がかわいい。ユミルとの出会いでクリスタが自分を取り戻していく感じが、いいですよね…(^▽^)

アニメ第三十話 ヒストリア「私の名前…ヒストリアって言うの…」
ここのヒストリアの表情のアニメの作画本気出してたね。本名打ち明けるシーンだけどすごいしっとりした雰囲気出てて良い。

アニメ第三十一話 鎧、超大型巨人化シーン
いわずと知れた名シーン。原作もアニメも演出ほんと素晴らしいと思う。でも個人的にはアニメのほうが好きかな~BGMとかSEとかの盛り上がりの演出、最高!!

出典:進撃の巨人10巻より

アニメ第三十二話 エレンVS鎧の巨人
ここプロレスみたいで楽しい。観客が「エレン立って!」とか言ってんのもプロレス感満載で面白い。名鑑の作者インタビューでこのシーンについて「大好きな総合格闘技での攻防を思いっきり描けたことで大きな達成感を得た」って言ってて、その作者の楽しさが伝わってくる感じがした。

アニメ第三十二話 巨人化ベルトルト
壁上で安定できるよう上半身だけ巨人化し、巨人化直後ユミルだけでなくこの先のことも考えて立体起動装置用に兵士を一人捕まえ、熱風で兵士のヘイトを集めつつ無力化し、鎧の合図を見て落下し爆破、即座に立体起動装置をつけて逃走。最善の行動をとり続けてる。ベルトルトマジで地味だけど本当に優秀なんだなってのが垣間見えるシーンだと思う。

アニメ第三十三話 アルミカが野戦糧食食ってるシーン
ただ食べてるだけだけど、二人が覚悟を決めて闘志を滾らせてるのが伝わってくるいいシーン。おれもなんか困難なことする前にこんな風に菓子パンとか食おうと思う。

アニメ第三十四話 エレン「何だ「さる」って?」
これ最初よく分かってなかったんだけど、サルがそもそも壁内にいないからサルという単語を初めて聞いたってことだろうな。壁内世界の生態系とかどうなってるのか気になる。

アニメ第三十五話 ユミル「再び目を覚ますと、そこには自由が広がっていた」
生まれ変わったユミルシーン。進撃で全裸になった女キャラユミルだけでは?ある意味特別なシーン。(男キャラだとジーク)
そのあとの「でもな…クリスタ…だからって 分かってくれとは言わない」ってセリフなんかすごい好き。

アニメ第三十六話 ヒストリア「(中略)何があっても!私はあなたの味方だから!」~「言ったでしょユミル…何があっても私はあなたの味方だって」
これ言われてるときのユミルの感情想像すると楽しくてしょうがない。前半のセリフを聞いて、めちゃめちゃうれしいのに、壁内で一緒に生きていくというヒストリアの願いには応えられない葛藤を感じたような表情、ま~じでつら良い!!

出典:進撃の巨人12巻

その後自分のために犠牲になってくれと噓をついて壁外へ行く説得をしても、真っ直ぐ目を見て味方で居続けようとしてくれるヒストリアに、もう「……っ」って感じの、何なら泣きそうな表情浮かべてるのも最高すぎる。口角上がるわ~。

アニメ第三十六話 ベルトルト「誰か僕らを見つけてくれ…」とそれに対するユミルの表情
つらすぎる最高シーン。ジャンコニーベルトルの会話もめちゃめちゃつら良いんだけど、ユミル好きすぎるおれからすると、この発言を聞いてライベルの境遇のつらさに気づき、心からかわいそうだと感じたようなユミルの表情があまりにも好きすぎる。女神。

アニメ第三十六話 アルミン「いいの?仲間を置き去りにしたまま故郷に帰って」辺り
ベルトルさんがアニのこと好きっていうただの雑談シーンかと思ったらここにつながる伏線だったんかいってなったシーン。ゲスミンのゲスさも当然見どころなんだけど、そのあと片腕食われて遠ざけられたのに鎧のもとまで辿り着いてベルトルトに斬撃入れてる団長がフィジカル化け物すぎる。頭の良さとか仲間を殺す悪魔っぷりもすごいけど、全然身体能力もめちゃすごいんだなってわかるシーン。

出典:進撃の巨人12巻

アニメ第三十七話 ユミル「女神様もそんなに悪い気分じゃないね」
ユミル、ヒストリアのこと自分の命より大事だと思ってたのに、それでも自分しか理解してあげられない、助けてあげられないからライベルを選んだってのがすごすぎる。心の底から自分のために生きるって決めた結果、人のために生きる選択をしてて、生粋の女神様だと言わざるを得ない。そう思うと、ヒストリアの「私たちはこれから!私たちのために生きようよ!!」ってセリフがこの決断を後押ししたともとれるから、ヒストリアにとってはかなり皮肉な感じがするね。
下の画像の女神ユミル美しすぎ。

出典:進撃の巨人十二巻




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