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秋葉原という夢を見せてくれてありがとうという気持ち

 気分が暗い。仕事でミスばかりしていて自己嫌悪と同時に他人に憎悪を押し付けている気持ち。最低。本当に働くべきではなかった。人と比べ評価され吐きそうな気持ち。誰にも助けを乞うことはできず、ただただ虚空に向かい救済を乞う気持ち。最低。何もしていたくない。沈んでいたい。最低。それが救い。躁鬱が薄く自分の中に浸透していっている気分ですが、それでもこのnoteに気持ちを書き出すことで少しでも除去されればいいと思い今日もここにいる。そんな感じ。多分。

 自分が大学生の頃、当時はバイトをしていたもののお金が貯まることはありませんでした。バイトと日常のストレスで浪費していく日々。多分ホストに貢ぐために危ないバイトをして荒稼ぎをしてしかしそのストレスでさらに貢ぐ…という悪循環を抱える女の子みたいですね。知らんけど。そんな日々の中、自分に夢を与えてくれたのは“秋葉原探索”の動画でした。秋葉原には全てがあると信じてやまない田舎のnerdは、Youtubeにある秋葉原探索を見て憧れを抱いていました。その投稿者は秋葉原のゲーセン、アニメショップ、ホテル、メイド喫茶…etcと、様々な秋葉原を魅せてくれて繰り返しみていました。決してお金が貯まらない生活でしたが、秋葉原にいつか絶対行ってこの動画のように探索をすることを夢見ていました。メイアビのリコの気持ちがよくわかります。こんなのと比べるな。しかしながらそれはもう数年前の動画、今は行こう!と決意すれば行ける状況になっていますが、コロナなどで閉店してしまったり、theメイド喫茶とは違うオタクから金を取ろうとするコンカフェ、乱立するカードショップ…自分が行った時にはもう、あの動画とは違う秋葉原でした。

 その投稿者も動画投稿をやめてしまい、自分も憧れを抱くのもやめてしまいました。ああ無情。しかしそれが悪いことではない。この世界にあるべき形などない。世界を回せ。オタク。時代と共に変化していくことは悪いことではないし、オタクから金を巻き上げるようなコンテンツも悪いものではない。むしろ正しいことはわかっている。同時に、不変も悪いことではない。ニコ動、2ch…インターネット黎明期の雰囲気を常に醸し出す場所が秋葉原だと思う。変わらないもの。変わるもの。かっこいい者に憧れる人もいれば、チェックにジーパン、バンダナをつけたオタクに憧れる人もいるはず。そういう不安定で安定した街であってほしいと願う、田舎のnerdでした。

 何が言いたいかというと、夢を見せてくれてありがとう。またいつか戻ってきてください。無理せずに。

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