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楽しきお買い物

なぜかドンキホーテにいくと
娘が怖がる。
最初は平気な様子でも、10分もたつと
「オウチカエルー」とか言い出す。
たしかに商品の圧がすごいよね。黄色いし。

でも私は10分で目的の商品までなかなか辿り着けない。結局店員さんに聞いてしまう。
聞いても分からない時がある。なぜ?

情報に酔ってしまって、なんか変な買い物しちゃうし。
ベランダ用のサンダル欲しいなーと思って
手に持ってるのお誕生日用のクラッカーだったりさ。怖いね。
ドンキのせいじゃないね、多分。

子供連れての買い物が
こんなに苦行とは知らなんだ


20代はストレス発散といえばお買い物。 新宿や下北沢に行くのが好きだった。
何も買わない日があったりしても
ブラブラしたり、お茶したり
とにかく私は1人の時間が好きだった。
休みの日は好きな時に好きな事をする、それが当たり前だった。

今はスーパーに行くのもコンビニに行くのも
とにかく、、疲れる。

想像してー。イマジーン

あなたは米袋を持っている(10キロ、いや15キロ)
その米を持ちながら買い物しなくてはならない。
しかもその米はぐねぐね動く。カートに乗りたくないと言う。抱っこしていろと言う。
なぜかお菓子売り場に吸い込まれていく。

その米とは別に、小さな恐竜も連れている。
邪魔な場所選んでる?というような場所で雄叫びをあげている。なぜかお菓子売り場に吸い込まれていく。

この、お菓子売り場に彼らが吸い込まれるまでに、必要な野菜と魚をカゴに入れる。
本当はポン酢と海苔も買いたかったけどむりだ。またなポン酢と海苔。


お菓子売り場では彼らは生き生きとしている
お決まりのセリフがあるので紹介します。

「これって、お菓子かな?」


スーパーのお菓子売り場に吸い込まれて2.3分後かな。

モンスターボールの玩具の中に小さなポケモンと信じられないくらいちっちゃいガムが入っているのを持ちながら近づいてくる。

湯「それは、おもちゃだね。おやつじゃないよね。ガムしか入ってない。君らまだガム食べられないからさ。」

米と恐竜「そうか、おもちゃなのか。
   じゃあこのサメのおもちゃは」

湯「おもちゃだね」

いや、いいのよたまにだったら。食玩ね。
わかるよ。
でもあまりに、さ、玩じゃんそれ。
食の部分の尊厳ないよ。

だいたいアポロとかねるねるねるねとかを握らせて終わる。

この時点で献立は決まっていない。

お弁当に入れるソーセージと牛乳を忘れずに入れる。
ここで、もうひと罠ある。
ちいかわ魚肉ソーセージと仮面ライダー魚肉ソーセージコーナー。

わかるかな、あの妙に剥きずらいオレンジに赤い線の入ったあれですよ。
なんでこんな絶妙な位置に置くのか。
だいぶ油断しているくらいの時にやつらはいるぞ。気をつけて!!!

もう手に持ってニコニコしているし、次の瞬間にはカゴに入っている。
戻すほどの余力は無いので甘んじて受け入れる。これは、おもちゃでもおやつでも無い。
魚も入ってるし、よし!
でも安くはない!

恐竜「わ!これ、お母さんの好きなやつだね!いつも飲んでるやつだね!買っていいよ!え、お金ないの?」
と非常にでかい声で宣言しアルコールを持ってくる。 

湯「うん今日は大丈夫」

流石に恥ずかしい。


もう帰ろうかー。レジに並ぶ。HP38。
献立はぼんやりしたまま。そんなもんだけどまぁ仕方ない。後は家にあるもので。


店員さん「ポイントカードはお持ちですか?」

米娘「オカーシャン」

湯「はい、あります。」

米娘「おかーしゃん、大好きだよ!」

店員さん「ウフフ袋は大丈夫ですかね」

米娘「おかあさん、ねえ、だーい!」

湯「ウンウン、袋は大丈夫ですー!」

米娘「おかあさん、だぁぁぁあーーいーーーすぎーーーー!!!!!(怒)」

湯「わぁぁあかったよ!!!!!!!!!!てかなんでいつもレジにきたらそうなる???!!!」

恐竜「ペイペイ!」

店員さん「あ、ペイペイ?」

湯「現金です、すみません」

恐竜「ねぇねぇ、今って夏?」


いつか、また
ゆっくり、1人で買い物できるかな。
それはそれで当たり前になっちゃったら
寂しいのかな。どうなんでしょうかね。

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