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絵を描く時に気を付けることのメモ!

手順をメモとして残すことで
あれ…次はなにをすればいいんだっけと作業時間全体で5分ほど迷わなくて済む気がする
というか毎回迷っているので、その思考の堂々巡りの時間が無駄である
というわけで自分用に書いてみる。考えを整理することで少しでも遅筆が治るといいな。

少しでも絵をかじったことのある人からすると無駄や間違いも多いだろうしよくても釈迦に説法レベルの内容であろうが、
これからイラストに興味があって描いてみたい人に「こういう考えもあるんだ」と読んでみてもらえるととても嬉しい。
また、自分はいち素人かつ趣味と独学で絵をやっているので技術にはそもそも疎い。そのため抽象的な話ばかりになるためそこも注意。

ちなみに配信しないと気持ちが入らないので、これらの手順を実践している
一部始終は基本的に配信しています(毎週土曜午後に高確率で)。
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じゃーいきますよー




なぜ描くのか

いきなり話はずれるが、ここで書いておきたい。そして考えておきたい。
なぜ絵を描くのか… これだけで一本記事を書けそうだけれど簡単に。

小さい頃、ポケモンカードの絵に夢中になって自分でも描きたくなった。親からトレーシングペーパーをもらって上からなぞり書きした。初めて描いたのは覚えてないが多分コダック。下敷きにしたカードにはペンの通った跡が残った。とても楽しかった。

それから年月が経ち、新都社の漫画にハマった。当時UstreamやJustinというライブ配信サイトで作家が制作風景を配信していて、その時にする雑談をラジオ的に毎晩聞いていた。作家が一本の線を引くために何度もアンドゥする様子を見つめていた。「やっといい線が引けたーっ!」という作家の様子を見るただそれだけなのに、1ミリも退屈じゃなかったのを覚えている。
チャット欄からリアルタイムにコメントを作家に届けることもできて、こんなに作家と近い距離になれるんだ、作家になるって意外と難しくないのかも、自分もこんな風にわいわいと楽しく絵を描いてみたいと思うようになった。
多分これが「描くことが好き」の原体験であり今の描く目的にもなっている。

銀魂という漫画で「君は誰かの漫画を表現するために漫画を描いてるの? 自分自身を表現したいからダンスでも漫才でもなく漫画を選んだんだろ」という言葉がある。気に入っているシーンだ。

絵を描くのは別に今好きじゃなくてもいい。今は表現したく伝えたいものがあり、その手段に絵を選んだだけだ。それで楽しめれば一番良いけどね。

絵の構成要素

本題に入る前に長く書きすぎた。ここからが本題。

自分の絵の構成要素はこんな感じ↓に分解できる。

  1. インプット

  2.  計画

  3.  実行

  4.  修正と装飾

1と2に十分時間を掛けないとアウトプットの質が下がったり、もはや手戻りもできない状況になってしまったりする。
最悪の場合、分かっていても崖に向かって走るしかない状況に陥ることもある。ちなみによくある。

1. インプット

インプットとは今から情報を取りに行くことだけじゃなくて、過去こんな事があったということを思い出すことも含まれる。
思い出すとは元々持っていたのに咀嚼していなかったり異なる解釈をしていたり、とにかく自分のモノになっていなかったものを取り戻す作業だ。
また、自分の好きを探す作業でもある。

インプットは日常的に行う。
人の絵を見たり技術を教えてもらったり取材をしに行くだけじゃなくなんでもない日常… 例えば食事をする時、歯を磨く時、風呂に入っている時からも情報は得られる、なんなら寝ている時に見る夢だってインプットになりうる。

やろうと思えば、これらをダイレクトに絵として表現することだってできるから絵は好きだ。

忘れてしまうだろうから、強烈な体験はどこかにメモしておくのがいいだろうな。写真を撮ったり落書きするのもいい。
自分の場合はgoogle keepにメモしたりSNSにポストしたりしている。もちろん触れた作品の感想をnoteに書くのもその一環だ。

2. 計画

5W1Hで言語化する。

・アウトプットの5W1H
WhatとWhyについては絵の内容に直結するだろうから深堀りしておくべきだろう。

When:いつアップ(投稿)するか。制作時間はどれくらいか。 コンテスト、同人誌の締め切り、SNSで人が見るタイミング
Where:どこでアップするか。SNS、イベント会場など
Who:誰がアップするか。基本的には自分。創作は孤独
What:何をアップするか。デジタルorアナログイラスト、キャンバスサイズ。後段で更に分解する
Why:なぜアップするか。賞を取りたい、ウケたい等
How:どうやってアップするか。使用するペイントソフト、ハードウェア

・絵の5W1H(アウトプットのWhatを更に分解)
全部が埋まっている必要はない。絵の説得力を上げるため、ラフを描く段階で手元にメモを置いておく。

When:現代or過去 など
Where:室内or屋内、都市or自然 など
Who:絵の主役
What:目的となる人や物、テーマ
Why:主役の行動目的。テーマに対してモチーフがある理由
How:主役の行動手段。モチーフが与える影響

3. 実行

手を動かす…

ここまで書いて飽きが来たので詳細は別記事で書くかもだが、基本的には以下の手順。人物画(一人程度)の場合

・キャンバスサイズ決め:5分 ※割と大事
・ラフ(構図決め) → カラーラフ(色決め) を3回以上往復する : 1~2時間
・DesignDollで形作り、画決め、パース決め、光源決め : 1時間~1時間30分
・下書き → 色置き : 30分~1時間
・線画 : 2~3時間
・下塗り : 30分
・本塗り:5~10時間
・修正:2時間
・レイヤ結合、微修正:15分

こんな感じ。

制作に入る前におおよそ制作時間を決めておいたほうがメリハリが出ていい感じだろう。
線画までは(特に線画がダルすぎるので)気持ち急いでやる。後は流れでお願いします。

4. 修正と修飾

何度も自分の絵を見直す。一晩置いて見る。拡大したり縮小したり、遠くから見たり。
過去の自分の絵を見返してどんなテクを使っていたのか思い出すのもあり。
エフェクトを追加したりトーンカーブを付けたり。

持てる全ての目と技を使って仕上げにかかる。

ブルーピリオドという漫画の中に「諦めたらそこで完成よ」という言葉がある。とても気に入っている。絵に正解はなく、ゴールは自分で決めていいのだ。

おわりに

思ったよりふわふわとした考えで描いていることが分かった。
具体的にこれを大切にしているとかを書ければ、もうちょっと深掘りができて今後の役に立つんだろうなー
キャンバスツールの使い方とか構図とか色とか。
まだまだですね。

創作や同人についての過去記事を置いておきます。
よろしければどうぞ。

それでは。


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