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【ゼンゼロ】ゼンレスゾーンゼロを遊んでみた感想。そのビジュアルと没入感に酔いしれろ!

HoYoverse新作ゲーム「ゼンレスゾーンゼロ」がついにサービス開始!
したので早速触ってきました。
いつもよりちょっと長く書くよ。一章までのネタバレ注意

じゃーいきますよー


事前の印象

原神や崩壊シリーズで有名なMiHoYoの完全新作。
原神はちょっと触ったがストーリーやプレイの重さ(動作というより日課の作業感)にいまいち乗り切れず封印していた状態。

ゼンゼロは事前の広告やアートからビビッときていた。「あ、これ好きなやつや」という感じ
これまでMiHoYoっぽいファンタジーSFな見た目からは違い、現代チックでビビッドな色を取り入れた、ポップ・ファンクな印象。

公式サイトだけは見ておりCBTのゲーム配信などは見ておらず、「都市ファンタジーアクションRPG」というジャンルしか分からずゲーム性についてはアクション多めなのかな? ということだけ読み取っていた。
公式サイトを見てもゲームシステムがよく分からず、あえてビジュアルだけ見せてユーザーから触れに行ってほしいのかな? と思ったり。

とにかくビジュアルはかなり個性的で、これまで自分が触れてきた・そして好感触だった「サイバーパンク・エッジランナーズ」「すばらしきこの世界」「スプラトゥーン」「ドーナドーナ」なんかに都市要素・コミカルさは近いのかなと注目していた。
こういう雰囲気のソシャゲはこれまであまりなかったけど、これからの流行りになるのかなとも。

デザインがすごい! という解説についてはこちらの動画がおすすめ。


事前公開されるアニメ動画もすごくコミカルで楽しく、とにかくビジュアルだけで公開されたらすぐゲームに触れてみたいくらいの期待があった。

触ってみた結論

ビジュアルが最高に良い!

女の子がかわいい!!

戦闘が楽しくて爽快!!!

終わってる世界で馬鹿をやるストーリーが好き!!!!

ファーストインプレッション:ゼンゼロへの没入体験

早速始めてみよう。
ゲーム開始冒頭、会話シーン、ビルから飛び降りるムービーからシームレスに操作可能なフィールドへ。

主要なストーリーはバンドデシネ風の会話、立ち会話、ムービーで構成
初操作なのに画面上の操作説明は最低限の表示。
ただし指示マークやUIはビビッドに目立つ2Dなので直感でやることがわかる

いきなり戦闘フィールドに投下されるが、細かい説明は後にしてとにかく触って慣れろという感じ。
実際のところ、今どきのアクションRPGをある程度やってきた人ならすぐ基本操作には慣れるだろう。
どう見てもゲームの目玉である戦闘に入るまで手を止まらせず飽きさせない作りになっている。

というか、お陰で世界観にすでに没入しまくっている。
言いすぎかもしれないが、ゲーム内のキャラになりきって気分は新エリー都の住人だ


ムービーも一部2Dのエフェクトが入っていてセルルック3Dアニメとして申し分ない

ムービーの構図はいちいちかっこいい。「RWBY」「League of Legends」「サイバーパンクエッジランナーズ」「トライガン」「ガールズバンドクライ」のように少しカートゥーン風味な大げさな身振りや表情の動きもあってあまり長い映像ではないが何度も見たくなる。

とにかくド派手な戦闘

これが無料のゲームってマジか

戦闘は1ボタンを連打しているだけでもキャラがよく動く。後は適当に右下の光っているボタンを押せば特殊攻撃(強属性攻撃等)に簡単につながる。

戦闘は3D+2Dのエフェクトが高速で飛び散りとにかく派手。レスポンスもよくコンボやキャンセルをしている感覚がわかりやすい

必殺技発動時のムービーが
まぶしっ

戦闘の基本について

敵が攻撃をする前の瞬間に光る
ジャストで他のキャラに交代すると敵の攻撃を受け流し、カウンターが発動する

敵を攻め続けて、その中に挟まれる相手の攻撃に合わせてジャスト回避または他キャラへ交代すると相手に隙が生まれる。パリィもあり相手の行動や間合いをよく見てリズミカルに動くのが戦闘の基本になる。


目玉の連携攻撃について

「SWITCH」のデカ文字が背景に。他のキャラに入れ替わる連携攻撃の時には連携先のキャラを選択するため時間が遅くなる
画像ではわかりにくいが、連携すると画面が一度引いて同じ画面に交代前・交代後のキャラ2人が表示される。
「グループで」攻めを継続しているイメージが視覚的にも楽しい

原神のように基本的に1キャラを選択して行動するのは変わらないが、交代しながら連携攻撃を出して相手への攻めを継続することが大ダメージになるシステムとなっており集団で敵に挑んでいることを印象付けているのが好印象。

もちろん編成で属性相性・キャラ間の相性(同じ組織のキャラでシナジーあり)・相手のガードを崩す役・バフ/デバフ/状態異常役を考えるのも大ダメージを出すコツになる。

戦闘はどれも直感操作でそれっぽく動くことができ、キャラごとの得意なアクションや大ダメージを出すための効果的な動き方については丁寧な訓練コンテンツがあるため後から理解を深めることもできる。
例えばタメ攻撃の仕様とかはステータス文を読んでも分からないのでVR訓練を触るのが吉


全敵排除完了の瞬間。「WIPEOUT」のデカ文字を背景に全てが静止して3カメ。きもちー


とにかく触ることで気持ちよさを感じてほしいという制作陣の熱意が伝わる戦闘だ

一つのミッションの中で、すごろくや迷路のような探索フェーズ(画像)→戦闘フェーズ→探索フェーズを切り替えながらゴール(画像では右上の旗のところ)まで進む

探索フェーズ(上記)では一見ゴチャついていてわかりにくいが、主人公がハッキング的な行動をしているのが視覚的にわかる。また、敵勢力の行動や妨害が起きているなどのイベントも一歩引いた視点から見られる
 

現代ストリートなビジュアル・都市での生活

主人公の部屋。カラフルで適度なごちゃつき感がいい雰囲気


メインストーリーの中での時間経過を示す、寝る前のニュース確認。大まかなストーリーや設定の補完にもなっており主人公の習慣とリンクする


写真撮影機能。撮った写真は実際に画像ファイルとして端末に保存される。
「ラーメン屋の隣にいる猫を撮ってくる」というデイリーミッションもある

「ニューススタンドでスクラッチを削る」「コーヒー屋でコーヒーを飲む」「写真を撮る」「ゲーム内資金を稼ぐ(本業のビデオ屋で売上を稼ぐことが可能)」など、都市での生活がそのまま文字通りの日課・デイリーミッションにもなっていて、主人公としてのロールプレイができるようになっている。

また、デイリーミッションはいくつかある中から自分で選ぶことができ、「今日はこれをやるけど、他のことは後回しにしよう」みたいな実生活をしている気分になる。

見ての通りストリート風かつポップな画面が楽しい。

没入型UI

都市ファンタジー風のポップな雰囲気のUI。
主人公が自分の端末で確認している、というようなフレーバーが楽しい。
キャラ強化画面ではキャラがくるくるポーズを取るので、眺めるだけで満たされる。
 
ファストトラベルの選択画面では「施設の看板デザイン」を選択するような見た目。これも主人公の実生活にフィットしている感がある

編成画面。キャラごとのイメージカラーが個別の背景カラーになっているのに着目
メイン端末であるH,D,D,からミッションを選択する


ストーリー

ホロウと呼ばれる侵食性の異空間に蝕まれた世界。出入り口すら激しく変化するホロウの中では異形の化け物(エーテリアス)が跋扈しており、そこに踏み入った生物は徐々に侵食されエーテリアスとなってしまう。

反面ホロウ内部にはエーテルというエネルギー資源があり、危険を冒して採掘する人やお宝や特殊な仕事のために敢えてホロウに挑むアウトロー(ホロウレイダー)もいる。
そのホロウレイダー達を外部から導く存在がプロキシであり、主人公兄妹(プレイヤーは兄か妹かどちらかを選択する)だ。
プロキシもアウトローであるがれっきとした稼業であり、街の治安部隊から隠れながらホロウレイダー達の依頼を受け、協力して仕事や問題解決に動く、というのが大まかなストーリー。

メッセンジャーアプリでのやり取りでもストでーリーは進む。
キャラごとに設定しているアイコンが個性的なのが面白い
会話画面。最大3人が並んで入れ替わりながら会話する。
セリフごとに表情がくるくる変わるのでキャラに愛着が湧く
主人公による作戦立案。
端末で図を表示しながら、というのにプロキシらしさがある

サイバーパンクかつファンタジーな設定とストーリー。
デジタルな設定や用語に慣れていれば分かりやすいほうだろう。
メッセンジャーアプリや映像記録を通しての会話など、ほぼ主人公の主観でで語られるため没入感が半端ない。

反面、重要な語やキーワードは会話文の中のオレンジフォントで表示されるもののオリジナルな用語が多く説明もいまいちわかりにくかったり話が逸れる雑談がちょっと多すぎたり、みたいな感はあった。
ミホヨっぽい会話はかなり意識して極力カタさを減らしているのが伺えるが、それでもちょっと残ってるなという感


ブラウン管が並ぶ主人公たちの"仕事"部屋。オタク君ってこういうの好きだよね
ちょっとしたきっかけから世界を揺るがすデカいことに巻き込まれるみたいな展開は大好物。
今後のストーリーは壮大になりそうだがどうなるんだろう


ソシャゲ要素

ソシャゲというか基本無料ゲームでよくあるいつもの要素について

デイリークエストにあたるバッテリー(スタミナ)を消費する素材回収戦闘

デイリークエストはこの手のゲームにしてはなるべく手間を廃している方だとは思う
時間回復のバッテリー(スタミナ)を消費して敵との戦闘に挑み勝利するとゲーム内資金・キャラ成長素材・レベル上限突破アイテム・音動機(装備品/概念礼装/聖遺物にあたるアイテム)成長素材がもらえる。
戦う敵を自分で設定することができるのが特徴的。たとえば効率的に狩れる得意な敵を相手に構成することも可能

ただやはりいちいち戦闘するのは面倒ではある。戦闘は楽しいけどリアル時間も限られているので…

ガチャ画面。恒常コインは割とたくさん配られているが、恒常ガチャにしか使えない

ガチャに関して。
原神と同様にキャラ+音動機(装備)の混ざったガチャ。
S級(最高レア)キャラは排出率0.6%、A級キャラは排出率7.05%、それ以外は全て音動機。
ただし10連で確定1個はA級以上となりその50%の確率でキャラが出る。
90連でS級キャラが1人ランダムで確定排出となり限定キャラはその次の90連まで回せば確定する。

わかりにくいな。
原神はほぼこのシステムのため慣れた人なら分かりやすいかな

恒常ガチャも確率や限定キャラを除く天井についてはほぼ同様だが、累計で300回回せば確定でS級キャラを1人指名できる

A級キャラを狙うなら(将来闇鍋になるだろうと思うのでスナイプは難しいが)まだ現実的だが、キャラの排出率は低いので早い話がS級キャラが欲しければ天運に任せず天井まできっちり回せということだ

恒常コインはミッションや配布で割と稼げるが、限定ガチャ専用のコインはかなり配布がしぶそうである。欲しければ素直に課金すべき。
課金効率(コスパ)についてはそのへんのwikiを見て調べてほしい。私も知りたい

まだ触ったばかりだが、原神よろしく凸(同キャラ重ね)であからさまにキャラ性能が変わるように感じられる。好みのキャラが限定にピックアップされるその時まで限定ガチャを回すのは我慢したほうがいいかもしれない

キャラごとの性能格差についてはまだよく分からない。
シナジーを意識した編成が必要なので、序盤はとにかく複数種類のキャラを集めて探りながら遊ぶほうが楽しいとは思う。最初のうちは育成素材は安い。
ただ、このメーカー運営のことなら後々限定キャラでとんでも性能キャラを実装するだろうことは想像に難くない
正直なところ、まだキャラの種類が少ないので好みのキャラをなんとなく探りながらゆっくりストーリーを進めるのが今のところの遊び方だろう

音動機がもらえるバトルパス的なもの

原神の紀行にあたる成長プラン。音動機や素材等がもらえる。
レアな音動機はキャラに装備させると攻撃エフェクトが変わる。色々つけ外しして遊びたくなっちゃう。
で、レアな音動機も入手手段が限られる(ほぼガチャ)ので、成長プランから確定でもらえるのは嬉しいかも

不満点

まとめに入る前に

・ストーリーにややオリジナル用語が多く、似た作品を摂取していないととっつきにくい。ごく僅かではあるがミホヨっぽいふわふわした説明やカタい文もある。あと半歩だけがんばってほしい
・編成でのシナジー効果発動条件が「同属性または同組織のキャラで組ませる」というのはどうか。たとえばガチャから引いたバラバラな陣営のキャラを組ませるというのをやりにくくするのはちょっと面白くない
・自由に動ける街がやや狭い
・戦闘フィールドの種類がやや少ない。戦闘エリアが平面的でやや狭い。例えば遮蔽物やマップギミックなどがもっと増えてほしい
・コントローラー操作の場合、街での行動のコマンドが複雑で慣れるのが大変。例えばキャラステータスを開くときにLトリガーを押したままXボタンを押すなど
・カメラの操作が少しやりにくい。背後の敵の動きを捉えづらいなど
・キャラ凸要素。限定キャラを引くのは気合が要る
・キャラの種類が少ない
・装備品のガチャ要素
・フィールドを冒険したり探索したりする要素は大部分がオミットされている。戦闘と効率がとにかく重視されている。本質は日課と盆栽
・MiHoYoあるあるなんだけど、公式Xのフレーバー重視しすぎなポストや宣伝がうるさい。公式の最新情報が欲しいだけなのにフォローしているとポストを読むのが精神的に重い
最近のゲームってXやYoutubeだけじゃなくてインスタやtiktokやdiscordやtwitchもフォローさせようとするから疲れるよな。
公式情報を見るならHoYoLabもアリか


まとめ

・フルプライスゲームと遜色ない美麗なビジュアル。今どきのRPGを楽しむならこれ
・UI、 戦闘描写、ストーリーの全てのデザインが統一されておりストリートな世界への没入体験を得られる。音楽ももちろんマッチしている
・ド派手なエフェクトとともに高速でリズミカルに展開される戦闘は最高に爽快
・個性的なキャラクター。キャラエピソードやパーソナリティは公式Youtubeなどで多角的に紹介される
・コミカルかつちょっとダークな世界観。終わってる世界で馬鹿やってるみたいなのが好きな人には刺さる(私は大好物)
・原神や崩壊と世界観が共有されていないためHoYoverse初心者にこそおすすめできる


ビジュアルと音楽の良いゲームが好きなので、
ひさびさに琴線に触れるゲームが出てきちゃったなーという感じ。
しばらくはハマっちゃうと思う
公式がファンアートを募集しているのでアンビーちゃん描こうと思います

それでは。

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