サッカー日本代表 選出メンバー考察 選出選手個別考察編

2022年11月1日、ついにサッカーワールドカップ、日本代表のメンバーが発表されました。

今回はこのメンバーに対して、自分なりに考察していきたいと思います。選出されたメンバーは以下の通りです。

代表メンバー 26名(GK3名、FP23名)

GK
権田修一 
シュミット・ダニエル
川島永嗣
FP
長友佑都
吉田麻也
酒井宏樹
谷口彰悟
柴崎岳
遠藤航
伊東純也
山根視来
浅野拓磨
南野拓実
守田英正
鎌田大地
板倉滉
中山雄太
相馬勇記
三笘薫
前田大然
堂安律
上田綺世
田中碧
冨安健洋
伊藤洋樹
久保建英

メンバー個別考察

権田修一 

Jリーグでのスタッツを理由に不満を言っている人もTwitterで見かけましたが、私としては妥当な選出だと思っています。
やはりVSブラジル戦での活躍が大きいでしょう。格上も格上の選手相手に1失点で抑えられたのは彼の活躍によるところが大きいです。
ただ、シュミット選手とどちらを選ぶかで、絶対に権田と言える程序列は高くないでしょう。キーパーは最後までスタメン争い、下手すれば本番で両方使われることになるかもしれません。

シュミット・ダニエル

現在ベルギーリーグ、シントトロイデンでレギュラーを務める数少ないGKの海外組。身長197cmの長身からくる安定したハイボール処理能力と、中学まではボランチだった事に起因する足元の上手さが魅力の選手です。
個人的にはこっちをスタメンで使って欲しいですね。今の日本代表のキーパーは正直横一線というか、昔でいう川口選手みたいな絶対的なシュートストッパーって居ないと思うんですよ。川島選手は近い性質ですが流石に歳で衰えていますし、今期はベンチで試合勘もないですからね。
ただ、一方で今回選ばれなかった東口選手なども含めて今の代表クラスのキーパーってみんな標準以上のシュートストップあると思うんですよ。だったら高さと足下の分、シュミット選手の方がいいのでは?というのが私の意見です。
もちろん現場で見て「権田の方が明らかに調子がいい」と判断するなら権田選手を使うべきだと思いますけどね。

川島永嗣

2010年ワールドカップから、まさかの四大会連続選出。歳かつ控えとはいえフランスリーグ所属の選手ですので、日本代表の選手層的に選ばれてもおかしくない選手なのは間違い無いです。
ただ、やはり第3キーパーとして精神的支柱な役割になるでしょう。10年の川口選手のようなイメージですね。
ただ、国内にはガンバ大阪の東口選手や、若手で勢いのある大迫選手など優秀なキーパーは意外と多いのも事実です。これらスタメンで試合に出続けている現役バリバリの選手を差し置いて選出する枠があるのか!と文句が出るのも分かります。
個人的にはキーパー3人は納得ですね。ただ、Jサポから不満の声が出そうだな〜とは思いました。

長友佑都

元インテル、現FC東京のサイドバック。おそらく今回選出されたメンバーの中では、一番知名度・実績の高い選手なのではないでしょうか。
流石に年齢による衰えは顕著で、選出にはやや疑問の声も出ています。しかしブラジル代表戦ではかなりのパフォーマンスだったことも事実で、格上相手の一発勝負ならまだ使える選手ではあると思います。
良くも悪くも人に気に入られるのが上手い選手なので、潤滑油的な役割が出来るのも魅力です。

吉田麻也

彼も知名度の高い選手ですね。選出には異論が出にくいでしょうが、スタメンとして使うかどうかは賛否が分かれる。そんな選手だと思います。
現在彼はブンデスリーガ1部・シャルケに所属しているのですが、そのシャルケは現在最下位です。更に試合結果一覧の中には5失点や6失点などおよそサッカーとは思えないスコアが並んでおり、こんな状況で代表スタメンを任せてもいいのかという疑問が出るのはごもっともな話だと思います。
個人的に彼の経験値は評価して然るべきだと思っているのですが、後述する谷口選手や伊藤選手が思った以上に優秀ということもあり、スタメンで使うべきかは議論の余地があると思っています。

酒井宏樹

速い上手い強いを兼ね備えた万能SB。前回のロシア大会ではベスト16に間違いなく貢献した選手です。
歳もあり全盛期に比べると明らかに物足りないのですが、それでも日本の右サイドバックの中では(CBとして使いたい冨安を除き)ナンバーワンだと思います。
攻撃面では山根選手はいい線行っていると思うのですが、今回の相手はドイツスペイン。格上相手に押し込まれる展開が予想されます。酒井選手のスタメンは、怪我がない限り揺るがないでしょう。

谷口彰悟

川崎フロンターレを追いかけて見ているから、かなり期待してしまう選手です。
国内組ながら対人の強さと足元を兼ね備えており、アジア最終予選ではホームサウジアラビア戦、2-0での勝利に貢献するなど、かなり日本代表にもフィットしていました。
また今の代表は元フロンターレメンバーが結構多いので連携面でも期待が持てます。個人的には板倉選手・冨安選手ともかく、不調の吉田選手よりは脂の乗った谷口選手の方が良いのではと思っています。

柴崎岳

ネットで炎上している枠その1。ただ選手に罪は無いですし、スペイン2部ではレギュラーで出続けていて現時点でも悪い選手ではないです。
ただ、同じロシアワールドカップ組の中でもドイツ一部所属でボランチの出来る原口選手や、ずっと森保ジャパンを支えてきた大迫選手なんかが落選している中で、彼だけを呼ぶ理由が不明瞭なのは確かだと思います。ミドル一発もあってパスセンスもあるんですけど、正直守備面が怖い。
特に今回はGLの相手が厳しいので、ボランチには守備的な選手を置きたいんですよ。そういった意味ではこの枠は原口選手か、元ヴィッセル神戸の橋本拳人選手辺りの方が良かったと思いますね。

遠藤航

ここは説明不要でしょう。「デュエル」という言葉のイメージをカードゲームから、サッカーにおける対人勝負に言葉のイメージを変えた男です(個人の感想です)。
対人の強さばかり言われますが、日本代表の中だと技術もあり攻撃面でも頼りになります。
オリンピックの敗因は彼を酷使し疲れ切らせたことでしょう。ワールドカップはGL突破だけに絞れば短期決戦なので、ベスト16ぐらいまでは彼の力だけで持っていけるかもしれません。相手がスペインやドイツじゃなければですが…
それでも個の力でドイツスペインと渡り合える貴重な選手だと思います。

伊東純也

ズバリ! 現日本代表のエースは彼でしょう! 圧倒的スピードからの、並以上に見えるテクニック!
速い状態で技術を発揮するのは見た目以上に難しく、日本の俊足系と言われる選手達はことごとく「下手」と言われてきました(実際には一概に下手な訳ではなく、プロでもボールコントロールが難しい速さで動いているという見方も出来ます)が、彼はそれなりに上手い状態を保ったまま高スピードを出すことが出来、シュート決定率もパス精度も上上です。
見た目以上に技術のある選手だと思います。更に黒人だらけのフランス一部でヘディングシュートを決めるなど、身体能力も半端じゃ無い。
唯一の懸念点は現在所属しているスタッドランスが非常に荒々しいチームで、伊東選手のプレイにも如実に影響が出ていることでしょう。
現在日本代表はワールドカップにおける、連続レッドカード無し記録を持ち更新し続けているのですが、スタッドランスの少林サッカーに慣れてしまった彼がそれを崩さないか不安です。

山根視来

川崎フロンターレの右サイドバックの選手で、Jリーグでもトップクラスのサイドバックです。
川崎の選手なので連携もバッチリですが、守備面ではやや不安があります。個人的に、コスタリカ戦で引いてきた相手を崩す時に活きるのではないかと思っています。防戦一方になることが予想されるドイツスペイン戦では、身体の強い酒井選手の方が強いでしょう。

浅野拓磨

ネット炎上枠その2。ただ、森保監督と同じ元広島だから穿った見方をする方が多いだけという印象です。
浅野選手自身は足が速く、弱点の決定力もセルビアリーグに行ってから解消されたのでかなり高水準でまとまったスピード型FWだと思います。ドイツやスペインは高いラインをしいてくることが予想出来るので、浅野選手の裏抜け一発は普通に頼りになるでしょう。
また、前からのプレス要因で前田選手と交代で使えるのも強みです。高いスタミナとスピードを活かしてひたすらプレスをかける戦術は、ロンドン五輪の永井選手で有用性が証明されていますからね。

南野拓実

ネット炎上枠その3。おそらく今回の選出メンバーの中で、一番議論されている選手ではないでしょうか。
理由は現在モナコで絶不調だからです。シンプルにパフォーマンスが落ちている中、本当に呼ぶのかという議論が噴出するのは仕方がないことだと思います。
ただ、私個人としては南野選手は呼ぶべきだったと思います。理由は今は不調でも間違いなく森保ジャパンに貢献してきた選手なので、ワールドカップ直前にメンバー外にするとベンチの空気も悪くなると思うからです。
この辺は「外れるのはカズ」の後に城選手にかかった大きなプレッシャーと、中村俊輔選手が控えてくれていたことで安心して躍動出来た本田圭佑選手ら10年南アフリカワールドカップの若手達という対比が証明していると思います。
同じ理屈で、私は大迫選手も外すべきではなかったと思っています。

守田英正

鎌田選手と並び、今一番脂の乗っている選手です。現在ポルトガル一部のスポルティングに所属しており、チャンピオンズリーグにも出場しています。
唯一の懸念点が怪我の状態ですが、ワールドカップまでには間に合わせてくるでしょう。
守備面でも安心感があり、技術は安心の川崎産らしく非常に高い。攻守共にレベルが高い選手ですね。
遠藤・守田の2ボランチは、ドイツスペインに負けないぐらい強い日本のストロングポイントだと思います。それだけに離脱が怖いですね。

鎌田大地

現役の日本代表の選手の中で、最も今欧州で評価されている男が鎌田選手です。
ドイツメディアの平均採点が全選手の中で一位で(出典:
https://news.yahoo.co.jp/articles/83a7bdcee4e81230ec4ea7c52e17ea9a19a1ea71)
現在CLにも出場しており、守田選手の所属しているスポルティングに勝つことが出来れば決勝進出というところまで来ています。
また、昨年度はELタイトルも取っており、クラブでの活躍は申し分ないですね。
個人的にはテクニシャンタイプなのに身長が184と大きく、当たり負けしない所が魅力だと思っています。
代表では割と苦戦してきた選手ですが、ここまで調子が良くてスタメンから外れることはないでしょう。直近の代表戦では縦横無尽の大活躍でした。
また、トップ下ではライバルとなる南野選手が絶不調なのも、彼のスタメン争いにとっては追い風です。

板倉滉

ドイツ一部、ボルシアMGに所属するCB。身長186cmの長身と、レベルが高い所でも安定感のある守備が出来るのが魅力です。
代表では最初冨安の控えでしたが、オリンピックで躍動。その後も出れば安定したパフォーマンスを発揮しています。
ドイツ一部でもかなり優秀なCBなので、ドイツスペイン相手にも十分活躍できるでしょう。相方の冨安共々怪我が心配ですが、ワールドカップまでには間に合いそうでよかったです。

中山雄太

イングランド2部バダースフィールドに所属する左サイドバック。CBやボランチも出来るポリバレント性が魅力です。
現状の日本の左サイドバック事情を考えると、呼ぶべき選手なのかなとは思います。長友選手とどっちがスタメンで出るかは微妙なところですね。
個人的には三笘選手との相性が良いので、彼とセットで出すと良いのかなと思います。

相馬勇記

jリーグ、名古屋グランパス所属の選手です。
個人的には一番驚きました。確かにE-1選手権でいい動きはしていたものの、今期のJリーグでは1ゴールとあまり好調とはいえません。
ただ、サッカーはチームとの相性が大事なスポーツなので、E-1の結果を重視して森保監督は選んだのでしょう。
まだ若く、今回活躍すれば次のワールドカップでも活躍が見込めるというのも良い点ですね。

三笘薫

イングランド一部・プレミアリーグのブライトン所属。左サイドの選手で、現日本代表最強クラスのドリブルテクと高い決定力が特徴です。
彼の特筆すべき長所に、途中交代で出てきて点を決めるスーパーサブとしての適性が半端ないという事があるでしょう。ベルギー時代には途中出場からのハットトリックとかやってました。最早訳が分かりません。
問題は現在の日本代表は左サイドが手薄く、三笘選手は守備も良いのでスタメンから使いたい事ですね。三笘選手は二人欲しい。
個人的にはGL3試合中2試合はスタメンで使うべきですが1試合はターンオーバー含め久保建英選手に左サイドを任せるべきだと思っています。彼のベストポジションは右なのですがクラブで左サイドをやれていますからね。

前田大然

超スピードと超絶スタミナを誇るセルティック所属のフォワード。
本人曰く「ジョギングのつもりで走ってたらスプリントが記録されていた」という程の俊足の持ち主で、とにかく前からのプレスが強力な選手です。
個人的に、今回のセンターフォワードは前田選手スタメンで行くべきだと思っています。あのプレスは脅威としか言いようがない上、対ドイツ・スペインという超格上相手にはほぼボールは持てません。
ロンドン五輪の、「戦術永井」ならぬ、「戦術前田」が、今回のワールドカップのキーになるかもしれません。セルティックの現地での評価は今回選ばれなかった古橋選手・旗手選手に劣るようですが、日本代表かつ今回の組み合わせならその二人以上に活躍してくれると思います。

堂安律

ドイツ一部・フライブルク所属の堂安選手は、決定力とミドル、フィジカルによるキープ力と強度の高い守備が魅力の選手です。
彼の不思議なところは、身長が172センチと日本人男性の平均程度しかないのに、屈強な海外の選手相手に鬼のようなフィジカルでのキープ・守備を魅せてくれるところなんですよね。
本田圭佑選手をリスペクトしているそうなんですけど、この身長でパワフルなプレースタイルで、しかも海外でやれているのは本人の努力と肉体的才能が凄まじいと思います。
本職右サイドなので、伊東選手・久保建英選手との争いになるのが辛いところ。とはいえ「格上相手でもタメを作れる」という性質はやっぱりすごいので、監督の器用手腕が試される選手と言えるでしょう。くれぐれもベンチで腐らせるような事にはしないで頂きたいですね。

上田綺世

ベルギーリーグ・セルクル・ブルージュ所属のフォワード。鹿島時代はシーズン半分で移籍したにも関わらず、jリーグ10得点で得点ランキング上位に鎮座しているストライカーでした。
ベルギーでも15試合5ゴールと、それなりの数字を残しています。
いわゆる「戦術大迫」で大迫選手のになっていたトップでのタメな役割を担っています。
個人的には今回の超格上相手だと前田選手と浅野選手でひたすら前プレスをかける戦術が良いのかなと思っているのですが、上田選手が今ノッてる選手なのは間違いありません。
正直センターフォワード争いは最後まで熾烈でしょう。上田選手が日本代表を救う展開も、全然あると思っています。

田中碧

元川崎フロンターレ、現ドイツ2部デュッセルドルフ所属のミッドフィールダー。高い技術が売りのボランチです。
川崎の選手が多いということもあり、クラブでの不調に反して代表だといい動きをします。ボランチは遠藤選手・守田選手が鉄板では有るのですが、控えとしては十二分にスーパーな選手ですし、4-3-3で守田選手・遠藤選手と組んでのスリーボランチのオプションも強力です。
懸念点は柴崎選手と組んでダブルボランチになると守備がボロボロになることです。これは鎌田選手をボランチに据えるオプションでも同様だと思われます。
遠藤選手・守田選手と組ませるといい仕事をするが、遠藤選手・守田選手の控えとしては守備が物足りない。そんな選手です。

冨安健洋

イングランドプレミアリーグ・ビッグ6の一角アーセナルに所属する超人ディフェンダー。ポジションはクラブでは両サイドバックですが代表ではCB、メンバーによってはボランチもこなせる万能選手です。
間違いなく現代表最強の選手なのですが怪我がちで、オリンピックや最終予選ではベンチになることも多かったです。森保監督はどうも選手を酷使する傾向があるので(戦術的にも、出場時間的にも)とにかく怪我をしないかどうかがキーになると思います。
万全ならスペインやドイツの屈強な選手達にも負けないでしょう。冨安が四年前に完成してればベルギーにも勝てたのではないかというレベルの、本物の強豪選手です。

伊藤洋樹

ドイツ一部・シュツットガルト所属のディフェンダー。クラブでは3バックの左を、代表ではCB兼左サイドバックをつとめています。
高身長なのでハイボールの競り合いに強いのがいいですね。また親善試合では非常にパフォーマンスが良く、若いながらドイツの1部で戦える選手ということで期待が高まります。
ただ、最近クラブの監督が変わり、出場機会を減らしているのが気になります。特に若手は出場機会の大小がコンディションに大きく出るので心配です。
左サイドバックは、直前までコンディションを見て決めるのが良さそうですね。

久保建英

今大会メンバー最年少。スペイン1部・レアルソシエダで覚醒した若きエースです。
オリンピック代表などアンダー世代では獅子奮迅の活躍を見せながらも、代表では長年フィットせず、割と余裕のあった最年少ゴールも逃すなどイマイチ噛み合ってない印象だったのですが、代表でのパフォーマンスも上がっており、今大会では爆発しそうな選手の一人です。
本職は右サイドですがここには伊東選手と堂安選手が、真ん中には鎌田選手がいるので左サイドで使うのがいいと思います。ライバルの三笘選手もスーパーな選手ですが、出ずっぱりで彼だけに任せるには行かないでしょう。
また、南野選手の調子がボロボロなので真ん中で使う選択肢もアリだと思います。また五輪代表でとても強かった堂安選手・久保選手・三笘選手のユニットも見たい。
また、低迷する代表人気を下支えするという意味でも、オリンピックのお陰で他の選手よりは知名度のある久保選手の活躍には期待が高まります。いかんせん今の代表はプレイは良くてもキャラと戦術が地味すぎて一般受けしない。カズさんや、本田圭佑選手レベルは求めすぎかもしれませんが、せめて中田英寿選手や、中村俊輔選手レベルの知名度は欲しいですね。
久保選手の場合若いので、今後も代表に居続けてくれるだろうという期待値も高いです。そういった意味でも、今大会の久保選手は日本サッカー界の未来がかかっていると言っても過言では無いと思います。

総評

選ばれた選手は皆力を持った選手で、批判されがちな選手も何かしら一芸に秀でている。そんな印象です。
反面選ばなかったメンバーに関しては、結構ツッコミどころが有ると思っています。長くなるので、それは次の記事に回したいと思います。











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