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「本当にやりたいことならもうやっているハズ」が嘘な場合はあるよね

こんにちはー。

なんだか自己啓発本やそれ系統のメディアを見ていると、時々「本当にやりたいことがあるならもうやっているハズ」と言われることがよくありますね。

あるし、「そうかも……」って思うんだけれど、なにかモヤモヤする。ずっとそんな状態でした。

私はずっと、ずーーーっとお金に悩んできた経緯があります。それこそ小学校から大学、社会人となった今までずっとです。

「お金がないし、今は出来ないよなぁ」

あらゆることにそう思い込んで、お金を先に作ろう、お金がかからない別の何かで誤魔化そう。そう考えて生きてきたんです。
漫画は好きだけど、シリーズを揃えるとお小遣いが減るから、「漫画を読むのは辞めよう」と小学生で決意してしまった。と言えば、思い込みが強かったことが分かるでしょうか。

そう思ってずっと動いていると、だんだんと自分の「やりたいこと」へのアンテナが狂ってきます。
気づけば、「本当にやりたいことがあるならもうやっているハズ」という言葉を聞くと、ああ、じゃあ私のやりたいことって「ない」んだな……と感じるようになっていました。そんなはずはないのに。

最近……ここ1年弱くらいで病気や仕事など、考えさせられる出来事がいくつかありました。
それがキッカケで、「もういいや、お金も時間も使ってしまおう」と思って行動を変えてみました。
お金に対して執着はしてましたから多少の余裕はありましたが、それでも思い切って生活や貯蓄を切り詰めることにしました。

その結果、風化してボロボロになってしまった「やりたいこと」のアンテナに、少しだけですが、ようやく通電した気がします。 
生活を切り詰めてでもやりたかったこと、にやっと目が向いたのだと思います。

「本当にやりたいことがあるならもうやっているハズ」という言葉は、時間やお金に余裕のない人には呪いになり得る。
「もうやっていること」から「本当にやりたいこと」を探したときに、全く何も残らなかった人は、ヤケクソになって何か大事なものを手放し、それで出来た余裕で何かを初めてみてください。最悪手放すのが貯金でもいい。私はそうした(それだけじゃないけど)。
ヤケになって大事な物を手放して、それと交換で手に入れたいと思った「こと」は、きっととても「やりたいこと」のハズ。それが「本当に」やりたいことなのかは分からない。でも、それで良いじゃないですか。私のやりたいことって無いんだな。って思ってしまうよりも、ずっと。




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